平成19年2月15日
ITER(イーター)計画の本格化や幅広いアプローチの始動等により、核融合研究が新たなフェーズに入ったことに伴い、今後、我が国としてどのようにITER(イーター)計画等の国際共同研究に取り組むのかが重要な課題となっている。
また、平成15年1月の学術分科会基本問題特別委員会核融合研究ワーキンググループによる「今後の我が国の核融合研究の在り方について(報告)」で示された核融合研究の重点化等についても、これまでの進捗状況を確認した上で、今後の進め方について検討する必要がある。
このため、我が国における核融合研究に関する新たな展開について、調査審議を行う作業部会を設置するものである。
(1)ITER(イーター)計画に関する国内における推進体制の構築等について
(2)核融合研究の重点化等について
(3)その他、核融合研究に関する諸課題について
ITER(イーター)計画を踏まえた今後の核融合研究について検討することから、原子力分野の研究開発の推進に関する重要事項について審議する「研究計画・評価分科会原子力分野の研究開発に関する委員会」の下に設置する。
本作業部会の調査審議に当たっては、大学等における学術研究についても重要な検討課題となることから、「学術分科会学術研究推進部会」と十分な連携・協力を図ることに留意する。
大学、大学共同利用機関、研究開発法人の研究者及び学識経験者等から構成する。
核融合研究作業部会の庶務は、関係課室の協力の下、研究開発局研究開発戦略官付(原子力計画課核融合開発室)が処理する。
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(部会) 第2条 分科会に、次の表の左欄に掲げる部会を置き、学術の振興に関する重要事項のうち右欄に掲げる事項について調査審議する。
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(部会) 第2条 分科会に、次の表の左欄に掲げる部会を置き、学術の振興に関する重要事項のうち、右欄に掲げる事項について調査審議する。
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(1)学術研究の総合的な推進方策について (2)特定分野における学術研究の推進方策及び評価について |
(1)学術研究の総合的な推進方策について |
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(1)大学等における学術研究の推進体制について (2)学術情報基盤及び学術研究設備の整備の在り方について (3)国立大学法人運営費交付金における特別教育研究経費(学術研究関係)について (4)その他研究環境の具体的な整備及び評価について |
(1)学術情報基盤及び学術研究設備の整備の在り方について (2)学術の特定分野における推進方策及び評価について (3)国立大学法人運営費交付金における特別教育研究経費(学術研究関係)について (4)その他研究環境の具体的な整備及び評価について |
平成19年2月15日現在
飯吉 厚夫 | 中部大学総長 |
石塚 昶雄 | 社団法人日本原子力産業協会常務理事 |
大島 まり | 東京大学大学院情報学環教授 |
椛島 洋美 | 横浜国立大学大学院国際社会科学研究科助教授 |
菊池 満 | 独立行政法人日本原子力研究開発機構先進プラズマ研究開発ユニット長 |
小森 彰夫 | 自然科学研究機構核融合科学研究所大型ヘリカル研究部研究総主幹 |
香山 晃 | 京都大学エネルギー理工学研究所教授 |
坂内 正夫 | 情報・システム研究機構国立情報学研究所長 |
笹尾 眞實子 | 東北大学大学院工学研究科教授 |
高村 秀一 | 名古屋大学大学院工学研究科教授 |
田中 知 | 東京大学大学院工学系研究科教授 |
東嶋 和子 | サイエンス・ジャーナリスト |
平山 英夫 | 高エネルギー加速器研究機構共通基盤研究施設長 |
松田 慎三郎 | 独立行政法人日本原子力研究開発機構執行役 |
三間 圀興 | 大阪大学レーザーエネルギー学研究センター長 |
本島 修 | 自然科学研究機構核融合科学研究所長 |
吉田 善章 | 東京大学大学院新領域創成科学研究科教授 |
山田 弘司 | 自然科学研究機構核融合科学研究所大型ヘリカル研究部研究主幹 |
第1回 平成18年5月11日(火曜日) 審議事項について討議
第2回 平成18年6月21日(水曜日) ITER(イーター)計画及び幅広いアプローチに関する国内検討体制及び国内推進体制について審議
第3回 平成18年8月31日(木曜日) 以下の検討課題について審議
第4回 平成18年10月25日(水曜日) 以下の検討課題について審議
第5回 平成18年12月26日(火曜日) 以下の検討課題について審議
第6回 平成19年1月31日(水曜日) 以下の検討課題について審議
第7回 平成19年3月22日(木曜日) 報告書について審議(予定)
研究振興局振興企画課学術企画室