第十一期食品成分委員会(第22回) 議事録

1.日時

令和4年10月18日(火曜日)13時00分~15時00分

2.場所

Web会議

3.議題

  1. 新規収載値の公開を含めた取り扱いについて
  2. 新規収載値(案)について
  3. 令和5年度分析食品リスト作成の考え方について
  4. 第11期食品成分委員会の調査事項の進捗状況について
  5. その他

4.配付資料

5.出席者

委員

門間主査、瀧本主査代理、本田委員、石原委員、上田委員、金庭委員、小竹委員、小林委員、佐々木(啓)委員、佐々木(朋)委員、鈴木委員、高橋委員、竹林委員、立木委員、平出委員、吉田委員

文部科学省

松下資源室長、原室長補佐

6.議事録

【門間主査】  ただいまから、第22回科学技術・学術審議会資源調査分科会食品成分委員会を開催いたします。
 主査をさせていただいております、門間です。どうぞよろしくお願いいたします。
 本委員会の議事につきましては、全て公開となり、後日、議事録がホームページに掲載されます。あらかじめ御了承ください。
 また、本日は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、傍聴につきましては、会議の模様をライブ配信にて公開しております。配信トラブル等があった場合には、後日、議事録にて確認していただくよう、こちらも御了承ください。
 それでは、これより議事に入るため、まず、事務局から委員の出欠状況の報告と配付資料の確認をお願いいたします。
【松下室長】  事務局の資源室長の松下と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
 まず、皆様、できればビデオをオンにしていただければと思います。よろしくお願いいたします。
 議事次第に沿って、説明をさせていただきたいと思います。本日、16名全員の御出席をいただけるというふうに聞いておりますが、ちょっと石原委員が遅れているようです。
 それから、配付資料につきましては、議事次第のほうに掲載しております、資料1から4、参考資料1から4というものがございます。委員の皆様には事前にメールで送付しておりますが、会議の中では、適宜、画面共有で映し出しながら、御説明をさせていただきたいと思っております。
 本日用意しています議事につきましては、五つございます。順に御説明をさせていただきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
 石原委員、入られました。
【門間主査】  それでは、議事に入っていきます。事務局から、説明をお願いします。
【松下室長】  それでは、議事(1)につきまして、御説明をさせていただきたいと思います。資料につきましては、資料1-1から1-3までありますが、まずは資料1-3のほうから、全体的なイメージについて、御説明させていただきます。
 新規収載値の公開イメージということでございまして、議事(1)は新規収載値の公開を含めた取扱いについてということで、前回、6月の第21回食品成分委員会のほうでも御意見をいただいたものでございますが、いただいた御意見を反映させたものを今回御用意いたしましたので、まず、御説明をさせていただきたいと思います。いただいた御意見の中には、まずは、バージョン管理というものをきっちりとやっていきたいという御意見、それから、新規収載値予定(案)というような、そういう形での名前の分かりにくさがあるといった御意見をいただいております。あとは、更新理由についてしっかりと書いてもらいたいという御意見をいただいておりますので、それらを反映させております。
 資料1-3、新規収載値の公開イメージ(案)ということですが、まずは一つ目、バージョン管理につきましてですが、こちら、「日本食品標準成分表202X年版(八訂)」と書いております。毎年度、年1回公表するという形で前回も御説明させていただきましたが、更新の最新バージョンにその公表年を入れまして、例えば、2023年に出しましたら、「日本食品標準成分表2023年版(八訂)」という形で表示させた資料というのをトップページのほうに持ってくる形にしたいと思っております。その202X年版の収載食品につきましてはこちらにまとめ、既存のホームページでも2020年版(八訂)についてはそういったことをしております。それから、2020年版(八訂)からの公表履歴、今後の収載予定ということで、別ページにそういうものが分かるようなページを用意しております。関連資料といたしましては、現行の日本食品標準成分表2020年版(八訂)、2020年版(八訂)の分析マニュアルというものを用意してございます。
 202X年版(八訂)については、どういったものかといいますと、現行の2020年版(八訂)と同様の形で、本表、エクセル表というのをそれぞれ、アミノ酸成分表編も、脂肪酸成分表編も、炭水化物成分表編も用意していくというふうに考えています。202X年版(八訂)におけるデータ更新内容・理由というものも、整理するページへのリンクをつける。それから、2020年版(八訂)からの公表履歴、今後の収載予定というのも、それを入れていくというふうに考えております。
 じゃあ、どういった画面のものが入るのかと申し上げますと、今の2020年版(八訂)の中にこういう更新した食品が入るような形で、新規収載のものも入りますが、八訂の中に入るということが、七訂までやっていた追補と違う点だと考えております。これは更新という形で明確に出していくというふうに考えております。
 それから、これ(4ページ)は2020年版(八訂)の全体版というものを既存のページとして載せていますが、その下に、「2020年版(八訂)以降の最新版はこちら」という、そういうリンク先を追記して、誘導するような形にしたいと思っております。
 トップページのほうの「2020年版(八訂)からの公表履歴、今後の収載予定」というふうにリンクを張っていますところの、リンク先がこちら(5ページ)になります。新規収載値の公開イメージ(案)、これは令和4年度のイメージという形にしております。更新予定のデータというのがこちらにございまして、これと食品成分委員会で決定した収載値(案)というものをこちらに載せます。これは、今現在、令和4年度のイメージでは、同じものを載せるというような形でイメージしております。
 なぜそういった形になるかと申し上げますと、令和5年度になりますと、食品成分委員会で決定したものが、令和4年、令和5年と、このようにだんだんと積み重なります。2023年版についてはもう古いデータになりますので、こちら(6ページ)の更新予定のデータのほうには令和5年度の委員会の決定が載っていくという形で考えております。それから、その公表履歴につきましては、2020年版(八訂)、それから、令和5年になりましたら、2023年版(八訂)というのが令和5年4月に公表されているという形になりますので、こういったものが公表履歴として積み上がっていくというふうに考えております。
 この収載値(案)のほうにあるものというのはどういったイメージかと申し上げますと、こちら(7ページ)はイメージのほうですけれども、一般成分表、アミノ酸成分表、脂肪酸成分表、炭水化物成分表、それぞれに更新内容・理由というのを掲載していく。そのイメージといいますのがこちら(8ページ)でございまして、ちょっと小さくて見にくいかもしれませんが、例えば、更新するC食品というものがあったといたしますと、こちらは更新される全体の数値を掲載いたしまして、このC食品につきましては、分析方法の変更という理由によりまして食物繊維総量が変わりますと。プロスキー変法からAOAC.2011.25法に変わったと、そういうことをイメージしております。食物繊維総量が変わりましたので、当然、関連する数値としまして、差引き法による利用可能炭水化物が変わります。それから、エネルギー値も変わっていくということで、構成成分・計算要素の変更といった理由があるというふうに考えております。まるっきり新規の収載成分については、新規E食品のように全て載る、新規分析(未収載成分)という形で載るというふうに考えております。こちらはイメージとして全体像を分かっていただくために説明いたしましたが、先日お見せしたワードファイルのほうも修正をしております。
 こちら(資料1-1)は、新規収載値の公開を含めた取扱いについて(案)ということで、前回お示しした資料から変わっている部分を赤字で整理しております。御説明した内容とちょっと重複いたしますけれども、まず、課題については変更していませんが、今回、八訂に変わったことによりまして、いろんな成分を分析し追加していくということは、先ほどちょっと御説明したように関連成分とかエネルギー値が変更になるということで、単に追加をするのではなくて、それを変更し更新していくということが必要なのではないかというふうに考えたというのが、まず発端でございます。
 課題整理と対応案といたしまして、(1)成分表2020年版(八訂)からの更新数値の整理ということで、成分表2020年版(八訂)からの更新数値を毎年度整理していく。更新年度を明確化するため、公表年を記載した日本食品標準成分表202X年版(八訂)との名称とする。2023年の公表であれば、2023年版(八訂)の名称。また、更新成分値の更新理由を整理するということで、更新理由は次の五つに類型化するというふうに考えています。新規分析(未収載成分)は、成分表2020版(八訂)までに収載されたことのない成分値を分析値に基づき決定、それから、マル2、新規分析(既収載成分)ということで、2020年版(八訂)までに収載されている成分値(推計値を含む)を分析値に基づき決定、マル3、構成成分・計算要素の更新ということで、2020年版(八訂)までに収載されている成分値を更新された構成要素や差引き法などの計算要素となる成分値に基づき決定と。アミノ酸組成によるたんぱく質だとか、差引き法による利用可能炭水化物なんかはそれに当たると思っていますし、先ほど御説明したようなエネルギー値なんかは、エネルギーの組成成分が変わりますと、エネルギーも再計算されるというふうに考えています。それから、マル4の分析方法の変更ということで、2020年版(八訂)までに収載されていた成分値のうち、変更された分析方法による分析値に基づき決定したもの。該当例といたしましては、食物繊維総量のプロスキー変法からAOAC.2011.25法への変更。マル5のその他ですが、マル1からマル4以外の利用により成分値を決定したもの。(2)データ更新のタイミングということで、新規収載値(案)が決定次第、収載値(案)として公表し、原則、年に1度の機会(4月末めど)で日本食品標準成分表202X版(八訂)として成分表に反映した形で公表する。それから、(3)ですが、成分値以外の食品群別留意点などの記載につきましては、収載値(案)の公表時には公表は行わず、原則、年に1度の成分表202X版(八訂)として成分表に反映する機会(4月末めど)で公表する。データの公表方法につきましては、文部科学省のホームページにおいて公表。(5)成分表の電子的取扱いとの関連ということで、今後検討していきます成分表の電子的取扱いの整理ができた場合は、技術的に可能な更新方法の選択肢が増える可能性があることから、整理方法を踏まえた更新方法については時機を捉えて改めて検討するということを考えています。
 効果といたしましては、速やかにその情報を公表できるということと、成分表2020年版(八訂)から導入した産生成分に基づくエネルギー計算やその基となる産生成分値の充実によって、科学的知見により正確性を増している産生成分を用いた成分表の活用や食品間の比較が可能となるようにしていきたいということを考えております。
 御説明していなかった資料1-2ですが、こちらはエクセル表の全体版になっています。今年度、仮に3回、食品成分委員会で収載値が決定したというふうな場合にはこういったイメージというふうに考えているものをお示しします。新規A食品、新規B食品など、こういったものを公表いたしましたと。例えば、これを5月に公表したといたしましたら、反映年月日、更新理由をこのように整理し、ホームページに載せると。また、9月に2回目の成分委員会があって、C食品、D食品というものが決定したという場合には、同様に、今回は9月の日付がありまして、上に5月のものがあり、9月のものが追加されていくというふうな形。それから、11月にもう一度あったときには、11月のものがここに追加されていくというような形でやっていきたいと思っています。
 分析方法の変更で、AOAC.2011.25法につきましては、これはよく問われるものですので積極的に備考欄に載せていきたいと思っておりますが、備考欄は整理する時間がちょっと必要ですので、基本は八訂成分表の備考欄を記載し、新規収載食品の来歴等は年に1度の反映版で記載していくという形にしたいと思っております。ただし、食物繊維のAOAC法だけはその都度の公表のときに載せていくというふうに考えています。年に1度の公表のときには、八訂成分表の中に盛り込んでいるような形で入っていくという形にするのと、更新理由については、更新理由をこのように整理していく。これは先ほどお見せしたイメージと同様のものになっております。こういった形にしていきたいと考えております。
 議題(1)の説明については、以上です。どうぞよろしくお願いいたします。
【門間主査】  ありがとうございました。
 それでは、ただいまの資料について、御意見を伺っていきたいと思います。手を挙げていただいて、私が気がつかない場合には、お声がけをお願いします。よろしくお願いします。
 高橋先生、お願いします。
【高橋委員】  先ほどのパワーポイントの資料で、イメージなんですけども、例えば、この成分表を使いたい方は、まず、パワーポイントの1ページ目から202X版の2ページ目のほうに飛びまして、ここで202X年版を見るのですが、さらに補足のデータを見たい方は、2ページから、今後の収載予定のところの5ページ目か6ページ目に飛びまして、そこで一番上にある収載値(案)も加えて見るというようなイメージでよろしいでしょうか。
【松下室長】  そうですね。リンク先の7というのがここにつながっているものでして、ちょっと分かりにくいかもしれないですが、2ページ目にも7に飛ぶところも用意しております。ここからも行けますし、あと、ここ(5ページ・6ページ)からも行けるというような形になります。
【高橋委員】  そうすると、その二つを見れば全てを見ることができるというつくりになっているということですね。
【松下室長】  そうですね。それで、過去のものにつきましても、令和5年版のイメージですけど、ここ(6ページ)で整理されているという形になります。
【高橋委員】  ありがとうございます。もう一つは、今まで流れでいくと、例えば、次の九訂が2025年版みたいなイメージですが、このままのやり方を続ければ、今後検討なんでしょうけども、八訂のまま2026年版とか2027年版みたいなイメージもつくることができるかなと思ったのですが、その辺は今後の話合いなのかなと思いましたけども、そういうふうに感じました。
 以上になります。
【松下室長】  ありがとうございます。
【門間主査】  ありがとうございます。
 ほかに御意見ございますでしょうか。
 竹林先生、お願いします。
【竹林委員】  医療基盤・健康・栄養研究所の竹林です。今まで成分表の数字の扱いで水分の分析値が変わったときに全ての成分の値が変わるということを経験しておりまして、というのも、成分表のデータって乾物換算値で扱っているということで、大幅に全てデータが変わるということを経験していまして、その場合、データの変更履歴に関してはどのように整理されるのかなあというのが、少し気になりました。よろしく。
【門間主査】  事務局、いかがでしょうか。
【松下室長】  多分ですけれど、また、委員の皆様に見ていただいての決定になると思いますが、ちょっと違うものの画面で申し訳ありません。水分が変わったときに、この水分の数値は、新しいものがここに載ります。それが新規分析(既収載成分)という形になりまして、その下にほかの成分値が全部ずらーっと載りまして、それが構成成分・計算要素の更新という理由になっていくとふうな想定でおります。
【竹林委員】  分かりました。ありがとうございます。
【門間主査】  ほかに、御意見、御質問等、ございますでしょうか。
 上田さん、お願いします。
【上田委員】  野菜花き育種基盤の上田です。パワポの5ページもしくは6ページ目辺りに書いてあったと思いますが、一応確認です。委員会で新たな収載値(案)が決定した場合に速報版として公表されますが、(案)が取れるタイミングというのはこれでよろしいでしょうか。委員会で決定したら(案)が取れていると扱っていいのか、ちょっと細かい話ですけれど、(案)が取れるタイミングについて、ちょっと教えてください。
【松下室長】  これ、もしよければ御意見をいただきたいと思うのですが、成分委員会のほうで決定したものについて、それがこういった形で載るというのが正式版だと思っているのですね。手続的には、成分委員会で案を決定し、資源調査分科会のほうの決定をもらって載せるという手続に移行できるというふうに考えておりまして、今年度も、成分委員会のほうで案というものを決定していきましたら、資源調査分科会を開催して、そこに、こういった形で成分委員会のほうでまとまりましたというふうに御報告・御確認をいただきまして、来年4月にこちらのほうの資料に反映できるというふうな段取りだと思っております。
【上田委員】  なるほど。分かりました。ということは、(案)というふうな一定な期間が発生するのは仕方ないというか、そういうものだと理解させていただきます。ありがとうございます。
【松下室長】  よろしくお願いいたします。
【門間主査】  ほかに、御意見、御質問、ございますでしょうか。
 では、議題(1)については、これでよろしいでしょうか。
 それでは、議題(2)に移らせていただきます。続きまして、議題(2)の新規収載値(案)について、事務局から説明をお願いします。
【原補佐】  資料2について、御説明させていただきます。補佐の原でございます。よろしくお願いします。共有をさせていただきますので、しばしお待ちください。
 お配りした資料の、資料2-0をお示ししております。この内容につきましては、昨年12月21日に開催しました第20回の委員会で「令和3年度検討食品リスト」として挙げたものを基に成分値の作成をした結果、整理したものにつきまして挙げております。全部で、既収載値のある食品につきましては40食品、新規の食品につきましては38食品について、今回、収載予定の食品として挙げさせていただいております。この内容につきましては、従来のやり方ですと、作業部会を開き、その中で議論をしていただく内容ですが、今回、事務手続等の関係もありまして、各委員それぞれの方々と直接メールのやり取りの中で調整を図らせていただきまして、都合6回にわたる調整を得た上で案を定めたものが、この後ろの様式についているものになります。この後についております資料2-1-1から2-4-2までに成分表と同じ様式で新たな成分値(案)を整理しておりまして、この中で、先ほど議題(1)でも出ましたけども、公表の方針に従いまして更新理由という欄を設けた形で整理をした内容になっております。今回、この78の食品につきまして、検討結果といたしまして成分値の公表に持っていく方向で検討したいと思っておりますので、どうぞ御審議いただければと思います。個々の調整内容につきましてはとても細かい内容になりますのと、各委員の先生方の意見を全て取りまとめたものとなっておりますので、御確認いただければと思います。
 資料につきましては、簡単ですけども、以上で終わります。よろしくお願いします。
【門間主査】  ありがとうございます。
 それでは、ただいまの御説明について、御意見、御質問等ございましたら、お願いします。
【松下室長】  資源室長の松下です。補足といたしまして、更新理由については事前に御確認をいただいていないものですから、今回、ここで決定というふうにされると、委員の皆様、ちょっと戸惑うとは思います。そのため、更新理由について、ここについてはどうかというような、御意見、御質問をいただく、そういう期間は設けたいと思います。ただ、新規収載値(案)ということで、成分値につきましては皆様とやり取りをして取りまとめさせていただいた内容ということと、こういった更新理由を付記した上で、それを新規収載値(案)として公表していくという、そういう流れ・段取りについて御了解をいただければという形で思っております。
【門間主査】  これまで食品群の先生には御確認していただいたところですが、今回のまとめでよろしいでしょうか。大丈夫でしょうか。
 ありがとうございます。では、議題(2)については、御了解いただいた内容で進めていきたいと思います。
【原補佐】  疑問等がありましたら御連絡いただいて、それらを反映した形で主査とも御相談させていただきまして決定のほうに進めていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
【門間主査】  よろしくお願いします。
 それでは、続いて、議題(3)に入ります。令和5年度分析食品リスト作成の考え方について、事務局からお願いいたします。
【原補佐】  議題(3)について、説明させていただきます。
 資料3、令和5年度の分析食品リスト作成の考え方(案)でございます。御承知のとおり、八訂が公表されたことを受けまして、昨年8月に資源調査分科会で、更新・充実に関する検討事項等を踏まえまして、令和4年度につきましては食物繊維の新たな分析法(AOAC法)による分析を重点的に進めているところでございますが、令和5年度につきましては、現代型食生活の多様化により、収載食品が2,500に増え、成分項目についても150まで増えている現状にあって、引き続き、食品のエネルギー算出基礎となる組成成分が、主立った食品につきましてもまだ未分析のものが結構多くございますので、そちらを重点的に分析したいと考えておりまして、特に成分表の初期から既に収載されている主要な食品についても、その部分が抜けてしまっているものがございますので、この部分を特に重点的に分析していきたい考えでおります。
 具体的な対応策としましては、特に主要な食品、これは昨年のAOAC法の分析のときにも行ったことですが、「食事しらべ」等で国民の皆さんが特に大量に栄養分を摂取されている食品について抽出を行い食品の絞り込みを行いまして、今現在、成分表で「-(未分析)」という形で整理されている項目について、特に、アミノ酸組成とか、脂肪酸組成であるとか、利用可能炭水化物組成、有機酸、微量要素等についての分析を重点的に行っていきたいと考えております。あともう一つ、対応案2.に記述してあるのですが、「この際」という部分については、今回の分析対象食品、特に主要な食品でも、現在、「-(未分析)」という整理になっている項目が未だに多いのですが、ここについては、その下の参考にも示しましたが、食品成分表の数値の表示方法にも記述があるのですが、文献等により含まれないと推定される成分については、測定をしていない場合というのが結構多く、今までもずっと「-」で来ている部分が多く、その部分については何らかの数値を示してほしいという要望が多かったため、推定値として「0」というのを表示している、というのが今現在の成分表にも書いてありまして、このやり方というのを分析する段階で適用できないかと考えております。もしも文献等で最初からゼロということであれば、予算執行的にも項目をその分絞り込むことができますので、推定0という形で整理し、もしもそれが難しく、推定0とできないのであれば、その場合には分析してみるという二者択一的な方法で成分表を埋めていくことを考えたらいかがかという案でございます。
 今後の予定としましては、今回、この考え方について御審議いただきまして、それに基づきましてリスト(案)を作成しますので、本委員会の後、昨年も何回もやらせていただいたのですけども、委員の皆様方に御協議させていただきまして、次回の食品成分委員会において御議論いただいた上で、予算の決定後にその額の範囲内で絞り込み等をさせていただいて分析事業を行っていく事を考えています。令和5年度に食品の分析を行えば、令和6年度以降に案をお示しになるような形になるかと思います。
 甚だ雑駁ですけども、資料3の御説明になります。以上です。
【門間主査】  ありがとうございました。
 それでは、ただいまの資料について、御意見等ありましたら、お願いします。
 瀧本先生、お願いします。
【瀧本主査代理】  ありがとうございました。今、原様からの御説明の中で出てきた「食事しらべ」という単語について、私から補足をさせていただければと思います。「食事しらべ」というのは、国民健康・栄養調査で栄養摂取状況調査のデータを収集するために当研究所で提供している入力システムになります。ほぼほぼ食品成分表の番号に準拠して食品のリストが選べるようになっていて、国民健康・栄養調査のデータが、要するに食事調査のデータがそのシステムに収集されているというものになります。なので、国民の代表値として使われている食品のデータセットで、厚生労働省が管理をされているものということになります。
 以上、補足でした。
【門間主査】  どうもありがとうございます。
 ほかに、御意見、御質問等、ございますでしょうか。
 高橋先生、お願いします。
【高橋委員】  瀧本先生にちょっと御質問なんですけれども、今のお話で、未分析の場合はゼロとして扱うということでしょうか。
【瀧本主査代理】  未分析というのは、食品のという?
【高橋委員】  はい。食品で未分析の欄があったときは……。
【瀧本主査代理】  ゼロとして扱われていますね。
【高橋委員】  ということであれば、この対応案というのは、ある程度、分析の必要がないのであれば、「0」と入れておいたほうがいいということでしょうか。
【瀧本主査代理】  そうですね。私どもは食事調査の集計に成分表を使っておりますけれども、例えば、給食施設等々で献立作成をされる場合にも値がないところはゼロとして扱わざるを得ない処理になっていますので、そういった栄養計算ソフトへの活用ということも考えますと、ゼロは「0」として入れていただいたほうがいいと思います。
【高橋委員】  ありがとうございました。
【門間主査】  ありがとうございます。
 ほかに、御意見、御質問、ございますでしょうか。
 鈴木先生、お願いします。
【鈴木委員】  栄養価計算は授業とかでも担当しているので、「0」と「-」の差についてもあるのですが、栄養価計算するときは、「-」であれば計算できないので結果としては「0」になるのですけれども、どうしても取ってはいけないという場合には、「0」か「-」かというのはすごく違いがあると思っています。「-」であれば、未分析なので入っているかもしれないので、取ってはいけないという方にはその食品はリスクがあるので使わないようにするということができる。「0」であれば、入ってないということが分かるので使う選択肢ができるというところでちょっと違うので、計算上はゼロになるのですけれども、「-」か「0」というのが区別されているのを利用している場合も栄養計算のときはありますので、計算でゼロだから全部「0」を入れちゃってというと、リスクも回避しているので、「-」のほうも大切にしていただければなと、少し思いました。よろしくお願いします。
【門間主査】  御意見、ありがとうございます。
 瀧本先生、お願いします。
【瀧本主査代理】  「-」と「0」の厳密な区別というのがちょっと分かりづらかったんじゃないかなあと、今、鈴木先生のお話を伺って思いました。文献的に見て入ってないだろうという、その文献の根拠というのもあまり共有できてなかったのかなあと思いますので、この際、そういった根拠の部分もきっちり整理ができていくといいのではないかと思いました。
 以上です。
【原補佐】  御意見、ありがとうございます。確かにその危険性はあると思っておりまして、もしも危ないようであれば、特に主要な食品であればあるほど、1回分析してみたらどうかと思っております。要は、文献でゼロかもしれないという状態であやふやなまま残すのではなくて、ゼロかもしれないけど入っているかもしれないのであれば、実際に分析する方向にしたほうが、特に主要な食品についてはそうして穴を埋めていくということをやっていかないと、成分表が使いにくい形になってしまうのではないかと思いました。そういう考えでおります。
【門間主査】  その辺を明確にしていくということですね。
 御意見、御質問、ございますでしょうか。
 平出先生、お願いします。
【平出委員】  よろしくお願いします。今回、未収載成分を分析するという話なんですけれども、収載されている成分は特に新たには分析しないということでしょうか。
【原補佐】  事務局として、成分分析のボリューム感みたいなものがありまして、全部はできないものについては、基本的には未収載のものからやっていきたいなと思っているのが一つと、予算の範囲内とか、あと、一般成分等につきましても古いものについてはある程度見直していく方法というのも考えていきたいと考えているのですけども、あとは、先ほどの成分表の中でも話がありましたが、他に影響を与えるようなものも当然あり得ると思っていますので、そこら辺の兼ね合いも含めて、基本的には未収載のものを中心に、それにプラスアルファで、できる範囲でやっていくという考えでおります。
【平出委員】  私自身もそれでいいとは思うのですけれども、ただ、最後に足し合わせたときに水分も含めて100になるかどうかというのがちょっと気になったので、時代がたてばたつほど、いろいろな成分が若干変わってくるという可能性もあると思うのですが、その辺は、まあいいかという感じで終わらせてしまうというところでしょうか。
【松下室長】  松下です。平出委員が御懸念の事項は私どもも大変強く感じているところでございまして、ただ、現状置かれている状況ですと、先ほど課題のところで原から説明したように、まだ未収載の成分というのがあるということで、それが終わった後は、食品成分委員会での議論というのが必要だと思うのですけれども、新規食品をさらに増やす、もしくは昔分析したものの再分析を中心に進めていくというもの。それから、瀧本委員の御専門である摂取量なんかも勘案したような形で再分析をかけるような食品を考えていくというような、そういった検討が必要ではないかなと思っております。今年度は食物繊維の関係、来年度は未収載成分という形でやっていきますと、予算がどれだけ取れるかということにもよりますが、多分、今年度、来年度のそういった形でのもので一定の区切りというのは見えてくるのではないかなと思っております。その次の年度からは、再分析なり新規分析なりというものを考えていけるような、そういった形になっていくのではないかなというふうに予想をしているところでございます。
【平出委員】  分かりました。ありがとうございました。
【門間主査】  ありがとうございます。
 そのほか、御意見等ございましたら、お願いします。
 よろしいでしょうか。それでは、議題(3)については、今回御了解いただいた内容でお願いしたいと思います。
 続きまして、議題(4)に移りたいと思います。第11期食品成分委員会の課題の進捗状況につきまして、事務局から御説明をお願いします。
【松下室長】  資料4に基づいて、御説明をしたいと思います。
 こちらは、第11期食品成分委員会の調査事項の進捗状況についてということで、前回の第21回の食品成分委員会のほうでもその時点での進捗状況というのを御報告させていただいたものを更新したものでございます。進捗状況、資源調査分科会のほうから調査事項というものを食品成分委員会としていただいておりますので、その項目に沿った形で現在の状況を報告いたします。
 1番、日本食品標準成分表の次期改訂方針や在り方についてとございます。こちらは、前回と変わっておりませんが、大きな形で書いております、令和5年度をはじめとした今後の分析食品及び成分について、検討を開始していると。今後の課題として、現在検討中の次期データベース及び収載値検討システムを踏まえた次期改訂方針や在り方に関する検討が必要ですと。その際に、多様な利用に対する食品成分データの提供や、関係者との連携の検討が必要ですと。
 2番、収載食品の更新・充実についてということで、(1)食品分析について、令和3年度の食品分析に関する委託事業を実施いたしました。令和4年度の食品分析に関する委託事業は実施中です。この分析に当たりましては、AOAC.2011.25法による食物繊維の分析を優先していると。(2)収載食品・成分の充実ということで、過年度(平成31年、令和2年、令和3年)に分析された食品について収載値を検討し、令和4年度中に公表予定ということで、先ほど、平成31年、令和2年の分析食品について委員会で収載値案を検討していただきまして、了解をいただきまして、あとは、疑問点など、そういったことについてお受けしてから、主査と御相談して、ホームページに収載して公表していくというふうに考えています。
 3番目ですが、食品成分データの利活用推進方策の検討と精度・信頼性の向上という項目です。(1)のデジタル化につきまして、令和3年度の委託事業により、分析データの受入れから、収載値案の検討、外部へのデータ提供の一貫体制を念頭にした、日本食品標準成分表の次期データベースの基本設計等を検討いたしました。それを受けまして、令和4年度の委託事業により、過年度の分析データのデータベースの構築及び収載値の検討に関するシステム化(データ構築手法の整理等)を検討中でございます。こちらのほうにつきましては、今現在、過去からの分析数値、現在、八訂に載っている収載値など、そういったものについての整理、それから、どのようにその値が導かれたのかというものだとか、経年的なそういうつながりなんかも、今、見ながら整理をしているという状況でございます。また、時期がまいりましたら、委員会のほうでも御報告したいと思います。(2)新規収載値の公表についてということで、「ドラフト版としての公開条件を満たしつつ、産生成分の追加によるエネルギー等既収載値の変更に配慮した公表方法を検討」と、ちょっと難しく書いていますが、先ほど議事(1)で御検討いただいた公表方法というものを検討しましたということで、こちらのほうも了解をいただいたというふうに考えております。(3)英語版の作成及び多言語利用についてということで、令和4年度の委託事業により、成分表2020年版(八訂)の英語版の作成及び多言語利用に関するアプリケーションの調査を実施中です。こちらを進めております。
 4番、国内外動向調査についてということで、(1)国内での食品成分の利用状況について、令和4年度の委託事業により国内における成分表の利用状況等について調査をかけようとしております。それから、(2)外部からの食品分析データの受入れについてということで、成分表の収載成分の増加及び産生成分の変更に対応した受入れ方法の見直しを検討し、第21回食品成分委員会(平成4年6月21日改訂)としてホームページで公表いたしました。これは、前回の委員会で御了解いただいた内容というのをホームページで公表いたしまして、幾つか相談案件が来ておりますので、食品成分委員会のほうの委員と、特に担当食品の委員と御相談しながら、進めていきたいと思っております。
 5番、その他、日本食品標準成分表に関連する事項についてということで、2020年版(八訂)分析マニュアルを令和4年2月に公表いたしました。
 以上、現在の進捗状況になります。こちらは、第11期の最後の食品成分委員会のときには、状況をまとめまして、それがいずれ資源調査分科会への報告内容になるという、そういう段取りで考えております。どうぞよろしくお願いいたします。
【門間主査】  ありがとうございます。
 それでは、ただいまの説明につきまして、御意見等ありましたら、お願いします。
 竹林先生、手を挙げていただいていますでしょうか。
【竹林委員】  はい。分析マニュアルのお話が出たのですけど、八訂分析マニュアルのPDF版の話だと思うのですが、冊子体については何か計画があったりするのでしょうか。よろしくお願いします。
【松下室長】  お答えいたします。実は、当方で冊子体というのは七訂のときも出していなくて、民間のほうでの発行ということになっております。民間のほうでの発行というのはどうなっているのかというのは、こちらで詳細はちょっと分からないところでして、ホームページで公表しているものについては、今の成分表も民間の会社のほうがそれぞれ編集したりとかして発行しておりますので、御自由に発行していただければと思っております。
【竹林委員】  分かりました。ありがとうございます。
【門間主査】  ほかに御意見ございますでしょうか。
 金庭先生、お願いします。
【金庭委員】  データベースの話があったかと思うのですけども、資料1-1の2の(5)に成分表の電子的取扱いとの関連というのがあったかと思うのですが、これってデータベースのことなんでしょうか。
【松下室長】  はい。そのように考えております。データベースが整理されましたら、先ほど経年的なものも整理しているというふうに言っておりますが、調べていくと、今は八訂ですけれども、七訂、六訂、五訂とか、その時々で計算方法が違っていたりとか、いろんなものがありまして、そういったものも統一していかないといけないのではないかなと。でなければ一つのシステムとして管理ができないというふうにも思っておりまして、そういった統一化など、あとは、データの処理の仕方というのを、システムとして効率的な方法とか、外部というか、分析事業で行った分析値をどのようにこちらのほうでもらうのかとか、そういう様式だとかというのも検討をしていくというふうなことをやって、それを一貫して食品成分委員会で検討というのがあって、その先に外に出すという形になったときに、どういった方法がいいのか。当然、書籍だけではなく、栄養計算ソフトとか、電子的に扱うようなものもありますので、そこのときにどういうふうに提供するのがいいのか。当然、APIみたいなものも考えられると思いますし、そういったことも考えていくと、今回の議事(1)の形に限らず、よりよい方法というのを採用していけばいいんじゃないかなというふうに考えているところです。そこは今整理中ですので、どういったものが技術的にできるのかだとか、そういったものは改めて検討というふうに考えているということです。
【金庭委員】  今の食品成分データベースで検索すると出てくるデータというのは、八訂のデータとか、今回改訂された分が反映されてくるのですか。
【松下室長】  はい。まずは202X年版というふうな形でトップページに持ってくるというふうに御説明をしたというところで、なので、2023年4月に新しいものが公表されましたら、それが食品成分データベースには反映されていくというふうに考えております。
【金庭委員】  ありがとうございました。
【門間主査】  ほかに、御意見、御質問、ございますでしょうか。
 佐々木先生、お願いします。
【佐々木(啓)委員】  佐々木でございます。2点ありまして、1点は、先ほどの議題とも重複するところなんですけども、データの電子化、データベースへの収載に当たって、さっきの議論だとゼロという数字に複数の意味が出てくるということで、電子データとして扱うときにゼロにメタデータをつけないといけないんじゃないかというところがあるんだと思うので、そこは問題意識として持っておかないといけないのだろうと。メタデータがついてきているゼロ、どういうゼロであっても足せばゼロなんですけども、例えば成分表のデータベースから引っ張ってきた数字で計算したときに、どういうゼロを足したのかというのが足した人にとって分からないといけないんじゃないかというところは問題意識としてはあるのかなと思って、そこは少し頭に置いたほうがよかろうというのが、まず1点です。
 もう1点は、全く話がずれるんですけども、いわゆる新規収載食品についてなんですが、例えば、こういう食品が載らないかどうかという御相談を受ける場合というのが特に食品群の担当の先生方はあると思うのですけども、食品成分表の性格というのは、日常摂取する食品について、その標準的な値を出すと。それを使って、例えば、栄養指導に使っていくとか、あるいは、食事摂取基準の策定とか、食料需給表の作成とか、そういったことに使っていくという、そういう割に淡々としたものだと思うのですが、食品成分表に掲載されるということに何か特別な価値があるというふうに考えられている向きもどうもあるんじゃないかというふうに、私、想像しています。私の想像で言えば、例えば、食品成分表に載ることで、これは食べていい食品なんだよというふうに国に認められたとか、もしかしたらそういう誤解があるのかなと思っているので、そういうところについても、要は食品成分表の性格というのをもう一回よく確認しながら、新規収載食品とか、あるいは、そういう誤解を与えないようにしていくということが要るのかなと思ったので、この場で発言する内容か悩みましたけども、ちょっと発言をさせていただきました。
【門間主査】  ありがとうございます。
 事務局、何かありますでしょうか。
【松下室長】  まず1点目、データの電子化に当たってのメタデータの取扱いについてということですが、まさにそこは電子化する大きなメリットなのではないかなと思っております。今、書籍ベースに載るような情報をちょっとコンパクトにしつつ公表するというふうにしておりますけれども、電子化することによって、そういったいろんな情報というのが取れるようになると考えております。先ほどちょっと説明を省いてしまったのですけど、外部にどのように提供するかというところで、そういったメタデータもどこまで公表するのか、どれを提供するのがふさわしいのかというのも、議論が必要になってくるのではないかなというふうに考えているところです。今の事業の中でも、メタデータの取扱いについては、吉田委員のアドバイスなんかもいただきながら、今、進めているところでございます。
 それから、2点目、成分表に載ることについて、その食品というのはどういう食品なのかというのは、日常摂取する食品ということで、この委員会の委員の皆様はそういう認識でいただいているのかなと思っております。というのは、前回御了解いただいた外部からの食品分析データの受入れの際にも御意見として本田委員なんかからもいただきながら、そういった位置づけですよということをきちんと書き込むということをしております。当方も、外部から問合せが来たときには、その旨をきちんと説明しながら、御了解をいただいているという形で進めております。
【門間主査】  よろしいでしょうか。
【佐々木(啓)委員】  はい。
【門間主査】  ほかに、御意見、御質問等、お願いします。
 議事(4)につきましては、よろしいでしょうか。
 ありがとうございました。では、事務局のほうは、いただいた御意見を踏まえて、今後進めていただけたらと思います。
 では、次の事項になります。今後のスケジュール等ございましたら、事務局からお願いします。
【松下室長】  スケジュールということで、今回の説明の中でもちょっと言っていることですけど、次回は12月に食品成分委員会を開催したいと思うのですが、それまでの間に、大変短い期間ながら、令和3年度に分析をしたものについての収載値というのも検討していきたいなと。時間のある限り、その検討というのはやっていきたいなと思っております。その間に、ワーキンググループの開催などを考えております。そのほか、動いている事業の中で、委員の中には参加いただきながら御意見をいただいているようなものもございますので、12月までいろんなことがありますけれども、申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いいたします。
【門間主査】  これからも御負担をかけることになるかと思いますか、どうぞよろしくお願いいたします。
 以上で、よろしいでしょうか。
【松下室長】  はい。
【門間主査】  よろしいようでしたら、今日の会議については、これで閉会とさせていただきたいと思います。どうも、長時間、ありがとうございました。
【松下室長】  ありがとうございました。
 
── 了 ──

(科学技術・学術政策局政策課資源室)