参考資料2　平成19年度特別教育研究経費の概要

　新たな教育研究ニーズに対応し、各国立大学等の個性に応じた意欲的な取組みを重点的に支援するため、特別教育研究経費を措置。
　〔地域医療・先進医療、食の安全・安心、特別支援教育、国際協力など〕

平成19年度特別教育研究経費予定額　84,488（80,049）百万円
うち前年度からの継続事業　60,778百万円

教育改革

　大学教育の改革を推進するための各国立大学法人の積極的な取組みを支援。

主な新規事業

• 国際協力・共生社会のための実践的教育改革事業【大阪大学・大阪外国語大学】
• 地域医療を担う全人的医療人養成事業【鳥取大学】
• 発達支援相談室の活動を中核とした特別支援教育の実践的研究【福島大学】
• 県教育委員会との連携による新しい教員養成カリキュラムの開発実施【鹿児島大学】
• 地域資源を活用した持続可能な発展に関する観光教育・人材育成プログラム開発【琉球大学】

81（77）法人  174（135）件　平成19年度予定額  7,512（6,047）百万円
うち前年度からの継続事業　128件　5,602百万円

研究推進

　大規模基礎研究の推進や新たな研究分野・領域への挑戦など各国立大学法人における学術研究の推進を支援。

主な新規事業

• 次世代医療技術・創薬・臨床開発プロジェクト【京都大学】
• 先端的再生医療技術による難治性疾患治療法の開発【愛媛大学】
• 地球気候系の診断に関わるバーチャルラボラトリーの形成【千葉大学・東京大学・名古屋大学】
• 宇宙材料複合劣化研究プロジェクトの推進【九州工業大学】

64（56）法人　189（153）件　平成19年度予定額　38,096（35,379）百万円
うち前年度からの継続事業　137件　35,801百万円

拠点形成

　特定の国立大学法人において、他の国立大学法人や国外の研究者等に対して教育研究環境を開放して行う大学全体の教育研究水準の向上にむけた事業を支援。

主な新規事業

• 離島へき地医療人育成センターの設置【鹿児島大学】
• 筑波聴覚障害学生高等教育テクニカルアシスタントセンターの構築事業【筑波技術大学】
• 先駆的海洋科学創成に向けた革新技術の開発事業【東京大学】

23（21）法人　63（58）件　平成19年度予定額　16,500（16,568）百万円
うち前年度からの継続事業　57件　16,196百万円

連携融合事業

　国際的機関を含む公共的団体（国又は地方公共団体、学術関係機関、開発援助機関等）と連携してコストシェアの考え方に基づき一定期間にわたって行われる教育研究活動等を支援。

主な新規事業

• 獣医農畜産分野における国際協力人材の育成【帯広畜産大学】
• 高齢社会における自殺予防の学際的研究創出事業【秋田大学】
• 国際デュアル大学院教育の推進【北陸先端科学技術大学院大学】
• ICTを活用した双方向型地域再生モデル構築事業【大分大学】
• 環オホーツク環境研究ネットワークの構築【北海道大学・北見工業大学】

53（44）法人　90（72）件　平成19年度予定額　3,764（3,425）百万円
うち前年度からの継続事業　70件　3,179百万円

特別支援事業

　全国の研究者の利用に供するための学術研究上、特別な価値を有する情報の保存・収集を支援。また、教育研究経費等では整備が困難な教育研究設備（医療機器を含む）の整備や就学機会を確保するなど社会人等の学び直し等を支援。

主な新規事業

• ヘリウム液化装置【岡山大学】
• 幕末・明治期日本古写真の教育・生涯学習への創造的活用と国際的日本教育・研究支援事業【長崎大学】
• 国文学情報資料保存設備【人間文化研究機構】
• 再チャレンジ支援経費【北海道大学ほか75法人】

91（91）法人　480（414）件　平成19年度予定額　18,616（18,630）百万円

※　各区分の法人数、件数、金額の（　）書きは、前年度予算である。