資料1‐3 第4期「学術研究推進部会」の審議事項(案)

平成19年4月3日

(1)学術の中長期的、横断的、総合的な推進方策について

1.他の部会等における審議状況

 現在、「研究環境基盤部会」では、国公私を通じた施設・設備等の共同利用のあり方など、大学等における学術研究の推進体制についての審議を行っている。また、「研究費部会」では、我が国の大学等における研究費のあり方についての審議を行っている。更に、人材養成については、総会直属の委員会である「人材委員会」、国際関係については、「国際委員会」において審議が行われている。

2.審議事項案:大学における学術研究戦略の在り方について

 第3期の本部会において実質的な審議を行い、学術分科会の報告として提出された「研究の多様性を支える学術政策」(平成17年10月13日)のフォローアップ状況(資料1-2)を見ると、研究費や大学の共同利用のあり方等の個々のテーマについては、他の部会において審議を行うことが適切であり、本部会としては、学術政策全般について審議を行うという観点から、大学における学術研究戦略の在り方について、審議を行うことが適切と考えられるが、どうか。

3.留意事項

 なお、大学における学術研究戦略のあり方について審議を行うに当たっては、本年夏に行う予定の「大学における学術研究戦略の策定状況のフォローアップ調査」を踏まえることが必要である。

(2)特定分野における学術研究の推進方策等について

1.他の分科会等での審議状況

 学術研究を含めた科学技術の各分野別の施策等については、「計画・評価分科会」において分野別の委員会等を設置して審議を行っている。

2.中・長期的な審議の在り方等について

 当面、本部会としては、「大強度陽子加速器の計画及び評価」及び「核融合研究」について、「計画・評価分科会」に下に置かれた部会との連携・協力等により審議を進めるとともに、学術分科会固有の審議事項として「人文学及び社会科学研究の推進、支援について」を審議を行うこととしているが、将来的には、本部会においてどのような形で特定分野を取り扱っていくのが適切か。
 例えば、分野別の審議が必要となった場合、当該分野を審議するための委員会等を適宜設けることとするか。また、特に、学術研究に係る特定の大型プロジェクトの推進等については、「学術研究に係る特定の大型プロジェクトに関する委員会」を設置して、その下でプロジェクトごとの審議を進めていくこととするか。

3.当面の審議事項

1.人文学と社会科学研究(自然科学との融合領域を含む)の推進、支援について

 第3期学術分科会において、人文学と社会科学の振興について審議を行うことが求められている。
また、2月22日の本部会において、「人文学及び社会科学は人類全体の根源的な問題を扱っており、その振興は極めて重要」とか、「人文学及び社会科学の審議体制については、自然科学との融合領域も含め、これらを一つの委員会で取り扱うべき」との御意見をいただいている。
 これらを踏まえ、今後、本部会において人文学と社会科学の振興に関する審議を行うことが適切である。
具体的な審議体制については、人文学と社会科学の学問の特性を踏まえ、資料2-4のとおり、本部会の下に、委員会を置いて審議することとしてはどうか。

2.大強度陽子加速器の計画及び評価について(前回の部会において了承)

 第3期以来、「計画・評価分科会 原子力分野の研究開発に関する委員会」、「学術分科会研究環境基盤部会」の下に、「大強度陽子加速器計画評価作業部会」を設置して、大強度陽子加速器(J-PARC)計画について審議を行ってきた。
第4期においては、2月1日の学術分科会において、「特定分野における学術研究の推進のための方策及び評価について」は「学術研究推進部会」において行うことが決定され、これを踏まえ、2月22日の本部会において、「大強度陽子加速器計画評価作業部会」を設置し、審議を進めることとした。

3.核融合研究について(前回の部下において了承)

 第3期以来、「計画・評価分科会 原子力分野の研究開発に関する委員会」の下に「核融合研究作業部会」を設置して、「学術分科会 研究環境基盤部会」と連携・協力して、審議を行ってきたところである。
 第4期においては、2月1日の学術分科会において、「特定分野における学術研究の推進のための方策及び評価について」は「学術研究推進部会」において行うことが決定され、これを踏まえ、2月22日の本部会において、「核融合研究作業部会」の連携・協力の相手方として本部会において審議を進めることとした。

お問合せ先

研究振興局振興企画課学術企画室

Get ADOBE READER

PDF形式のファイルを御覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要な場合があります。
Adobe Acrobat Readerは開発元のWebページにて、無償でダウンロード可能です。

(研究振興局振興企画課学術企画室)