資料2ー1 研究者ネットワークの拠点形成に関する研究費部会の意見

研究者ネットワークの拠点形成に関する研究費部会の意見

  •  研究者の自主的な課題設定に基づく新たな研究者ネットワークの形成は大変重要。 
  • 人文・社会科学者と自然科学者の連携の推進は、今後の学問の発展にとって非常に重要であり、研究者ネットワークの形成及びそれを可能とする異分野間での情報アクセスのための支援が望ましい。また、研究者ネットワークのコアに、周辺の研究者コミュニティへの情報発信機能を持たせてほしい。
  • 知の集積のためのコアグループの形成とあるが、体制作り、一本化が過度になると新たな学問分野を作るボトムアップの動きを阻害しかねないため、新たな学術研究分野の創成とうまく折り合いをつけながら、新しいものをサポートする体制もきちんと検討してほしい。
  • 特定領域研究によりできたコアが、継続的な支援が得られずに分散したり、大規模な研究ができなくなることが問題となっている。芽が出てきたグループを生かして、バーチャルラボラトリーが作れないかという意見がある。全くのバーチャルでは運営が困難であるから、共同利用機関等に拠点を作って、バーチャルな研究グループをサポートできればよいのではないか。
  • コアとなる研究グループは、あくまでも研究者が自主的に形成していくものであることを明確にしてほしい。
  • 現在、若手がある程度の規模の研究費を獲得しても、大型機器・先端機器などのコアファシリティーがないため、真の自立につながらない。各機関のコアファシリティーを充実させて初めて、若手が自由に研究を進めることができるようになる

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