資料2 前回(第1回)研究費部会における主な意見の概要

○ 学術研究は我が国の幅広い文化を支える上で重要であるともに、広く社会への貢献が重要。

○ 学術研究を支援する科研費は、研究費のばらまきではなく、新しい萌芽を生み出すための集中投資である。

○ 大学は疲弊した状況になっており、学術の幅広い裾野を確保していくためにも、大学の基盤的経費の確保が必要。

○ 科研費が我が国の論文産出に貢献しているとのデータは重要である一方で、学術研究の成果を論文数のみによって示すことは適切ではなく、何をもって成果とできるのか、議論が必要。

○ 科学論文の量、質、費用対効果が芳しくないという意見に対して、どのように科研費の重要性を示していくか。多様な学術研究の発展のための科研費の果たすべき役割は大きい。

○ 基盤的経費の削減や有期雇用などの厳しい状況下において、若手研究者がモチベーションを持って研究できるようにするためのサポートが重要。

○ 例えば研究費の規模が小規模でも長期間継続的な研究が重要である分野など、研究分野の特性に応じた支援の在り方を検討できないか。

○ 国際共著論文は引用されやすいということとの関連で、科研費は英語で申請ができる数少ない競争的資金であり、更なる改善ができないか。

○ 人文・社会科学分野を含め、研究成果を国際的に発信していくための取組の推進が必要。

○ 日本学術振興会の学術システム研究センターを通じて現場の声を汲み上げ、議論に活かしていくことが重要。

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