資料4 ロードマップヒアリング対象の選考方法について

評価の進め方(案)

1  ロードマップ選定の対象計画
マスタープラン2017重点大型研究計画ヒアリング対象計画(65計画)のうち、ロードマップ掲載を希望する計画


2  評価の観点
  ロードマップ2014の7つの観点を踏襲する。
  (1)研究者コミュニティの合意
  (2)計画の実施主体
  (3)共同利用体制
  (4)計画の妥当性
  (5)緊急性
  (6)戦略性
  (7)社会や国民の理解


3  評価に用いる書類
  ・ロードマップ書面審査書
   (マスタープランの提案書類を基本とするが、ロードマップとしてより詳細に確認を行う内容を追加する。)
  ・マスタープラン2017重点大型研究計画ヒアリング時に使用した資料(参考)


  より詳細に確認を行う内容
     観点(2) 計画の実施主体
        ・責任を持って推進する中心となる組織
        ・複数の組織が関わる場合の責任分担・役割分担
        ・関係組織における計画に係る意思決定の状況

     観点(4) 計画の妥当性
        ・新たな施設の建設、既存施設の高度化、新たな研究基盤の整備についての詳細(研究開発期間、建設期間、運用期間、所要経費、仕様など)
        ・予算計画・人員計画
          国費による支援、自己負担、国際分担などの年次毎の計画
          計画実施に必要となる人員の確保の方策
        ・準備研究の状況を確認
          当該計画を遂行するための準備の状況(技術開発・体制整備など)
        ・計画期間終了後の方針の確認
          国からの支援が終了した後の考え方
        ・当初の計画とおりに進まない場合について
          計画通りの予算措置とならなかった場合の考え方、
          国からの支援が計画期間の途中で打ち切られた場合の考え方


4  評価の手順
   (1)全ての計画について書面審査を実施する。
        ※上記(3)の書類に基づき、7つの観点で評価を行う。

   (2)重点大型研究計画及び重点大型研究計画以外で一定以上の評価を得た計画についてヒアリングを実施する。
        ※ 書面審査では確認できなかった事項を中心にヒアリングを行う。


5  ヒアリング件数
   書面審査の結果によるが、30計画程度を目安としてはどうか。(1件30分)
   (ロードマップ2014作成時のヒアリング件数 27計画(3日間で実施))


評価の観点と具体的取組(案)

(1)研究者コミュニティの合意
   ・研究者コミュニティの合意形成の状況はどうか。

(2)計画の実施主体
   ・多数の機関が参画する場合、責任体制と役割分担は明確になっているか。
   ・実施主体の本計画の推進体制の役割と権限は明確になっているか。
(3)共同利用体制
   ・共同利用・共同研究の実施体制が確立されているか。
    幅広い大学の研究者が参画できるか。
(4)計画の妥当性
   ・計画の準備スケジュール・実施スケジュールが明確になっているか。
     実施可能なスケジュールとなっているか。
   ・建設費及び運用費は妥当か。十分検討されているか。
   ・予算計画、人員計画は妥当か。十分検討されているか。
   ・計画の準備状況(技術開発・体制整備)はどうか。
   ・建設終了後の運用計画が検討されているか。
(5)緊急性
   ・国際的競争・協力において、我が国がリードするためには、早期に実施することが重要か。
   ・早期に実施しないと、国際的に著しい不利を招くことになるか。
   ・実施の遅れにより、人材の深刻な流出が危惧されるか。
(6)戦略性
   ・当該分野での世界トップを確実にし、我が国の強みをさらに伸ばすこととなるか。
   ・他分野への波及効果等はどうか。
   ・国際貢献や国際的な頭脳循環につながるか。
   ・将来的な我が国の成長・発展につながるか。
   ・計画を実施しないことによる国の損失はどうか。
(7)社会や国民の理解
   ・社会や国民に必要性を説得力をもって説明できるか。
   ・巨額の国費の投入について、社会や国民に支持していただけるか。


お問合せ先

研究振興局学術機関課

機構調整・共同利用係

-- 登録:平成29年02月 --