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研究環境基盤部会 学術研究の大型プロジェクトに関する作業部会(第87回) 議事録

1.日時

令和元年12月10日(火曜日)13時30分~15時30分

2.場所

文部科学省3F2特別会議室

3.議題

  1. 次期ロードマップの策定について
  2. 令和元年度補正予算(案)及び令和2年度予算(案)の状況について
  3. その他

4.出席者

委員

小林主査、鈴木委員、竹山委員、田村委員、東嶋委員、中野委員、原田委員、樋口委員、山本委員、吉田委員

文部科学省

村田研究振興局長、西井学術機関課長、降籏学術機関課学術研究調整官、小林学術機関課課長補佐、吉居学術機関課課長補佐、二瓶学術機関課連携推進専門官

5.議事録

【小林主査】 それでは,時間になりましたので,ただいまから第87回科学技術・学術審議会学術分科会研究環境基盤部会学術研究の大型プロジェクトに関する作業部会を開催いたします。
まず事務局から委員の出欠及び配付資料の確認をお願いします。
【小林学術機関課課長補佐】 本日は,岡部委員,城石委員,八田委員,松岡委員が御欠席となっております。
配付資料の確認及び机上資料の扱いについてですが,配付資料は,こちら側のタブレットに入っておりまして,机上資料については,この立て掛けてある中に入っております。もし不足等ございましたら事務局までお申し出ください。
【小林主査】 ありがとうございます。
本日は,引き続き,次期ロードマップ策定に向けた議論を行いたいと思います。前回,前々回と様々な御意見を頂きましたが,本日,策定方針案を決めたいと思いますので,まず事務局から説明をお願いいたします。
【小林学術機関課課長補佐】 それでは,配付資料の資料1に基づきまして,事務局より御説明をさせていただきます。
資料1につきましては,前回11月及び前々回10月の計2回にわたりまして御議論いただきました基本構想ロードマップ策定方針について,これまでの意見を取りまとめるような形で示しております。
まず1ポツ,趣旨のところですが,こちらは前回より大きくは変えておりません。前回,御欠席の先生方もいらっしゃいますので,読み上げさせていただきますと,趣旨といたしまして,本作業部会は,これまで,学術研究の大型プロジェクトの推進に関する基本構想,これがロードマップと呼んでおりますが,その策定に当たりましては,日本学術会議が策定するマスタープランを参考に作成してきたところでございます。
そして現在,日本学術会議におきまして,マスタープラン2020の策定,1月に公表予定と伺っておりますが,その策定に向けた審議が進められておりまして,本作業部会といたしましては,こうした動きも踏まえながら,ロードマップの策定につきまして,マスタープランの個別計画の内容とは中立的に,本作業部会が持つ独自の方針に基づき作業を進めるため,次期ロードマップ,ロードマップ2020の策定に向けての基本方針を策定するものでございます。
続きまして,2ポツでございますが,ロードマップ2020策定の基本的な方針の2-1.ロードマップの基本的性格についてでございます。こちらも前回お示ししたものから変えておりません。
一つ目の丸といたしまして,このロードマップは,幅広く学術研究の大型プロジェクトを推進するに当たり,広範な研究分野コミュニティーの意向を踏まえながら透明性や公平性・公正性を確保しつつ,各計画の優先度を明らかにするために策定するものでございます。
二つ目の丸といたしましては,ロードマップは,学術研究の大型プロジェクトを推進する上で一定の優先度を評価するものでありますので,直ちに予算措置を保証するものではございません。従いまして,ロードマップに掲載された計画に対する国の支援といたしましては,当課が推奨しておりますフロンティア促進事業による支援について一定の優先度を認めるものの,フロンティア促進事業それのみに限定するものではございません。同時に,財政上の制約も踏まえながら,国際的な費用分担など,他の支援の可能性も視野に入れる必要があると考えております。
続きまして2-2.マスタープランの取扱いについてです。こちらも前回と変えておりません。ロードマップ2020の審査におきましては,これまでのロードマップを踏まえまして,以下のとおりといたします。
一つ目のポツですが,マスタープラン2020の重点大型研究計画に掲載された計画の内,書面審査,これは当部会が実施いたしますが,当部会が実施する書面審査の結果,ロードマップ独自の観点などからすぐれた計画を対象といたします。
次のポツですが,重点大型研究計画に掲載された計画以外にマスタープラン2020の重点大型ヒアリングの対象となった計画の内,書面審査を経て特段にすぐれた計画があれば,それも対象としております。
続きまして2-3.ロードマップ掲載計画の選定に係る評価方法についてでございます。こちらは前回の意見を反映させる形で示しております。
具体的には,一つ目の丸ですが,ロードマップ2020の審査におきましては,ロードマップ2017の策定の際に用いた評価の観点に,計画の学術的意義について独自の観点を追加した以下の内容とするとしております。
具体的に,その計画の学術的意義が,その下に記載しておりますが,大きく4点書いております。一つ目といたしましては,研究者の知を基盤にして独創的な探求力により新たな知を開拓できるか(挑戦性)。二つ目,学術研究の多様性を重視し,細分化された知を俯瞰し,総合的な観点から捉えているか(総合性)。また異分野の研究者や国内外の様々な関係者との連携・協働により新たな学問領域を目指すことができるか(融合性)。そして最後に,世界の学術コミュニティーにおける議論や検証を通じて研究を相対化することにより世界に通用する卓越性を獲得するなど世界に貢献することができるか(国際性)。この4点の観点を計画の学術的意義として新しく追加しております。
この計画の学術的意義をここに記載いたしました背景を御説明させていただきます。少し資料が飛ぶんですけれども,しおりであります参考資料2をごらんいただければと思います。こちらは本部会とは別の科学技術・学術審議会の総合政策特別委員会が,具体的には第6期の科学技術基本計画に向けた文部科学省としての施策を取りまとめている中間取りまとめでございます。通し番号でいきますと,32ページ目のところに目次がございまして,その中で第2章,赤い枠で囲っておりますが,価値創造の源泉となる基礎研究・学術研究の卓越性と多様性の強化という文言が入っております。
こちらを33ページで具体的に引いておりますので,そちらをごらんください。33ページの第2章,価値創造の源泉となる基礎研究・学術研究の卓越性と多様性の強化と書いてあるところの2段落目でございますけれども,すぐれた基礎研究・学術研究を推進し,我が国の研究力を向上していくためには,挑戦的・長期的・分野融合的な研究の奨励,また若手研究者の自立支援やキャリアパスの安定,世界最高水準の研究環境の実現及び国際連携・国際頭脳循環の強化が必要であると書いております。
この内,1ポツの具体的に挑戦的・長期的・分野融合的な研究の奨励といたしまして,そこに括弧1番,基本的な方向性が書いておりますけれども,2行目からですが,その振興のためには,新たな課題に積極的に挑戦する研究,短期的な成果の有無のとらわれない長期的視野に立つ研究,新たな科学分野を切り開く分野融合的な研究や研究者の裁量を重視した研究を積極的に推進することが重要であると,こういったことが基本的な方向性として書かれております。
また,もう一つの審議会の報告書といたしまして,参考資料3番をごらんいただけますでしょうか。こちらは学術研究の総合的な推進方策について最終報告というものです。平成27年の1月の末に出ているものでございます。
こちらも通し番号,右下の数字で48ページ目をごらんいただければと思いますが,ここに1ポツ目から4ポツ目に掛けまして,学術研究が現在,日本においてどういった役割が求められているのかが目次として記載されております。
より具体的に申し上げれば,通し番号で申し上げて,56ページ目からでございます。56ページの一つ目の丸のところ,「先述のように」というところから始まる文章でございますが,「先述のように知のフロンティアが急速に拡大している現代において,学術研究が『国力の源』としての役割を果たすために基本となることは,何よりも研究者の知を基盤にして独創的な探求力により新たな知の開拓に挑戦することである」。こちらは挑戦性として定義されております。
また,その以下の段落以下におきましても,先ほど私が申し上げました総合性であったり融合性,また国際性といったものがこちらに書かれておりまして,そして最後の段落といたしまして,「このように,現代の学術研究には,いわば『挑戦性,総合性,融合性,国際性』,この4つが特に強く要請されております」と,そういうふうに結ばれているところでございます。
従いまして,また資料1の方に戻るわけでございますが,そちらの計画の学術的意義につきましては,先ほどの4点,挑戦性,総合性,融合性,国際性,こちらを記載させていただいているところでございます。
また,その後,丸2以降の研究者コミュニティーの合意や計画の実施主体につきましては,前回の書きぶりと特段大きくは変えておりませんので,説明を割愛させていただきます。
続きまして,通し番号4ページ目でございますけれども,2-4.フロンティア事業による支援についてでございます。こちらも前回と大きく変えておりませんが,まずフロンティア事業による支援対象とする事業といたしましては,国立大学法人運営費交付金などを主要な財源とし,国立大学法人や大学共同利用機関法人を実施主体の中核とするものを原則とします。また支援機関などについては,実施機関のガバナンスとの関係に留意しつつ設定をいたします。
また三つ目の丸,現在フロンティア事業で支援中の現行事業は11事業ございますが,それらについては,その多くロードマップ2020策定後,数年以内に終期を迎えることとなります。
そのため,一つ目のポツといたしまして,現行事業の内,継続的・発展的に支援を希望する後継計画につきましては,マスタープラン2020の内容を踏まえて,現行計画終了後の支援の在り方,具体的には期間であったり規模などについて方向を示します。その一方で,終期到来後,後継計画として高い優先度が認められないものの,これまでの実績を踏まえてフロンティア事業などとは異なる枠組み,例えば学術研究基盤事業(仮称)などを名称しておりますが,そういったものへの移行も提案いたします。
また最後,ロードマップ2020に初めて掲載されました新規計画,あるのであれば,それらについては,中長期的な財政見通しの下,現行事業や後継計画とのバランスも踏まえ,支援の方向性を示すこととしております。
また3ポツ,検討のスケジュールでございますが,現在2019年12月10日の審議の後,取りまとめをいたしまして,意見募集を掛けまして,来年の2月以降,具体的には夏までをめどにロードマップ2020の策定に向けた議論策定をしていただきたいと思っております。
また最後4ポツ目,今後検討が必要な事項といたしまして,先ほど説明させていただいたものの内,例えばロードマップ掲載計画の選定に係る評価の方法についてであったり,フロンティア事業による支援の在り方について,こういったものについては今後検討が必要な事項として考えているところでございます。
事務局からの説明は以上でございます。
【小林主査】 それでは,どなたからでも御意見を頂ければと思います。前回の議論に基づいて,学術的価値については大幅に加筆をしていただいたということになります。どなたからでも,いかがでしょうか。
【吉田委員】 1ついいですか。
【小林主査】 はい。
【吉田委員】 学術的意義というのは大変格調高くまとめてあるんですけれども,その中の国際性のところに「相対化」という表現があるんですが,この意味がちょっとよく分からないので,少し説明をしていただきたいと思います。丸1の学術的意義の4番目ですか,(国際性)書いてあるところに,「研究を相対化することにより」という。
【小林学術機関課課長補佐】 すみません,ありがとうございます。
こちらを抜粋してきた箇所といたしましては,まず参考資料の3をごらんいただければと思います。こちらの通し番号で申し上げると,56ページ目のところでございまして,そこの一つ目の丸の2段落目の最後の文章のあたりに国際性が定義されておりまして,「更に」以降でございますが,「さらに,自然科学のみならず人文学・社会科学を含め分野を問わず,世界の学術コミュニティーにおける議論や検証を通じて研究を相対化することにより,世界に通用する卓越性を獲得したり新しい研究の枠組みを提唱したりして,世界に貢献する必要がある」と,こちらをもって国際性としておりますので,「研究を相対化する」の主体といたしましては,自然科学のみならず人文学・社会科学を含めた分野を問わず,また世界の学術コミュニティーにおける議論や検証を通じて研究を相対化すると,そういうことになろうかと思います。
【小林主査】 よろしいですか。
【吉田委員】 相対化という言葉,ちょっとニュアンスが,ちょっとどうかなという気はするんですけれども,そういうふうに具体的に書いてあるのであれば。
【田村委員】 ただ,私も意味が分かりませんでした。相対化というのが,こういう使い方というふうに読んだ人が思ってくれるかどうかというのは,ちょっと心配だと思います。
【吉田委員】 研究と言うと普通,むしろシンギュラーなものを目指しているので,相対化と言われると,やや誤解があるのかなと思ったんですけれども,定義が,学際的な視野で位置付けるというふうな感じでしょうかね。
【田村委員】 広い視野でとらえとか,そういうことですかね。
【小林学術機関課課長補佐】 そうですね,少しここを簡略化する形でロードマップの評価の観点として記載しておりますので,この平成27年のものをより正確にトレースする形で,ここをちょっと書き直そうかなと思います。
【田村委員】 ただ,やっぱり,これ,読んだ人が,何かよく分からないというのはよくないかなという気もするんですけれども,この前の文章まで戻って熟読すれば分かってくれるとは思うんですが。
【小林主査】 この点については,元の文章との整合性はもちろんとる必要がありますから,事務局と私の方で御一任いただければ,少し検討させていただきたいと思います。
ほかの方はいかがでしょうか。ほかの点については。
【山本委員】 じゃあ,すみません。
【小林主査】 はい。
【山本委員】 これ,4点あるんですけれども,全ての研究に対して,この4点を要求するんでしょうか。ものによっては,これに合わないものも出てくると思います。
【小林学術機関課課長補佐】 基本的には,この4点の観点に基づいた申請を提出いただくことを考えておりますが,具体的に全てこの4点を満たすような形でとまでは強くは考えておりません。こちらについては,例えばこの丸1外のところ,丸2から丸8までもいろいろな観点がありますので,そこは実施機関が主体的に選んでいただければと思っています。
【小林主査】 前回の議論を踏まえて,1つの一律の項目で相対評価するのではなくて,あくまでも自己達成的に見ていくということになりますので。
ほかの点はいかがでしょうか。
【中野委員】 ヒアリング対象を選ぶ際なんですが,重点大型研究計画に選ばれたものと選ばれていないものでポツが違っていて,前者に関しては,書面審査の結果,すぐれた計画を対象とする点,後者に関しては,特段にすぐれたとあるんですが,これは基準が変わると考えてよろしいんでしょうか。前者の方が,基準としてはまだ緩やかで,後者に関しては,それでもピックアップするんだったら,更に厳しい条件を満たさないといけないと考えた方がいいんでしょうか。
【小林学術機関課課長補佐】 こちらもロードマップの,前回同様なんですけれども,基本的にはロードマップの対象といたしましては,マスタープラン2020で重点に選ばれたものが対象になると考えております。他方で前回の議論でもありましたけれども,重点に選ばれるためには,分野ごとによって非常に倍率が高かったりすることもありますので,その不公平さをなくすためにも,重点に選ばれてはいないけれども,ヒアリングに残ったものについては,まずスコープを広げましょうと。ただ,やはり重点に残っていないのであれば,その重点に残っていないけれども,ヒアリングに残っているものの内,特段にすぐれたものがあれば,それはこちらの対象になりますよと,そういう記載でございます。
【田村委員】 今の点ですけれども,前回の経験ですと,確かにマスタープランのヒアリング対象になったものを書面審査したわけですが,大部分はやっぱりマスタープランに選ばれたものの方がよいと。ただ,本当に数えるぐらいですけれども,同じレベルあるいはそれ以上にいいのがあったということで,ほんの少数だけ選ぶということに結果的になったと思うんですが,多分それと同じ考え方でよろしいんだと思います。
【小林主査】 前回で言えば,しかしこういう重点には乗らないけれども,ヒアリングに行ったものも特段にすぐれたものは選んで,結果的にはよかったとは思っています。HL-LHCがそれに相当しますから。あの分野は余りにも混んでいてこぼれた。ただ,結果的にはヒアリングでお話を聞いている限りは非常にすぐれていて,何で重点に乗らなかったのだろうという質問がかなり出たぐらいです。結果的には,それがフロンティアに行って,なおかつ今,順調に走っているところですから,こういう救済というか部分もあっていいのではないかなと思うのです。
ちょっと私の方から伺いたいのは,これ,マスタープラン2020の有効期間というのはいつまでなんでしょうか。いわゆる有効期間は。
【小林学術機関課課長補佐】 現在の事務局の考えといたしましては,前例を見ることでしかないのですが,たしかマスタープランは大体3年に1回のペースで改定ないし小改定がなされていると思っていますので,それが正しければマスタープラン2020も,恐らく3年間ぐらいで書かれるのかなと。
【小林主査】 たしか3年ではなくて,従来は6年だったのではないでしょうか。
【西井学術機関課長】 6年になっています。これから6年。
【小林主査】 6年ですね。ですからそういう意味では,2017に乗っているのは,まだ有効で生きていると。2014に乗って,まだ予算化されていないものは,今回選ばれないと一応消えるというか,そういう理解でよろしいですね。一応6年で,あと従来6年だったものを小改定について3年にするかどうかというのは議論をして,まだそこはそのまんまだったと思います。
ほかの方はいかがでしょうか。よろしいですか。
【田村委員】 ちょっといいですか。今のこと,ちょっと僕も学術会議にもいるんですけれども,余りちゃんと覚えていないんですが,今回の2020は小改定ではあるんだけれども,要するに2020に出たものが結局は今の全てだと思います。だから2017を見ながら一部変えたものを2020にするので,2017と20を両方見てということではなく,が有効という意味では多分なくて,2020として出たものが,少なくとも今後3年間は有効だと思います。
何年後に改定するかというのは,毎回議論して決めていますので,次が3年後か6年後かは今の時点では決まっていないと思うんですけれども。
【小林主査】 ちょっと話が混乱するようなのですが,これ,非常に難しいのは,マスタープランの有効期間の決め方,あるいは小改定の時期,本改定の時期と,ロードマップの有効期間の決め方,本改定,小改定の時期が同じではないので,ここはあくまでもロードマップとして考えていくということ。ですからマスタープランの方が合わせていただけると有り難いことは有り難いのですが,マスタープランの方は本改定,小改定,やってきていますけれども,一応ロードマップの方は本改定で6年でやってきているということになります。
ほかにはいかがでしょうか。
【中野委員】 よろしいですか。
【小林主査】 はい。
【中野委員】 5ページのところですが,フロンティア事業とは異なる枠組みって学術研究基盤事業(仮称)等への移行も提案するというところなんですが,これは事業の名前だけが仮称で,何かこういう枠組みが用意されるのか,それとも枠組み自体がまだ決まっていないのか,どちらなんでしょうか。
【小林学術機関課課長補佐】 枠組み自体,まだ決まっておりませんので,ここでの議論を踏まえまして,再来年度以降,検討していきたいと考えております。
【中野委員】 この場でそういうものが必要だということが強く主張されれば,ということですか。分かりました。
【小林主査】 強く主張します。
これはきょう御欠席の方からも一度意見が出ましたけれども,やはり基盤,具体的に例えばSINETのようなものと,それから競争的なものが同一に議論できるかどうかということがまず1つあると思います。
それからSINETが,では毎回とれるかとれないか分からない中でやっていくべきものなのかどうかです。あれがやはり止まってしまうと,実はKEKでも何でも,いろいろな研究に物すごく支障が出てくるのです。ですからやはりそれは別で考えるべきではないかという意見は,もう前期から何度も出てはきているのです。ただ,問題は,予算が,従来のフロンティアとは別に予算を付けていただけるかどうかというところです。見通しはどうなのでしょうか。すみません。申し訳ありません。
【村田研究振興局長】 すみません,途中から参りました。
今,小林主査からもお話がございましたとおり,結局これは予算でどういう枠組みができるのかと。これは学術フロンティアの場合は,正に国立特会の時代からいろいろな経緯を継承しながらここまで来たということがございます。ある意味では,かなり積み重ねがあると。ただ,その中にも,今,小林先生お話のとおり,いろいろちょっと性質の異なるものが入っていると。それを何とか少し整理をして,別な枠組みができないかというのは,私どもとしても問題意識としては前から,これはもうこの会でも御提議いただいたもので,ただ,一方では,これは新しい枠組みの,何ていうか,予算というか,そういう考え方を持っていくということなので,なかなか簡単ではないということがございます。ただ,その上で,今こういった御指摘を頂いて,またこれからこの会議でもそうした御提言を頂ければ,我々も是非そういったことを踏まえながら,何とかいい形が仕組めないかということは是非,人的にも整理をさせて頑張らせていただきたいとは思っております。
【小林主査】 ありがとうございます。
もう以前から機能してきましたが,今回,更に一歩強くそれを宣言する意味で提案すると,明文化するという,この文章の意味はそういうものと理解をしていただきたいと思います。是非実現することを強く願っているところです。
ほかの方,いかがでしょう。
よろしいでしょうか,大体。
それでは,頂いた御意見,先ほどの相対化のところを含めてですが,事務局と最終調整をして,基本的な方向性としては本作業部会の決定としたいと思いますので,あと事務局と私の方に御一任を頂ければと思います。
ありがとうございます。
続いて,ロードマップの独自の申請様式として申請フォーマット案を用意いただきましたので,事務局から説明をお願いいたします。
【小林学術機関課課長補佐】 それでは,続きまして,資料2に基づきまして,ロードマップ独自の審査の様式,書面審査の様式について御説明をさせていただきます。
まず通し番号で言うと,8ページ目のところから始まります資料2でございます。まず冒頭といたしまして,まず基本情報を,マスタープランにおける情報であったり,計画提案者の情報などを記載いただければと考えております。
また通し番号で9ページ目からですけれども,こちらはまず0ポツといたしまして,その提案内容に関します全体概要について,次のページ以降に記載の評価の観点,1ポツから8ポツ,こちらは後ほど説明させていただきますが,先ほど御審議いただきました評価の観点ごとになっておりますので,その観点までの内容を含めた全体の概要を次のページの年次計画と併せて2枚以内で概要を記載してくださいと,そういうふうにしております。
10ページ目のところが,具体的な年次計画でございます。こちらもこれまで実施機関に対して提出を求めておりました年次計画とほぼ同様の内容となっておりますが,その一部に成果指標といったものを各実施機関に求めることとしております。この成果指標につきましては,その下に,小さい字で恐縮ですが書いておりまして,「また」以降のところですが,成果指標につきましては,学術的に達成し得る内容を記載するのではなくて,それにより実現が見込まれる内容を記載いただくようにお願いしたいと考えております。
例といたしましては,学術研究などを行う中核的な拠点となることが目的であれば,そういったものを,論文数などを成果指標として添えていただくこと。また国際共同研究と連動する機能を果たすことであれば,例えば国際共同研究の実施件数など,こういったものを成果指標に据えながら,各実施機関において年次計画を提出いただきたいと考えております。
また通し番号11ページ目以降ですが,こちらがそれぞれの評価の観点,1ポツから8ポツごとにシートをまとめております。例えば1ポツ,計画の学術的意義につきましては,まず具体的な視点といたしましては,先ほど御審議いただきました4つの観点,挑戦性から国際性までを具体的な視点として据えております。これらの点につきまして,各実施機関において,下に概要,本文,またマスタープラン申請時からの変更点があれば,その変更点については明示的に記述していただくように考えております。
また,その際,上の箱に戻りますけれども,こういった概要や本文を記載する際には,可能な限り絵であったりエビデンスデータ,こういったものを用いながら具体的かつ明確に記述いただく旨を求めております。こちらも前回の審議会の議論の中で,こういったものがあればより分かりやすいといったことを受けて,事務局の方で補足をしております。
12ページ目のところの研究者コミュニティーの合意につきましても同様でございます。具体的な視点をそのままトレースする形にしながら,更に絵やエビデンスデータを用いながら概要,本文,またマスタープラン申請時からの変更点があれば自由に記述を求めております。
13ページ,計画の実施主体も同様でございます。概要,本文,マスタープランの変更点。また,こちらにつきましては,その他資料といたしまして,これもこれまで各実施機関に求めておりました別添の様式6といったものがありますので,この別添の様式6,実施機関における意思決定の状況についてといったものについては,各実施機関の方から添付,張り付けをしてもらう旨,記載をしております。
添付6というのは,具体的には通し番号14ページ目になっております。これまで同様の実施機関における意思決定の状況などについてです。これを計画した実施主体に関連するシートとして張り付けております。
15ページの共同利用体制も同じでございまして,こちらについては,16ページにありますように,これまでの様式2,具体的には様式2の丸4,実施組織及び海外研究機関の共同利用計画,これを4ポツの共同利用体制に付随する形で添付を求めているところでございます。
5ポツ目の計画の妥当性,こちらについても同様の内容になっております。18ページ目以降,これまで求めてきた様式2の所要経費の計画であったり,国費,自己資金の計画,また組織内での配分計画,こういったものを求めていくようになっております。
といったような形で,それぞれ23ページ目以降の緊急性や戦略性についても求めていこうと考えているところでございます。
事務局からは以上でございます。
【小林主査】 ありがとうございます。
先ほどの相対化がここにも出てきますけれども,それは先ほどの資料の方と表現は合わせていただければと思います。
いかがでしょうか,皆さん。これは今までの議論を踏まえて,例えば国際共共拠点ですと決まった指標があって,そこにみんな数字を入れて比較をするというやり方ですが,そうではなくて観点を決めて,そこでどういう指標を持ってくるかは,それぞれの申請の方で一番適当と思うものを幾つか出していただくと。それを評価するということになります。その方が分野の違いには対応していると。一方で作業部会の評価はかなり難しくはなると思いますが,一応そういうことになります。
あと従来との違いは,通し番号の18を見ていただきますと,自己資金あるいは海外からの資金という中の,下の注でちょっと文字が小さいところなのですが,申請状況で,A,決定済み,B,申請済み,C,申請予定をプルダウンから選択してくださいというのを付けてあります。これ,従来,このロードマップを選定するときに,海外の資金を入れるときに,日本が幾ら出してくれたら海外は幾ら出してくれると,こういう説明が多いのですが,実際には日本が出したのに,海外が出すかどうかが不安定になっているところがないわけではありません。どことは具体的に言わなくても何となく皆さんお分かりだと思いますが,そういうことでやはり明確にしておかないと,本来は海外が全部出せば,日本が最後に出してあげるというスタンスがいいのですけれども,なかなかそうは多分いかないかもしれませんが,ここのところはやはり明確に,決定しているのか,申請済みなのか,これから申請予定なのか,ここはきちんと濃淡を付けて書いていただきたいということになります。
それでは,どなたからも申請フォーマットについて御意見を頂ければと思います。いかがでしょうか。
【鈴木委員】 最初の成果指標のところなんですけれども,大型プロジェクトなので,準備期間は結構長くて,何年間かアウトカムじゃなくて,出せても実施した状況みたいなアウトプット指標しか出せないということも予想されるので,そういう書き方を追加で記載していただければと。例えば計画の作成とか建設の実施とか,そういったものでもいいですよみたいな。アウトカム指標が出る前での実施の状況をアウトプット指標で書いてくださいみたいなことをもう少し分かりやすく追記していただければと思うんですが,いかがでしょうか。
【小林学術機関課課長補佐】 すみません,先ほど説明を割愛してしまったんですが,10ページ目のところの例をずっとたどっていくと,最後に,すみません,例えば,これが趣旨に該当するかはあれなんですけれども,最後の「今後建設を予定している大型施設について」については,確かにこの10年の間,特に5年目の間では建設が進んでいる段階ですので,その段階ではアウトカム指標といったものが非常に難しいだろうといったことに配慮するような形で,今後建設を予定している大型施設については,その過程でもたらされる技術的な成果を記載することなども求めておりまして,こういった記載ということでしょうか。すみません。
【鈴木委員】 ただ,多分,成果が出ないというタイミングも結構長くないですかね。建設する,準備して計画するとか,建設途上だとか。そこも加味しないと,評価するときに何も出てこなくなっちゃうので,いかがでしょうか。
つまり要点として,ブランクよりは,何か導入量でいいから,進行状況が分かるような形で記載してほしという趣旨です。
【小林学術機関課課長補佐】 分かりました。例えば建設の5年目の間までに,トンネルであれば何メートル掘りますとか,そういった進捗を記載するといった,例えば。
【鈴木委員】 まあ,そうですね。
【小林学術機関課課長補佐】 分かりました。
【鈴木委員】 何かしら。
【小林主査】 この成果指標は,それぞれの申請機関が決めるものですから,もちろん大型施設を作る計画と,そうではない,例えば今までの採択であればコーホート研究みたいに,施設は作らないけれども大型研究となるものがあるわけです。したがって共通した指標を設定するのではなくて,それぞれに応じた指標を作っていただくと。だから鏡を何枚作るとかトンネル何メーター掘るとかです。それも一つの指標になるかもしれません。そういうものもあれば,あるいは,いきなり研究成果を求めていく研究もある。そこはそれぞれのところで申請機関が判断していただくと。我々はそれを見て,どう評価するかということになるのです。ですから相対評価というよりも,自己達成をどう見ていくのかという評価にするという,皆さんの御意見でしたので,それを反映するとこういう様式になることになります。だから何をもって成果とするかは,それぞれのところで判断する。恐らくこの様式を書く段階で,申請機関から学術機関課に対していろいろお尋ねが来るかもしれませんが,そこでそういうふうに適切にお答えを頂くということになる。我々はそれを適切に評価していくということになると思います。
【田村委員】 ちょっとよろしいですか。
【小林主査】 はい。
【田村委員】 今のところ,やっぱりちょっと僕も気になっていて,成果指標というと本当に何かきちんと本来の目的を果たして論文が出てというのをイメージしちゃうんですけれども,これ,成果又は進捗指標みたいな,ちょっと成果指標という言葉を少し広げることはできないんでしょうか。進捗ではまずいですかね。成果指標又は進捗,マイルストーンみたいなものを設定して,そこが行ったかどうかというのを書いてもらうのでいいわけですよね。
【小林主査】 逆に進捗だと,今度は大型建設の方はいいのですけれども,トンネル何メーター掘ったとか,鏡を何枚作ったというのは,これ,進捗評価になるんですが。そうではない計画もある。
【田村委員】 それは求めてないわけですよね。
【小林主査】 ええ,いきなり研究に入っていくところが,それ,進捗評価と呼ぶかどうかですね。だから成果指標という言葉をこのままにしておいて,そこの下の注書きのところで,大型建設においては進捗評価を含むとかですね。そこでもちろん成果も出していただいてもかまわないのですけれども,それを含むとか,何かそういうちょっと注意書きを加筆していただくというところでしょうか。
【中野委員】 よろしいでしょうか。
【小林主査】 はい。
【中野委員】 また申請書の書き方なんです。各項目,概要について5行以内というかなり厳しい制限があるんですけれども,本文に関しては,これ,全く分量制限がないんでしょうか。
【小林学術機関課課長補佐】 はい,特段設けておりません。
【中野委員】 分かりました。何かすごいことになってしまいそうな感じがするんですけれども。
【田村委員】 すみません,その件も僕は,今やっぱりちょっと申し上げたいと思っていたんですけれども,何もないと,余りに短い人と長い人と現れちゃうと,ちょっと評価するときに,短いから悪いわけじゃないんですが,何か変なバイアスが掛かるのもまずいなという気がしていて,やっぱりおおよその目安があってもいいのかなと思うんですが,いかがでしょうか。
【小林主査】 これ,分野は違いますから観点ごとに,何ページとは言えないまでも,トータルとして,全体として。余りページが多いと,何件来るか分からないんですけれども,60ぐらい来た場合,読む限界もありますので,トータルで何ページ程度という,アバウトでいいのですが,程度ぐらいはあってもいいのかなという気がします。何ページぐらいになるのでしょうか。この観点の数からいうと。
【小林学術機関課課長補佐】 少しお調べして,またお答えいたします。
【小林主査】 そうですね。今までの,前回の書面審査のちょっと分量も見ながら,少し事務局と相談して,一番大切な,おおよそのガイドライン,それより1ページ多くても少なくても駄目という話ではなくて,おおよそのガイドラインは少し決めさせていただければと思います。
ほかの点はいかがでしょうか。
【樋口委員】 はい。
【小林主査】 はい。
【樋口委員】 ちょっと前回,前々回,欠席しましたので,もし議論されていれば,スルーしていただければと思います。
様式6に関するところなんですが,実施機関における意思決定の状況なんですけれども,これと中目・中計との関わり合いについてお尋ねしたいんですが,そういう議論はされて……。よろしいですか,続けて。私の理解ですと,この承認等々,これらの行為が中目・中計とは関わりなく,中目・中計の外側にある各法人の意思決定であると,つまり,どのように意思決定する,あるいは継続的にそれをどのように持っていくのかというのは各法人に任されているというふうに理解してよろしいんでしょうか。前回,出す側にいたので,ちょっとこのフォーマットはどこまで踏み込んでいるのかというのが気になったので質問します。
【小林学術機関課課長補佐】 様式6というと,通し番号で言うと14ページのことですかね。実施機関における。
【小林主査】 意思決定の状況ですね。
【小林学術機関課課長補佐】 そうですね。ここの各実施機関に求めることをそれぞれそこに書いておりますが,おっしゃるとおり中期目標・中期計画の記述はないのは確かにそうですが,例えば役員会などで審査を行い,予算措置が見込まれる場合は実施機関として推進する承認を得ていますか,どうですかというのを記入として問うているところでございます。そのため,当然,大きなプロジェクトであれば各大学とか実施機関の中での役員会で審査を行って承認を得ているということであれば,その内容は何かしら大学の計画などにも反映されているのかなと考えているところです。
【小林主査】 いかがでしょうか。
これは過去の経緯がありまして,すごくいい計画であるということで評価されたものもあって,では実際に予算を付けようということで事務局が当該実施機関に言ったところ,聞いていないと言われて,結果的には予算は付かなかったということもありますので,あくまでも実施機関が了解をしていることが必要です。実施機関というのはセンターとか研究所というだけではなくて,その上の大学であるとか機構とかが了解をしているかどうかというのは,これは正直に言って非常に重要な点になるところです。
ほかの方はいかがでしょうか。よろしいでしょうか。
【山本委員】 じゃあちょっといいですか。
【小林主査】 はい。
【山本委員】 いや,うまいアイデアは浮かないんですけれども,今の幾つかの議論の中で,全部そのとおりだなと思ったんですが,応募する側としては,ここに書いてあることがものすごく強く感じるのが普通です。こう書けというと,必ずそういうふうに書くべきと必ず思います。それで4つの点について書けといったら,必ず4つの点を書いてきます。だから問い合わせれば大体分かるんですけれども,そういうスタンスでいいですかねというところがあるんですけれども。かといって60件程度の応募だったら,まあそれほど説明書を作る必要もないのかもしれないし,その辺のあたり,実際聞いた人は得するけれども,聞かない人は損するみたいな,そういうことも起こり得るわけで,だから何か本当は説明書みたいなのがあった方がいいんですかね,今のような議論のことが。これが公開されるからこれでいいのかな。何かちょっと説明すればいいというだけでは済まないところが応募側にはあるというのは,御理解いただいていた方がいいとは思います。すみません。コメントです。
【小林主査】 数としては,60は来ないかなとは思います。重点に乗っているのが,聞いている話では十数件ということなので,あとプラスアルファぐらいではないでしょうか。
【山本委員】 そうですか。だとすると問合せでいいですね。
【小林主査】 はい。ただ,成果指標については,少し加筆をさせていただくと言いました。
【西井学術機関課長】 今のようなお話での,私どもも,これに限らず公募型事業の透明性の確保についてすごく冷静に気を付けておりますので,今のような御議論も踏まえまして,これを更に今後,策定に向けた手続を,先ほど御説明させていただいた今後の検討事項などと併せてしていく際に,申請者側に提供が必要な情報があれば,それは全てに行き渡るような形で,何らかの形で整理をして,Q&Aであるとか,素案のような形で整理して,お示しをしたいと思っております。
【山本委員】 ありがとうございます。
【小林主査】 一番やりやすいやり方は,今出てきたような御質問は,恐らく申請側からも出てくると思うので,Q&Aでホームページに,申請フォーマット出すときに出していただければ,事務局の手間も,その分,省力化できるかなという気はいたします。
よろしいでしょうか。ほかに特に御意見がなければ。
ありがとうございました。
では,ただいま頂いた意見を踏まえて修正と,あとQ&Aを作るかどうか,申請フォーマットを固めて,各提案者に対する募集は年明け,マスタープラン2020の結果以降になると思いますので,引き続きよろしくお願いをしたいと思います。
それでは,資料3について,これは意見募集案となります。事務局から説明をお願いいたします。
【小林学術機関課課長補佐】 ありがとうございました。
続きまして,資料3,ロードマップ策定方針につきまする意見募集の実施についてでございます。こちらは先ほど主査と事務局の方で,ロードマップの策定の方針についてオーソライズされた後,意見募集を実施したいと考えております。具体的には,このたびロードマップ策定を予定しております。つきまして,それに先立ちまして,「学術研究の大型プロジェクトの推進に関する基本構想ロードマップ策定方針について」を取りまとめました。つきましては,本件について意見募集を実施いたします。
1ポツ,案の具体的な内容といたしましては,先ほどのものをベースにして,主査と御了解いただいたものを別添として参照することと考えております。
意見の提出方法ですが,まず提出手段といたしましては,郵送ないしファクスないし電子メールの3点に限定をしております。電話による意見の受付はしておりませんということを明記しております。
また提出期限といたしましては,今から約2週間を考えておりますので,本年の12月25日の必着を考えているところでございます。
宛先といたしましては,当課,文科省研究振興局学術機関課宛てになってございます。
また3ポツの意見の提出の様式ですが,そこに記載されているとおり,氏名,性別,年齢,職業,住所,電話番号,意見について意見提出の様式として定めておりますので,これを出していただくこととしております。基本的には1枚1意見,1メール1意見としていただくように注意書きをしているところでございます。
以上でございます。
【小林主査】 ありがとうございます。
ただいまの説明について,意見がありましたらお願いをします。
意見提出様式で,電話番号を記載しておりますが,電話での意見は受け付けなくて,メール,ファクス等々というと,これ,電話でよろしいのでしょうか。ファクス番号とか。それは来れば受信記録で分かるということでしょうか。
【小林学術機関課課長補佐】 はい,必要でございます。一応ファクス番号をそこに記載しておりますので,ファクスで送っていただいたものを当課の方で取りまとめて,意見として認識するという。
【小林主査】 はい。ここに電話番号はやはり必要だということですか。これ,電話で逆に事務局から問い合わせることがあり得るということでしょうか。
【小林学術機関課課長補佐】 ちょっとお待ちください。
【小林主査】 つまり意見を言う側は電話では駄目だけれども。
【小林学術機関課課長補佐】 確認がとれました。そうです。先方からこちらに電話で意見を頂くことは受け付けておりませんが,出してもらった内容について当方から問合せをする場合があり得ますので,それに関して向こう側の電話番号を記載してもらうと。
【小林主査】 分かりました。
【中野委員】 よろしいですか。
【小林主査】 はい。
【中野委員】 質問なんですけれども,今どきファクスで意見が来ることがあるんでしょうか。
【小林学術機関課課長補佐】 一応これは当省のパブリックコメントの方式として定められておりますので,そういったことを考えると,ファクスで出してくる方もいらっしゃると考えております。
【中野委員】 分かりました。
【吉田委員】 1ついいですか。
【小林主査】 はい。
【吉田委員】 これ,性別を問う必要があるんですか。
【小林主査】 それは私も気になりますね。男性の意見か女性の意見かで。
【吉田委員】 言いたくないという人もいるんじゃないでしょうか。
【小林主査】 まあ,それもあるでしょうが,男性か女性かで意見が違うことを見る必要があるのか。
【吉田委員】 必要がないのであれば問わなくてもいいのかなという気はしますけれども。
【小林学術機関課課長補佐】 分かりました。こちらの様式自体が本省のもので定められておりますので,そちらとちょっと相談させていただいて,適切な形で対応したいと思います。
【小林主査】 電話とか,それ以外のものはおいておいて,性別については,ここだけで決めることができることなのか,それとも省全体でお決めになることか,それの基準,ちょっと私も分かりかねますが,いずれにせよ一度,省内で御議論いただいてもいい時代になってきているのではないかという気はします。この点については。
ほかの点はいかがでしょうか。
【樋口委員】 私も今の流れに沿って,備考の丸2の方ですが,意見については,氏名,住所,電話番号を除いて公表されることがありますと書かれています。通常いろいろな意見を求める場合には,公表する際は,個人等が特定されないような形で公表することがあります,みたいな一定の制約が付いているのが普通なんですけれども,そのあたりももし機会があれば御議論いただければと思います。
【小林主査】 氏名,住所,電話番号。職業も公表されることがあり得るということでしょうか。
【小林学術機関課課長補佐】 少なくとも前回2017のときに,改善の方向性と,あとロードマップ本体のものとで2回,こういった意見がありましたというのを取りまとめて当方から公表をしております。その際には,意見の氏名とか住所,電話番号については削除する形で公表しておりますが,年齢構成,性別,職業については円グラフのような形で分かるような形で公表しております。具体的には職業であれば,大学などの教育研究職なのか,職員なのか,若しくはその他なのか,会社員なのかなどを場合分けして公表しているところでございます。
【小林主査】 それですと個人が特定できなくていいのですが,ただ,これだけ見ると,例えば東京大学何々学部教授って書く人がいるかもしれないです。それがそのまま公表されるということではないという理解でいいですね。ですから職業というのが,いわゆる具体的な職名を聞いているわけではなくて,いわゆる職種みたいなものを聞いているということがもう少し分かる方がいいのかなという気がします。
あとは性別についても,公表は特にする必要があるのかどうかですね。公表すると,これ,男性と女性,2分類で公表するのかどうかですね。という問題が今出てきていますので,2分類ではないだろうという意見もありますので。初めから聞かない方がいいような気もします。後の公表も含めて考えれば。ちょっとそれは御議論いただければと思います。
ほかにいかがでしょうか。
よろしければ,今,意見募集について,少しこの資料については事務局と私に御一任いただければと思います。
意見募集の結果については,事務局から皆さんに共有をしていただくことになります。当該意見も参考にしながらロードマップの策定審議を続けていきたいと思います。
さて,次に,前回の会議で議論しましたTMTの再進捗評価について,事務局から説明をお願いいたします。
【小林学術機関課課長補佐】 ありがとうございます。
参考資料4につきまして,こちらも既にホームページに公表されておりますので,進捗評価の結果として御報告をさせていただきます。通し番号で61ページ,参考資料4でございます。
1ページをおめくりいただきまして,1ポツ目,再進捗評価に至る経緯についてでございます。こちらも前回いらっしゃらなかった先生方もいらっしゃいましたので,御説明させていただきます。
1ポツ,再進捗評価に至った経緯を記載しております。TMT計画の推進につきましては,2013年度より計画を開始しておりまして,当初は10年計画の中間年度である2017年度に進捗評価を行うこととしておりました。しかしながら2015年度より実施機関側の予期せざる事由によりまして,現地建設の中断が発生してございました。そのため,2018年8月に,進捗評価の時期を2019年度に遅らせる旨を決定・変更したところでございます。そのため,こうした経緯を踏まえまして,2019年度でございます本年の8月27日に,一度,進捗評価書をお取りまとめいただいたところでございます。
具体的には一つ目のチェックでありますけれども,ハワイ現地建設工事をめぐる主な動きといたしまして,2019年7月に本格的に現地工事を再開する予定。当時は7月15日の週の工事の再開が発表されておりましたが,反対運動にございまして,2019年8月末時点においても,現地での建設工事は再開されていない状況であることを確認いたしました。
そのためTMTに係る評価といたしましては,TMTの交際天文台,TIOですが,によるTMT計画全体の中で天文台が担うとされていた部分の内,例えば主鏡分割鏡の製造,これについては順調に進捗している一方,TIOによるTMT計画全体については大きく遅延しており,天文台が担うとされていた残りの部分である望遠鏡本体構造の政策であったり,その他については順調に進捗しているとは言い難いなどの評価を頂いたところです。
一方で,当時の時点においては,今後の見通しが明確と言える状況になかったことなどから,チェックのところ,そのためしかるべきタイミングで現地の状況をもモニターした上で,改めて評価を実施することと頂きました。そのため今回11月に,しかるべきタイミングということで評価を実施したところでございます。
2ポツ目,8月末以降の進捗状況についてです。こちら,実施機関である国立天文台の方からTIO主催の関係者会議などの場において,平和的な法の執行による建設遅延のアクセス確保をハワイ州に対し早期に求めてきたところです。また代替候補地,例えばスペイン・ラパルマ島に関しましては,一部の参加国の関係者からは移転可能性が提案されたことに対しまして,天文台としては,科学的優位性などの理由からハワイのマウナケア山頂とすることが望ましいこと,また地元住民との良好な信頼関係を構築するためにも,そのTIOのオフィスをハワイに構える必要性などを主張してきた旨を説明を受けました。
次のページでございますが,しかしながらTIOに所属する各国・各機関,具体的には5か国6機関ですが,それぞれの国内における諸事情や平和的な工事再開を目指すコミュニティーからの意見などがあったことから,現時点においても建設地へのアクセス確保及び工事の再開はなされておらず,関係各国との合意は得られていない状況であることを確認いたしました。
そのため,3ポツ,プロジェクトの進捗状況を踏まえた評価の最後の3段落目,「しかしながら」でございますが,しかしながらTIOによるTMT計画全体については,申し上げましたとおり,現地建設工事が中断していることから大きく遅延している,また現時点においても建設に対する反対運動は継続している,また代替候補地についての議論も十分に行われていないことなどからプロジェクトの今後の見通しは不透明であると。また,かねてより本部会において再三してきた代替案の策定についても,天文台において十分になされているとは言い難い。このような状況に鑑みれば,作業部会として,現時点で計画期間の延長や,それに伴う計画額の変更,具体的には日本負担分の増加を認めることはできない。したがって本プロジェクトに対する国の支援については,TMT計画全体の実現可能な見直しが明らかになるまで,厳に慎重に行うべきである。そういった評価を頂いたところでございます。
また括弧2番,今後の留意点といたしまして,これも8月末時点の進捗評価書でも記載いただいておりますが,天文台は引き続きTIOとの緊密な連携による事業の推進を図るとともに,不測の事態に備えてTMT計画に投じてきた国費,これが科学技術のために適切に生かされるよう,代替候補地であっても有効的に活用できる部分がどこになるのかの精査について至急検討することが必要であると。また,その上で2021年度末,本プロジェクトが終了する予定の2021年度末までにプロジェクト完了の見通しが明らかとなった場合は,改めて進捗評価を行うこととすると。
こういったものを付していただいたものを公表しているところでございます。こちらは御報告でございます。
【小林主査】 ありがとうございます。
もうこれは既に公表されておりますので御報告ということになりますが,前回作業部会の皆様の御意見をいろいろと取り入れた形になっております。
1点は,山本委員からだったと思いますが,建設に対する誘致反対住民がいるというのを建設に対する反対運動は継続しているというふうになっています。それは,1人でも反対したらもう駄目だとか,そういう話ではなくて,反対運動が継続して工事ができないというようなこと。
それから厳に進捗に行うべき,これは何を行うか明確ではないという御意見がありましたので,本プロジェクトに対する国の支援というふうな,主語として入っているという形になります。
最後のところの一,二行を見ていただくと分かるとおり,全くあと残された時間は極めて限られていますので,可能性は分かりませんが,2021年年度末までにプロジェクト関連の見通しが明らかになったときは改めて進捗評価を行うという,いちるの救いは残してあります。これは多分,中野委員でしたでしょうか。
ですから皆さんの御意見を取り入れた形で,こういう形で公表させていただいているという報告になります。
よろしいでしょうか。
それでは,引き続きまして,先般,閣議決定されました総合経済対策について,事務局から説明をお願いいたします。
【小林学術機関課課長補佐】 続きまして,参考資料の5でございます。通し番号で言うと65ページ目でございますが,こちらは先週金曜日,12月5日に閣議決定されました「安心と成長の未来を拓く総合経済対策」でございます。この内,たくさん書いておりますが,本部会に関係すると思われるところを中心に御説明させていただきたいと思います。
1ページおめくりいただきまして,66ページ目のところに目次がございます。本経済対策の主な構成ですが,まず第1章といたしまして,我が国の経済の現状認識と本経済対策の考え方が記されております。
また第2章以降で,具体的に取り組む施策といたしまして,大きく3本の柱になっております。ローマ数字1ポツは,災害からの復旧・復興と安全・安心の確保。またローマ数字2ポツ目のところは,経済の下振れリスクを乗り越えようとする者への重点支援。
そして67ページですが,ローマ数字3ポツといたしまして,未来への投資と東京オリンピック・パラリンピック後も見据えた経済活力の維持・向上というふうになっております。
最後に第3章といたしまして,報道でもされているとおり,本経済対策の規模等々について記載がされていると,こういった全体構想になっています。
この内,本部会に関係すると思われるところとしまして,通し番号で93ページのところまで飛んでいただければと思います。この93ページ目のところは,具体的には先ほど申し上げた三つ目の柱のローマ数字3ポツ,未来への投資と東京オリンピック・パラリンピック後も見据えた経済活力の維持・向上の,その下に位置付けられている施策となっております。その内,1ポツ,Society 5.0やSDGsの実現に向けた社会実装の促進といたしまして,括弧1番,Society 5.0の加速と社会実装の項目が立っているところでございます。そのあたりの真ん中あたりぐらいから,「更に」といたしまして,具体的には7行目,「さらに,イノベーションの創出や防災・減災を含む社会課題解決に資するスーパーコンピュータの開発や,未来の競争力を握るAI・量子・バイオ・海洋資源開発等の新たなフロンティアにおける研究拠点の構築などを加速化するともに」というふうに記載がなされております。
またページをおめくりいただきまして,通し番号98ページ目になります。こちらは,もう一つの2ポツの柱,97ページにあります2ポツ目の柱,Society 5.0時代を担う人材投資,子育てしやすい生活環境の整備の下にそれぞれの施策が並んでいるところでございます。98ページ目の上から三つ目のポツのあたりで,例えばといたしまして,国立大学などにおけるSociety 5.0時代を担う人材育成のための教育研究環境の基盤整備(文部科学省)とされておりますので,こういったところを踏まえまして,現在,補正予算に向けた作業を政府全体として進めているところでございます。
事務局からは以上でございます。
【小林主査】 ありがとうございます。
この中で,ロードマップからフロンティアへ行くようなものと関係してくるものというのはあるのでしょうか。
【小林学術機関課課長補佐】 ロードマップからフロンティア。
【小林主査】 ええ。まあそういう大型研究計画で,こういう財政支出で処理が可能なものというのは。
【小林学術機関課課長補佐】 具体的には先ほど申し上げた情報以上のものは持ち合わせておりませんのですが,例えば,この経済対策の中にフロンティアというワードが入っていたり,国立大学などにおけるそういった教育研究環境の基盤的な整備を進めるということが閣議決定されておりますので,こういったものを踏まえて,事務局としても調整しているところでございます。
【中野委員】 よろしいですか。
【小林主査】 はい。
【中野委員】 この文章における量子というのはどういう意味で使っているんでしょう? 厳密な意味で言うと量子じゃないものは世の中にないような気がするんですけれども。ここはもうできるだけ拡大解釈で量子なんでしょうか。それともかなり,今の政府は厳密な狭い意味で量子という言葉を使っているんでしょうか。
【小林学術機関課課長補佐】 すみません,ちょっと今手元にデータがあるわけではないんですが,当省の科学技術・学術政策局の方で量子室というところがありまして,そこで量子戦略といったものを,たしか政府全体で求めているところがあると思いますので,そこで量子についての定義がなされていると考えておりますので。
【小林主査】 補正予算ですから,一過性でやれるものでないとできないと思いますけれども,こういうところで何か,先ほどちょっと話題が出た基盤整備みたいなもので,多少なりとも実現できるものがあれば非常に有り難いと思うのですが。SINETみたいなものとか,あるいは共同利用の機関法人のいろいろな施設の老朽化ですね,これが非常に大きな問題になっていますから,こういう大型が毎年来るわけではないと思いますので,今回あるということは,多分,来年は考えにくいのかなと,いろいろな意味でですね。と考えると,もうこの際,ここで老朽化・長寿命化対策をいろいろやっていただくことを,そういうのが補正予算としては一番合っていると思いますので,是非お願いをしたいというところです。
ロードマップ2020は,非常に混んでくると思います。実際には,フロンティアの予算は変わらないと思いますが,一方で,それぞれの研究申請の単価がだんだん高くなってきていると。そうすると,前回2017は7件選びましたけれども,今回は果たして何件選べるのだろうという,できるだけ身軽になりたいというのが強い希望です。そういう意味では,何かこういうところで処理できるものがあれば,できるだけ処理をお願いしたいというところですが,実際はどうなのでしょうか。若手研究者に10年研究費が行くとか,小中学生に1人1台パソコンが行くというのは何となく分かるのですが。
【西井学術機関課長】 間もなく補正予算にしても来年度の当初予算につきましても閣議決定が今週,来週行われて,今ぎりぎりの調整がされてございますので,それが終わりました後に,しかるべきタイミングでまた御説明できるものは御説明させていただきたいと思っております。
【小林主査】 ありがとうございます。
ほかに何か皆さんから。よろしいでしょうか。
それでは,今後のスケジュール等について,事務局から説明をお願いいたします。
【小林学術機関課課長補佐】 それでは,資料4に基づきまして,今後の審議のスケジュールについて御説明をさせていただきます。年明けになるとは思いますけれども,次回については調整中といたしておりますが,議題といたしましては,引き続きロードマップの策定についてを考えているところでございます。また時期等が分かりましたら御連絡させていただきたいと思います。
【小林主査】 ありがとうございます。
皆様からいろいろな御意見を頂く中で,ロードマップの策定方針及び申請のフォーマットについて,今まで以上に理想的な案が非常にできてきたと思います。
一方で,これを審査するのは今まで以上に大変になったなという気はいたします。一律の指標で比べるということではないので,非常に難しい問題は出てきていると思いますが,いずれにせよ,まずパブコメに掛けて意見を頂いた上で,最終的に公募をしてと。その中でマスタープランの重点も公表されてくるということになると思います。
それでは,少し時間早めですが,本日の議事は以上ですので,これで終了いたします。
事務局から何か補足があればお願いします。
【小林学術機関課課長補佐】 特段ございません。
【小林主査】 それでは,本日の会議,これで終了とさせていただきます。皆様,どうもありがとうございました。
 
―― 了 ――

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