資料2　人文学・社会科学の振興に関する審議事項例

1．人文学・社会科学の意義・役割を踏まえた振興・発展の在り方

（1）　欧米の研究紹介ではない、日本の歴史や社会と直接向き合う研究の推進等、人文学・社会科学の学問的発展
（2）　政策や社会からの要請を踏まえた人文学・社会科学の機能の強化　　
　（※）　既存の社会システムの批判機能、社会事象の分析機能、社会システムの設計機能、社会への提言機能等　　
（3）　人文学・社会科学の国際化の推進

2．人文学・社会科学の振興のための具体的方策

（1）　学術的な役割・機能の充実

（例）

• 研究の細分化を克服するための共同研究の推進
• 独創的な研究成果を創出できる人文学者・社会科学者の養成
• 研究体制、研究基盤の整備・充実

（2）　社会的な役割・機能の充実（政策や社会からの要請への対応）

（例）

• 社会的要請や他の学問分野からの要請の把握
• 異分野との融合の促進
• 課題解決のための研究推進　　
• 研究者と実務者との協働体制の構築
• 社会貢献の推進等の観点からの、研究評価や成果発信の改善

（3）　国際的な役割・機能の充実（国際的な活動の促進）

（例）

• 国際的に我が国に求められているニーズの把握
• 国際的なニーズも踏まえた発信力の強化
• 国際交流活動の拡大（幅広い学問分野において取組可能な事例の普及）
• 研究協力や国際貢献への人文学・社会科学の成果の活用（地域研究の充実・活用等）