資料3‐1 第4期学術研究推進部会の審議の進め方について(案)

(1)学術の中長期的、横断的、総合的な推進方策について

 現在、「研究環境基盤部会」では、国公私を通じた施設・設備等の共同利用のあり方など、大学等における学術研究の推進体制についての審議を行っている。また、「研究費部会」では、我が国の大学等における研究費のあり方についての審議を行っている。
 このような中で、「学術研究推進部会」では、どのようなテーマで、どのような審議体制で審議を進めていくべきか。

(2)特定分野における学術研究の推進方策等について

 学術研究を含めた科学技術の各分野別の施策等については、「計画・評価分科会」において分野別の委員会等を設置して審議を行っている。
 このような中で、「学術研究推進部会」として、どのような形で特定分野を取り扱っていくのが適切か。分野別に委員会等を設けることとするか。

1.人文学と社会科学研究の推進、支援について

 第3期学術分科会において、人文学と社会科学研究の推進、支援について審議を行うことが求められている。
 審議に当たっては、本部会を中心に行うのがよいか、本部会の下に人文学と社会科学に関する分野別の委員会を設けることとするか。その場合、人文学と社会科学を一体として取り扱うか。分けて取り扱うか。

2.人文学、社会科学及び自然科学にまたがる複合領域に係る研究の推進、支援について

 環境や地域研究等の人文学、社会科学及び自然科学にまたがる複合領域に係る研究の推進、支援方策についての審議を行うことが必要と考えられる。
 審議に当たっては、1.別途委員会を設置して行うこととするか、2.人文学と社会科学に関する委員会において行うこととするか。

3.「学術研究に係る特定の大型プロジェクトに関する推進方策及び評価」について

 別紙のとおり、「大強度陽子加速器の計画及び評価」と「核融合研究」は、専門的な観点から検討を行うために、「特定大型学術研究計画委員会」(仮称)を設置して、その下に作業委員会を設置するなどしてはどうか。

別紙 学術研究推進部会審議体制 概念図(案)

学術研究推進部会における「部会」、「委員会」、「作業委員会」の役割分担の考え方

部会:

 学術研究推進部会全体の総括審議
 学術に関する中長期的かつ横断的・総合的な推進方策に係る事項の審議

委員会:

 特定分野の推進方策に係る事項の審議

作業委員会:

 特定分野に関する審議のうち、個別のプロジェクト等に係る事項の審議

(参考)学術研究推進部会の調査審議事項(学術分科会運営規則)

  1. 学術に関する中長期的かつ横断的・総合的な推進方策に係る事項
  2. 特定の分野における学術研究の推進のための具体的な方策及び評価に係る事項

    学術研究推進部会審議体制 概念図(案)

参考 「大強度陽子加速器の計画及び評価」と「核融合研究」に関する経緯

大強度陽子加速器の計画及び評価について

 第3期以来、「計画・評価分科会 原子力分野の研究開発に関する委員会」、学術分科会研究環境基盤部会の下に、「大強度陽子加速器計画評価作業部会」を設置して、大強度陽子加速器(J-PARC)計画について審議を行ってきた。
 第4期においては、「特定分野における学術研究の推進のための方策及び評価について」は、2月1日の学術分科会において「学術研究推進部会」において行うことが決定されたことを踏まえ、引き続き同作業部会を設置して審議を継続する必要がある。

核融合研究について

 第3期以来、「計画・評価分科会 原子力分野の研究開発に関する委員会」の下に「核融合研究作業部会」を設置して、「学術分科会 研究環境基盤部会」と連携・協力して、審議を行ってきたところである。
 第4期においては、「特定分野における学術研究の推進のための方策及び評価について」は、2月1日の学術分科会において「学術研究推進部会」において行うことが決定されたことを踏まえ、引き続き本部会が「核融合研究作業部会」の連携・協力の相手方として審議を継続する必要がある。

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