資料3−1

人文学及び社会科学に関する基礎資料のポイント

1.教員関係統計

  •  「人文科学」を専門とする教員数が、国立大学セクターで減少傾向にある。
  •  「人文科学」の若手教員が減少傾向にある。

2.学生関係統計

  •  「人文科学」については、学部、修士、博士を問わず、「史学」、「文学」という伝統的な分野を専攻する学生数がやや減少しているのに対し、「その他」(融合領域や実践的な学問)を専攻する学生数が急増している。特に、この傾向は国立大学セクターで著しい。
  •  「社会科学」については、修士、博士の大学院生数の増加が著しい。

3.研究費関係統計

  •  科学研究費補助金における人文・社会科学に対する配分は、「件数において2割、金額において1割」である。
  •  COE等の拠点形成型の競争的資金については、研究者の集積しているいわゆる大規模大学が主な採択対象となっている。