○ 核融合研究は、現在、大きな発展・転換期にある。ITER(イーター)計画の本格化や幅広いアプローチの始動等により、核融合研究が新たなフェーズに入ったことに伴い、今後、我が国としてどのようにITER(イーター)計画等の国際共同研究に取り組むのかが重要な課題となっている。
○ 平成15年1月の科学技術・学術審議会学術分科会基本問題特別委員会核融合研究ワーキンググループ(以下、「核融合研究WG」という。)による「今後の我が国の核融合研究の在り方について(報告)」で示された核融合研究の重点化等についても、これまでの進捗状況を確認した上で、今後の進め方について検討する必要がある。
○ このため、科学技術・学術審議会研究計画・評価分科会原子力分野の研究開発に関する委員会に核融合研究作業部会(以下、「作業部会」という。)が設置された。主な検討課題として、
(1)ITER(イーター)計画に関する国内における推進体制の構築等について
(2)核融合研究の重点化等について
(3)その他、核融合研究に関する諸課題について
をあげ、平成18年5月に開かれた第1回会合以来、調査審議を重ねてきた。
本報告書は、作業部会で行われた検討結果と、今後の推進方策について取りまとめたものである。
研究振興局振興企画課学術企画室