令和7年11月4日(火曜日)15時00分~17時00分
オンライン形式
上田主査、立木主査代理、佐々木委員、竹林委員、吉田委員、石原委員、岡田委員、金庭委員、小竹委員、佐藤委員、鈴木委員、戸田委員、平出委員、府川委員
高橋資源室長
【上田主査】 これより、会議を公開にて行います。
続いて、議題(3)に入ります。第13期食品成分委員会について、事務局から説明をお願いします。
【髙橋室長】 事務局でございます。今、資料を共有させていただきます。少々お待ちください。
画面には、資料5を共有しております。こちらは、先日開催されました9月11日の資源調査分科会で決定されました、「食品成分委員会について」というものでございます。本委員会は、この目的に挙げられておりますように、資源の総合的利用に関する重要事項として位置づけられている日本食品標準成分表に関しまして、次期改訂方針、あるいは在り方の検討を行うとともに、この後御説明します(1)から(3)の事項を検討することを目的として設置されております。
まず、一つ目の項目としては、収載内容の更新・充実です。食品分析表には、これまで充実を図ってきた中で、分析値が古い食品、あるいは近年新たに加わった成分項目の値がない食品というものがございます。そういったことを踏まえて、より現在の流通実態に即するよう、収載食品の再分析を重点的に実施、あるいは、そのことによって収載内容の更新・充実を行うということが示されております。また、そのときには、国民健康・栄養調査等を参考に、主要な栄養成分の寄与度が上位の食品ですとか、あるいは摂取量が多いもの、こういったものを優先しつつ、再分析、未収載成分の分析が必要な食品、あるいは食生活の変化等によりまして新規収載が求められる食品についても、更新・充実の対象とするということが示されております。
二つ目の項目は、デジタル化対応でございます。デジタル社会の多様な利用を踏まえながら、食品成分データの精度・信頼性の向上を目指しまして、これまで第12期でも取り組んでおりましたけれども、食品成分データの生成から正式公開までのシステム化の検討を進めていただきます。また、多様な利用に関する食品成分データの提供方法、あるいは連携、こういった利用推進方策、これも検討をする内容として示されております。また、多様な利用者に向けてということで、英語版の作成・提供も示されております。
三つ目の項目としては、国内外動向調査といたしまして、民間を含めた関係団体等の動向ですとか、あるいは関連施策の検討状況を踏まえながら、食品分析データの受入れ・情報提供などの検討をいただくほか、国内での食品摂取を基本に、国外で公表しているデータ、あるいはその利活用についても把握して、今後の在り方の検討につなげることとされております。
これらを整理した調査事項として、ここにあります五つの項目が示されております。
また、調査体制として、資源調査分科会の下に食品成分委員会を設置すること。また、委員会の調査の結果につきましては、資源調査分科会に報告を行うというようなことが定められております。
次に、資料6でございます。「作業部会の設置について(案)」でございます。食品成分委員会では、機動的な調査を行うための下部組織として、作業部会の設置を行うことができることとなっております。この運営規則の設置の規定に基づきまして、2に掲げております企画作業部会の設置を第12期に引き続いて行いたいということでございます。調査事項に挙げております5項目は、先ほどの「食品成分委員会について」で資源調査分科会から示された5項目でございます。具体的に、企画作業部会で検討する内容というのは、食品成分表の編集方針ですとか、食品成分データベース、分析食品の検討などの特定の事項というようなことを調査いただくということを想定しております。また、その際には、これらの特定の事項を機動的に調査するという観点から、食品成分委員会の公開の手続についてに従いまして、規則第2条第8項の報告をもって公開という形にさせていただきたいと考えております。
検討体制でございますけれども、調査に当たっては、第12期、昨期と同様に、収載値等の個別の食品の検討作業、あるいは、それに関連する文献調査などについては、アウトソーシングを想定しております。また、アウトソーシングの運営主体には、分野ごとにワーキンググループを設置し、必要な調査・検討を行い、企画作業部会または食品成分委員会に報告を行うということを想定しております。このワーキンググループにつきましては、12期と同様、植物、動物、調理加工食品といった、三つのグループを想定しております。また、企画作業部会は、これらのワーキンググループで行われました、分野別の検討、個別の食品の検討などの結果を踏まえまして、成分表の横断的な課題に対する議論を行って、その結果を食品成分委員会へ提案・報告していただくというようなことを想定しているところでございます。
事務局からの説明は、以上でございます。
【上田主査】 ありがとうございました。
ただいまの説明について、御意見などございましたら、お願いします。
御意見がございましたら、「挙手」ボタンを押して、述べてくださいますよう、お願いします。
よろしいですか。
ないようですので、次に進めたいと思います。
次に、その他ですが、本日は特に該当する事項は予定していないと伺っていますが、事務局、よろしいでしょうか。
【髙橋室長】 その他の事項は、特に予定しておりません。
【上田主査】 ありがとうございました。
本日の予定議題は以上ですが、委員の皆様から、ほかに何かございますか。
よろしいですか。
ないようでしたら、本日の議論はこれまでといたします。
なお、本日の会議の議事録については、委員会運営規則第5条により、人事に関する案件に係る部分を除き、公表いたします。
また、次回の食品成分委員会については、事務局と調整の上、追って御連絡いたします。
それでは、本日は閉会いたします。ありがとうございました。
── 了 ──