資料3 国立国会図書館における学位論文の電子化に係る検討状況について

1.検討経緯

 ○ 「国立国会図書館と大学図書館との連絡会」(以下「連絡会」)設置(平成18年2月)

 ○ 「学位論文電子化の諸問題に関するワーキング・グループ」(以下「学位論文WG」)設置(平成19年11月)、「中間報告」とりまとめ(平成20年3月)

 ○ 国立国会図書館所蔵資料のデジタル化に係る予算措置(平成21年5月、補正予算)

 ○ 学位論文の電子化に係る具体的な実施案の検討(平成21年6月以降、「連絡会」及び「学位論文WG」)

2.学位論文の電子化に係る作業方針

 ○ 1991年(平成3年)から2000年(平成12年)に受け入れた学位論文(約13万冊)を対象とする予定

 ○ 上記対象予定学位論文と現在機関リポジトリで公開されている学位論文との重複は、調査の結果わずか(1.6%)であることから、重複分の除外はしない

 ○ 著作権処理は大学と国立国会図書館が相互に協力して実施(「共通許諾書」(検討中)に基づき学位論文の著者へ許諾依頼)

3.今後のスケジュール(予定)

平成22年

 5月下旬~6月 「連絡会」及び「学位論文WG」において共通許諾書の確定、大学関係団体への資料送付・協力依頼、説明会等

 6月~7月中旬 共通許諾参加大学の募集

 9月~ 学位論文の電子化、著作権処理作業

4.その他

 ○ 学位授与者である大学及び著作権を有する学位論文の著者の理解と協力

 ○ 学位論文の電子化及び利用の促進に向け、将来的には学位規則の改正も視野

お問合せ先

研究振興局情報課学術基盤整備室

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(研究振興局情報課学術基盤整備室)