資料8‐2 人文学及び社会科学の振興について(論点)(案)(平成19年4月3日 第16回学術研究推進部会配付資料)
(1)学問の特性について
- 人文学及び社会科学の特性は何か(自然科学との比較)
- 人文学と社会科学とを分ける基準は何か。
人文学
- 学問全体の中で人文学の位置づけは何か。
- 哲学、文学、歴史学など伝統的な人文学と、文学部に置かれることの多い心理学、社会学のような実験的な手法や数理的な手法を用いる学問を、同一に論じてよいか。心理学や社会学は社会科学として位置づけてもよいのではないか。
社会科学
- 学問全体の中で社会科学の位置づけは何か。
- 数理的な手法に依拠することの多い経済学と、政治学、法学とを同一に論じてよいか。
- 研究者の問題意識、研究対象及び研究手法を現代化していくことが必要ではないか。
- 専門職大学院を研究面からどのように位置づけるか。
融合領域
- 自然科学と融合した人文学及び社会科学の研究とはどのようなものか
(2)学問と社会との関係について
人文学及び社会科学の社会的意義
- 人文学及び社会科学の社会的な意義、役割、機能は何か
人文学及び社会科学における研究成果の社会還元
- 社会の側から見て、人文学及び社会科学の研究成果とは何か
- 研究成果の社会還元はどのように行われるのか
- 政策や社会のニーズに対応した人文学及び社会科学研究は必要か。
(3)行政の支援のあり方
- 行政が、人文学及び社会科学を支援していくに当たり、自然科学に対する支援と異なる手法を採ることが必要ではないか。
- 研究者の自由な発想に基づく学術研究に対する支援とともに、政策や社会のニーズに対応した研究活動の推進が必要ではないか。