1.人文学及び社会科学の現状と課題について

  • 人文学及び社会科学系のポストが少なく、若手研究者の行き場がないという現状がある。
  • 地方の大学は、研究者の減少や、財政規模が小さく資料の購入が困難であったり、多忙で研究時間が確保できないなどの、様々な悩みを抱えている。
  • 我が国では、歴史的に応用系の学問が重視されすぎているのではないか。我が国の社会科学を、国際的にも高く評価される水準のものとするためには、真理を追究し、普遍的な命題を創出する基礎学をおろそかにしてはならない。
  • 問題は、客観的データの活用やモデルの開発等を行わず、単なる評論で終わってしまっている我が国の社会科学の現状ではないか。米国等で高く評価されている研究者の研究活動をしっかりと評価していかなければならない。
  • 若手研究者の養成において、実験の結果をどのように自分の考えとしてまとめていくといった、まさに「概念化」する力が弱体化している。

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