第十一期食品成分委員会(第23回) 議事録

1.日時

令和4年12月6日(火曜日) 13時00分~15時00分

2.場所

Web会議

3.議題

  1. 新規収載値(案)について
  2. 令和5年度分析食品リスト(案)について
  3. 企画作業部会での検討事項の報告について
  4. 第11期食品成分委員会の調査事項の進捗状況について
  5. その他

4.配付資料

5.出席者

委員

門間主査、瀧本主査代理、本田委員、石原委員、上田委員、金庭委員、小竹委員、小林委員、佐々木(啓)委員、佐々木(朋)委員、鈴木委員、高橋委員、竹林委員、立木委員、平出委員、吉田委員

文部科学省

松下資源室長、原室長補佐

6.議事録

【門間主査】  それでは、始めさせていただきます。
 ただいまから第23回科学技術・学術審議会資源調査分科会食品成分委員会を開催いたします。主査を担当させていただいております門間です。どうぞよろしくお願いいたします。
 本委員会の議事につきましては、全て公開となり、後日、議事録がホームページに掲載されますので、あらかじめ御了承ください。
 また、本日は新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、傍聴につきましては、会議の模様をライブ配信にて公開しております。配信トラブル等があった場合には、後日、議事録にて確認していただくよう、こちらも御了承ください。
 それでは、これより議事に入るため、まず事務局から、委員の出欠状況の報告と配布資料の確認をお願いいたします。
【松下室長】  委員の出欠状況ですが、15名の委員が出席で、小林委員は欠席の御連絡をいただいております。
 申し遅れました、私、文部科学省資源室長の松下と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
 次に配布資料ですが、議事次第のほうに、資料のほうを掲載しておりますので、こちらに基づいて、御紹介したいと思います。配付資料といたしましては、資料の1から資料の4まで、このとおり、新規収載一覧について、それから令和5年度分析食品リスト案について、企画作業部会での検討事項の報告について、資料4の第11期食品成分委員会の調査事項の進捗状況について、あとは参考資料、以上のとおりになっております。
 それから委員限りではございますが、一つ資料をお配りしております。こちらのほうは会議の中では使わないものですけれども配付しておりますので、こちらもまた御覧いただければと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
【門間主査】  それでは、議事に入ります。
 事務局から説明お願いいたします。
【原補佐】  資源室補佐の原と申します。よろしくお願いたします。
 それでは、お手元の資料の1について、私のほうから御説明させていただきます。画面共有しますので、しばらくお待ちください。
 こちら、収載予定食品名の一覧となっておりまして、令和3年度の分析事業の分析結果が主ですが、58項目分析した対象の中の、今回収載案をお示しする35食品について取りまとめた表になっております。これらの食品につきまして、分析値をもとに、収載一覧を取りまとめましたので、その御説明になります。
 お手元の資料につきましては、資料の1-1の本表から順に、1-2、アミノ酸の1から4表。1-3の脂肪酸の1から3表。1-4、炭水化物の本表から食物繊維さらに有機酸について、それぞれ成分値案の形で取りまとめたものになっております。こちらの成分値案につきましては、委員の皆様方に、事前にお諮りしておりまして、植物ワーキンググループ、動物ワーキンググループ、調理・加工ワーキンググループそれぞれで、御議論いただいた内容について、事務局のほうに宿題としていただいたものを反映する形で、取りまとめさせていただいたものになっております。
 さらに見ていただき、御確認いただきまして、御意見等ありましたら、よろしくお願いいたします。説明につきましては、以上でございます。
【門間主査】  ありがとうございます。
 御意見などありましたらお願いします。いかがでしょうか。御意見ないようでしたらこの内容で進めていただければと思います。
【原補佐】  御意見なしということで進めさせていただきます。また、疑問点等ございましたら、御連絡いただければ、それらを反映した形で、主査とも相談させていただきまして、公表資料として取りまとめさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
【門間主査】  よろしくお願いします。
 それでは、続いて議題2に入ります。新規収載一覧について、事務局から御説明お願いします。
【原補佐】 共有を変えますので、少しお待ちください。
 資料2-1と資料2-2について御説明差し上げます。令和5年度の分析リストの案についてでございまして、令和3年8月に開催されました資源調査分科会において、新規食品または未収載成分の分析について、素材系食品のうち摂取量が高い食品について優先することとしているところでございます。近年の成分表につきましては、非常に成分項目が多い状況になっておりまして、一方で食品のエネルギー量算出の基礎となる成分項目につきまして、未分析のものがかなり多いということが問題になっております。さらに、成分表の初期の頃から既に収載されている主要な食品であっても、近年新たに加わった成分項目の値がないものも多いことから、エネルギー計算等に滞りを生じているところでございまして、これらについて穴埋めしていくことを目的としまして、試料2-2のリスト案を作成をしたところでございます。
 考え方としましては、資料2-1の①として、主要な食品の未収載成分項目、現在の成分表で、横棒、ハイフンとなっている未分析の項目につきまして、特に、アミノ酸組成、脂肪酸組成であるとか、利用可能炭水化物組成、有機酸、微量要素等の分析について重点的に分析をしていくという内容になっております。
 資料2-1の②としまして、この際、特に主要な食品の分析対象となるべき、現在ハイフンが表示されている成分項目について、文献等によって含まれないと推定されているもの、分析そのものの対象となってこなかった成分項目というものが、かなりの数ありまして、こちらについて、文献等からの推計によって、食品リスト案の作成段階から推定の0というものが整理できないかということを検討したいとしております。
 資料2-2の表の中で、二重丸をついた項目について、分析対象とすることを考えておりまして、バツの部分につきましては、収載値の審議に向けて、文献等に基づく、推定によって、括弧0の収載も検討するような項目として整理しております。表中の算定という項目につきましては、直接その成分について分析対象とするわけではなくて、関連する成分のデータにより、収載値の案を計算する成分項目として整理しているものでございます。
 なお、今回提示する食品リスト案につきましては、令和5年度予算決定後に、予算の範囲内で分析可能な食品数に絞り込みを行うこととしておりまして、当該年度の事業として、公示入札を行う予定としております。今回、令和5年度の分析対象の食品とした場合の結果の公表につきましては、令和6年度以降になる予定となっております。
 以上で説明を終わります。
【門間主査】  それでは、ただいまの説明につきまして、御意見等ありましたらお願いします。
【高橋委員】  高橋ですけども、よろしいでしょうか。
【門間主査】  お願いします。
【高橋委員】  表中のバツというところなんですが、バツは分析対象とせずということで、今バツが入っているところは、もう既に文献値などで、推定値が0というのをある程度把握をされているということでよろしいんでしょうか。
【門間主査】  事務局いかがでしょうか。
【原補佐】  今回、リストの中でバツをつけている項目につきましては、事前に委員の先生方とのやり取りの中で、推定0がつけられる可能性が高いものについて、バツをつけてもらっておりまして、今後文献等によるものということを改めて検討していただいた上で、括弧0という収載を考えていきたい方向性のものという位置づけでございます。
【高橋委員】  ありがとうございます。ある程度めどがついていて、最後、確定するときに、文献値と照らし合わせるというような考え方ですということですね。理解しました。ありがとうございます。
【門間主査】  ありがとうございます。それでは、ほかに御意見等ございますか。
【上田委員】  上田です。
【門間主査】  上田先生お願いします。
【上田委員】  お願いします。バツと算の違いといいますか、境界に関してですが、バツの定義として、やっぱり文献等に基づくというふうな根拠がないと駄目だと。一方で、我々委員のほうで、あるいは類似食品から、これは含まないだろうと推察される食品は、それなりにございまして、ただ、しかし、0とまで明確にうたってない文献、うたっている文献がなかなか見つからないというようなケースもそれなりにあると思いますが、そういった場合は、バツにはできない。そして算だと、オーケーというふうな認識でよろしいでしょうか。
【原補佐】  算につきましては、特に一つの個体、食品としての個体の中で、明確な差異がある、例えば肉でありますと、赤肉と脂身のような感じのものについて、それぞれの値を使って、一つの全体の成分値を算定するようなことを想定しておりまして、ここで今、上がっている算につきましては、必ずしも0を目指しているものではないという整理にしております。
 さらにこの算と今書いてあるものにつきましては、今現在の成分表でもそのような計算をしているものについて、改めてやり直すときに、同じ方法を使って算定をするということを想定しているということでございます。
【上田委員】  なるほど、分かりました。それでは、私の質問の中の、文献の有無に関しましてはバツの範疇で、ケース・バイ・ケースで考えていくというふうな感じですね。
【原補佐】  そうですね。それはまた、御審議いただくような形でお諮りすることになると思いますので、よろしくお願いいたします。
【上田委員】  分かりました。ありがとうございました。
【門間主査】  ほかに御意見ございますでしょうか。
 よろしいでしょうか。それでは、この件については、予算の範囲内で調整するということで、また、調整の際に御連絡させていただきたいと思います。また、今後、購入指示書、調理指示書の作成等もありますので、御協力のほう、よろしくお願いします。
【原補佐】  一言よろしいでしょうか。
【門間主査】  どうぞ。
【原補佐】  今ほど主査からお話がありました、購入指示書と調理指示書の関連ですけども、実は今回の食品リストにつきましては、かなりのものが既に分析されているものが多くなっておりますので、過去の指示書が、参考になろうかと思いますので、御協力をお願いする際には、事前にお手元に届くような形で整理したいと思います。よろしくお願いいたします。
【門間主査】  よろしくお願いします。
 それでは、御了解いただいた内容で、本委員会として進めていきたいと思います。
【原補佐】  よろしくお願いします。
【門間主査】  それでは、続きまして、議題3に入ります。
 企画作業部会での検討事項について、事務局から報告をお願いします。
【松下室長】  事務局のほうから御説明させていただきます。
 11月22日に第67回企画作業部会を開催いたしまして、そこでの検討事項について御報告をいたします。ただ、企画作業部会の性質上、まだ決まっていないことについて、自由に御意見をいただくような形になっていますので、その概要ということで、御承知いただければと思っております。
 議題につきましては、「令和4年度日本食品標準成分表の体系的データ構築手法の検証調査について」という、今、委託調査でやっておりますものについての御報告、それから、「今後の日本食品標準成分表の在り方について」、それから「今後の分析事業の在り方及び収載値の作成方法について」ということで、委員の方から重要な御意見をいただきました。
 この議題1のものにつきましては、現段階のものですけれども、お手元に委員限りでお送りしました、今のその成分表に関する設計開発実施計画書のドラフト版というものを事前に資料としてお届けしていますので、また、後ほど見ていただければと思います。企画作業部会ではその資料を作っていない中で開催させていただいたのですが、その中で、その検証状況の確認をしました。分析から、収載値公表までの業務フローであるとか、計算値などを確認していたということと、検証過程で判明した課題と対応の検討ということでやってまいりました。いろいろとその事業内でも、いろんな方からもアドバイスをいただきながら、進めております。そういった方向性については、検証調査のほうこそ概ね了解していただきまして、引き続き課題の検討を行うこととなりましたという形になります。この事業としての目指す、今年度目指そうと思っている内容につきましては、システムの試作をつくるということにはなるんですが、過去からの分析データは全て取り入れて、入力画面確認画面などの設定を行いまして、分析データから、特殊な計算方法を要する食品を除きまして、八訂と同様の方法で収載一覧の試作を可能とするというようなことを目指しております。ただ、試作ですので、システムで作成したそういった収載一覧とか、検証とか、あと検証に基づく調整というのは、次年度以降という形で、今目指しているところでございます。
 それから議題2のほうですが、今後の日本食品標準成分表の在り方について、4つのカテゴリーに分けて、意見をいただきました。その中では、成分表の意義や位置付け、それからシステム化に合わせた計算方法に関する意見などをいただきました。今後とも引き続き検討を行っていくという形になっております。
 それから議題の3につきまして、今後の分析指標の在り方や収載値の作成方法についても、こういった2つのカテゴリー、分析事業の在り方、収載値の作成方法について、御意見をいただくという形になっておりまして、その中でも、生と調理のセット分析の関係や分析資料のとり方だとか、分析値のばらつきをどう考えるのかとか、そういった観点からの御意見などいただきまして、引き続き検討を行うという形となっております。
 以上で資料の御説明を終わります。
【門間主査】  ありがとうございます。それでは、ただいまの資料説明について御意見等ありましたらお願いします。
 よろしいでしょうか。引き続き、課題を検討していくということになっております。また、関連の配布資料、計画書も御覧になっていただければと思います。特に御意見ないでしょうか。
 それでは、続きまして、議題の4に入っていきたいと思います。議題の4、第11期食品成分委員会の課題の進捗状況について、事務局からお願いします。
【松下室長】  議題の4については、資料の4に基づき、御説明をさせていただきます。
 前回の委員会の方でもそのときの進捗状況について、御説明させていただいたところですが、今回改めまして、11期の最後の委員会ですので、一応現段階ではあるのですが、こういった形でまとめさせていただいております。
 全体的な、1のところ、日本食品標準成分表の次期改定方針や在り方についてというところでは、成分表の2020年版(八訂)から、エネルギー産生成分の取扱いが変更されたことを踏まえまして、まず、既収載食品の未収載成分の充実を優先してまいりました。今後の課題といたしましては、現在構築中の次期データベース及び収載値検討システムを踏まえた次期改訂方針や在り方に関する検討が必要と考えています。その際に、多様な利用に対する食品成分データの提供や関係者との連携の検討が必要だと考えているというところです。
 それぞれ個別にこの後、2から5にかけて御説明いたしますと、2番といたしましては、収載食品の更新充実についてということで、食品分析につきましては、R3年度の食品分析に関する委託事業を実施いたしました。R4年から食品分析に関する委託事業実施中でして、その分析にあたりましては、AOAC.2011.25法による食物繊維の分析を優先しております。
 R5年度の分析食品リスト案を、先ほど議題の2つ目ですけど、検討していただきまして、その中ではアミノ酸組成とか、脂肪酸組成などの未収載成分を優先して検討するということにさせていただいております。
 それから、(2)ですが、収載食品成分の充実ということで、過年度、平成31年、令和2年、令和3年に分析された食品について、収載値(案)を、食品成分委員会で検討いたしまして、令和4年度中に、委員会の収載値案として公表をする予定としております。
 それから、3番目ですが、食品成分データの利活用推進方策の検討と制度信頼性の向上ということで、(1)のデジタル化について、令和3年度は委託事業によりまして、分析データの受入れから、収載値案の検討、外部へのデータ提供の一環体制を念頭にした、日本食品標準成分表の次期データベースの基本設計、基本設計を検討してまいりました。
 それから令和4年度、今年度ですけれども、委託事業によりまして、過年度の分析データのデータベース構築及び収載値の検討に関するシステム化(データ構築法の手法の整理等)を検討しているということで、先ほど申し上げたような、そういうシステムの試作を行っている状況でございます。
 それから(2)、新規収載値の公表についてということで、第22回の食品成分委員会の際に、公表方法について検討をしていただきまして、決定していったということで、その内容としては、エネルギー等の既収載値の変更に配慮した公表方法ということで、今後は更新という形でやっていくと、毎年度4月末に正式版として公表していくということについて決定させていただいたということになります。
 それから(3)です。英語版の作成及び多言語利用についてということで、これは委託事業の中で今やっておりますけれども、成分表の2020年版の八訂の英語版の作成、仮訳という形にさせていただきます。それから、多言語利用に関するアプリケーション調査を実施中ということで、英語に限らず、ほかの言語にも、翻訳できるようなアプリケーション何が適しているのかということを比較検討するというような調査を実施しているというところでございます。
 それから4の国内外動向調査ということです。(1)で国内での食品成分の利用状況についてということで、これも委託事業によりまして、今調査中ではありますが、約300の調査対象に対して送りまして、140ほどの返答がありましたということで、成分表のどういった項目を使うのかだとか、どういった成分を使うのか、また、今後どうしてもらいたいのかというようなそういう調査をしております。今年度中に取りまとめる予定です。
 それから、(2)、外部からの食品分析データの受入れについてということで、成分表収載成分の増加、それから産生成分の変更に対応した受入れ方法の見直しを検討しました。第21回の食品成分委員会、6月に開催したもので、これまでの改定ということを行いまして、ホームページで公表しております。
 その他ということで、成分表の2020年の八訂の分析マニュアルを令和4年2月に公表したという形になります。
 今回、まだ12月で年度途中ということでございますので、今後、委員の皆様に、何らかの形で、そういう調査状況とかも報告いたしたいと思っておりまして、また、検討させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
【門間主査】  ありがとうございました。
 それでは、ただいまの説明につきまして、御意見、御質問等ありましたらお願いします。
【高橋委員】  高橋ですけども。
【門間主査】  お願いします。
【高橋委員】  次期データベースという話が出ていまして、試作品、試作もするということなんですが、まだ、これからの進め方次第だと思うんですが、大体どのぐらい先に完成の目標を置いているのか、どのぐらい先、例えば1年後なのか3年後なのか5年後なのか、はっきりは決まってないと思うんですが、どのぐらいのスパンで出来上がるような感じなのか、その辺がもし、ある程度分かれば教えていただきたいなというふうに思います。
【松下室長】  よろしいでしょうか。先ほど、議題の3で申し上げたとおり、今年度データの取り入れだとか、あとは計算方法だとか、入力画面の設定だとか、そういったものというのをやりまして、試作版を作りまして、その調整につきましては、来年度という形で考えているところです。そこで、一定程度のものができるのですけれども、それを使って、成分表をつくっていくのかということについては、また、ちょっと議論が必要かなと思っておりまして、システムとしては、来年度ある程度のめどをつけ得るんですけれども、それを成分表に使うということについては、今年度もう食品成分委員会これで終わりですので、来年度以降、議論をさせていただければと考えておるところです。
【高橋委員】  分かりました。ありがとうございます。
【門間主査】  他に御意見、御質問ございますでしょうか。
【吉田委員】  吉田ですけれども。
【門間主査】  吉田先生お願いします。
【吉田委員】  この1、2週間でアナウンスが出ているんですけれども、FAOのインフーズから出たアナウンスとして、日本の農林水産省からの研究費で、お魚の成分表をつくるというプロジェクトが始まっているようで、9日の日に、12月9日にICNの、何かシンポジウムでそれがポスターとして発表されるので、資源室のほうからも皆様にアナウンスが届いているかと思うんですが、そちらのFAOのグローバルフードコンポジションデータベースと、日本食品標準成分表がどのように、情報交換していくのか、国内外の調査という件に関しまして、少し情報をいただければ、教えていただければありがたいです。よろしくお願いします。
【松下室長】  はい、ありがとうございます。そのFAOから御連絡いただいている直接の担当者の方から、そのプロジェクトが始まる前に当方も連絡を受けておりまして、日本の食品成分表のデータについて、FAOのデータベースの中に入れていくということを、つまり活用するということをさせていただけないかと。具体的にどうするのかという形になったとき、また改めて相談という形で情報をいただいております。このため当方としても協力できるところはしていくという姿勢ではおりますので、向こうからまた、御連絡をいただくということを今待っているというそういう状況でございます。
【吉田委員】  ありがとうございます。
【門間主査】  ほかに御質問等ございますでしょうか。よろしいでしょうか。
 それでは、事務局は、いただいた意見を踏まえて、進めていくようにしてください。
 では、議事の5です。その他の事項ということで、今後のスケジュール等について、周知することがありましたら、事務局からお願いします。
【松下室長】  事務局のほうからお知らせということになりますが、第11期の食品成分委員会の開催は今回で終了という形になります。それは全体の総会というのが12月23日に開かれる予定ということで、今回で一定の締めという形にはさせていただくのですが、委員の皆様には、まだ分析リストの作成、購入指示書、調理書などの作成など、お手をおかけして恐縮です。
 それから、11期の食品成分委員会の活動について、今回のこの資料ベースのものを14日の資源調査分科会で報告させていただくという予定としております。ただ、先ほども申し上げたとおり、今年度事業でいろんな調査もやっておりますので、そういったものについて、また委員の皆様に御報告できるタイミング、形などは検討させていただきたいと考えております。その際にはまた、よろしくお願いいたします。
 本日はありがとうございました。
【門間主査】  ありがとうございます。
 それでは、予定していたが議題につきましては、以上となります。
 特にという御意見ございますでしょうか。大丈夫でしょうか。
 それでは、これで閉会したいと思います。皆さんありがとうございました。お疲れさまでした。

── 了 ──
 

(科学技術・学術政策局政策課資源室)