参考資料1 学術の基本問題に関する特別委員会(第6期第3回)における主な意見
- 全体的に端的にわかりやすく整理すべき。
- 学術研究は基礎研究だけではない。学術研究とは何か共通認識を持つことが必要。
- 学術研究は大学だけではなく、大学共同利用機関などでも行われていることを明記すべき。
- 研究者の自発的発想と研究の多様性の尊重は学術研究の原則であるが、国民の税金で支えられているのが現実であり、社会の信頼、理解、支援を得ることが必要。我が国の学術研究の発展のためには社会の信頼を得るための戦略を練っていくことが非常に重要。
- NSFでは、政策側と研究者がワークショップを作って打合せを重ねており、研究者の自由な発想に任せているだけではない。分野融合のネットワークを作っていくには、日本でもそういった観点が必要ではないか。
- 当面の具体的な検討課題として、東日本大震災や人文・社会科学と自然科学との連携、分野横断的取組などに絞り込んで整理すると、分かりやすいのではないか。
- 科学技術・学術審議会で検討の視点として示された人材育成について、具体的検討課題の中に反映し、具体的に取り扱うべき。
- 中長期的にみて学術研究の重点をどこにおくのかについて判断を下せるような仕組みや方式を保持することも必要ではないか。
- 分野を融合した新しい分野を開拓するためには、異なる分野間の研究者の不断の接触が必要。
- 今ある分野や領域を前提にした分野横断では新しいものは生まれない。、学問が1箇所に集まることによって新しい分野や領域を形成し、それが学術を先導していく、という方向性が必要。単なるネットワークではなく、強制的に融合することも必要ではないか。
- 学術研究のネットワークについては、自発的な離合集散をするダイナミズムが組み込まれていた面もある。ネットワークの強化も重要だが、それが領域の固定化につながるおそれもあるので、2つの側面のバランスが必要。