4.人文学及び社会科学と社会との関係について

(1)総論

  • 一般的に、人文学及び社会科学の研究者は社会との接点に関する認識が希薄。研究者自身の意識改革が必要。
  • 大学は、いわば日本最大のシンクタンクの役割を担っている。我が国の学術政策を考えるにあたっては、そうした観点から、長期的な視野に立ちつつも、政策や社会の要請に基づいた振興方策が必要。
  • 実験室で条件をコントロールできる自然科学の社会的役割は、客観的な予測を提示することにあるのに対して、社会科学の社会的役割は、政策の方向性などの選択枝の提示にある。意思決定は、研究者ではなく、あくまで人々が行う。

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