学術分科会
学術研究推進部会(第1回)
平成16年7月6日
主な事項 | 平成11年度 | 平成12年度 | 平成13年度 | 平成14年度 | 平成15年度 | 平成16年度 |
---|---|---|---|---|---|---|
○ ニュートリノ研究の推進 (東京大学宇宙線研究所、高エネルギー加速器研究機構) |
18 | 19 | 19 | 18 | 23 | 25 |
○ Bファクトリー計画の推進 (高エネルギー加速器研究機構) |
85 | 85 | 87 | 86 | 86 | 80 |
○ 大強度陽子加速器計画の推進 (高エネルギー加速器研究機構) |
- | - | 8 | 33 | 50 | 84 |
○ アルマ計画(アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計システム)の推進 (自然科学研究機構国立天文台) |
- | - | - | - | - | 10 |
○ 大型光学赤外線望遠鏡「すばる」計画の推進 (自然科学研究機構国立天文台) |
29 | 29 | 35 | 34 | 34 | 33 |
○ 大型ヘリカル装置による核融合科学研究の推進 (自然科学研究機構核融合科学研究所) |
77 | 77 | 76 | 56 | 56 | 60 |
主な事項及び要旨 | (前年度予算額) 平成16年度予算額 |
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○ ニュートリノ研究の推進 〔東京大学宇宙線研究所・高エネルギー加速器研究機構〕 ニュートリノの質量の有無を精密検証するため、スーパーカミオカンデ(岐阜県飛騨市)により、宇宙から飛来するニュートリノ観測実験を推進。(平成8年度から本格実験を実施)また、高エネ機構の加速器を用いてニュートリノを人工的に発生させ、スーパーカミオカンデに向けて発射し、数の変化を観測する「ニュートリノ振動実験」を推進。(平成11年度から本格実験を実施) 平成13年11月に光電子増倍管が大量に破壊(11,146本のうち6,777本)する事故が発生したが、所要の対策を講じた上で、平成14年10月から実験を再開。平成15年度から、総額約25億円・4年計画で全面復旧を開始。 ※ スーパーカミオカンデ建設費 約104億円(平成3~8年度、6年計画) ニュートリノ振動実験(ビームライン)建設 約32億円(平成8~10年度、3年計画) |
(2,255百万円) 2,516百万円 |
○ Bファクトリー計画の推進〔高エネルギー加速器研究機構〕 大量のB中間子を発生させ、その崩壊現象を観測する加速器「Bファクトリー」により、物質(粒子)と反物質(反粒子)に物理法則の違いがあるという自然界の対称性の破れ(CP対称性の破れ)を解明。(平成11年度から本格実験を実施中) ※ 建設費 約378億円(平成6~10年度、5年計画) |
(8,562百万円) 7,957百万円 |
○ 大強度陽子加速器計画の推進〔高エネルギー加速器研究機構〕 高エネ機構と原研が共同で、世界最高レベルのビーム強度を持った陽子加速器を建設し、原子核・素粒子物理学、物質・材料科学、生命科学等広範な研究分野の新展開を目指す「大強度陽子加速器計画」を着実に推進。(平成13年度から建設に着手) ※ 世界最大の50ジェブ陽子シンクロトロン、400メブリニアック、ニュートリノビームライン等を茨城県東海村に建設。 ※ 全体計画1,514億円(KEK650億円、原研864億円) 平成13~20年度、8年計画 高エネルギー加速器研究機構と日本原子力研究所の共同事業 |
(7,907百万円) 8,372百万円 |
○ アルマ計画(アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計システム)の推進 〔自然科学研究機構(国立天文台)〕 日本(国立天文台)、米国(国立科学財団)及び欧州(欧州南天天文台)の3者の国際協力により、銀河や惑星等の形成過程を解明することを目的に、口径12メートル(68台)及び口径7メートル(12台)の電波望遠鏡等の建設・運用を行う計画。 ※ 全体計画256億円 平成16~23年度、8年計画 ・アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計の建設 |
(新規) 1,003百万円 |
○ 大型光学赤外線望遠鏡「すばる」計画の推進〔自然科学研究機構(国立天文台)〕 米国ハワイ島マウナケア山頂に建設した口径8.2メートルの「大型光学赤外線望遠鏡 (すばる)」により、宇宙の涯に挑み、銀河が誕生した頃の宇宙の姿を探る。 (12年度から本格観測を開始。) ※ 建設費 約395億円(平成3~11年度、9年計画) |
(3,393百万円) 3,267百万円 |
○ 大型ヘリカル装置による核融合科学研究の推進 〔自然科学研究機構(核融合科学研究所)〕 我が国独自のアイデアに基づく超伝導コイルを用いた世界最大のヘリカル型実験装置「大型ヘリカル装置」により、高温プラズマの閉じ込めと定常運転の実証を目指す。(平成10年度から本格実験を実施中) ※ 建設費 約507億円(平成2~9年度、8年計画) |
(5,621百万円) 5,975百万円 |
※ 平成16年度予算額については、運営費交付金中の推計額及び施設整備費補助金を計上。
研究振興局 振興企画課