資料3-2-4 数学イノベーションのための推進方策について(論点メモ)

1.数学イノベーション推進のために、どのような環境整備が必要か
○数学へのニーズ、数学が役立つ課題を発掘すること
○個別の大学等や個人による取組を結び付け広げていくこと
○数学と諸科学・産業との協働に必用な人材を育成すること

2.具体的に必要な方策は何か
○ニーズや課題の発掘のためには、何が必要か。
 ◆「議論の場」(ワークショップ等)のテーマや参加者の適切な設定
  ・橋渡しの能力を持った人材
  ・組織・体制
  ・大学等の組織内における理解・協力
 ◆外部からの相談を受け付け、処理する体制
  ・運営上の工夫
 ◆連携相手への能動的な情報提供
  ・諸科学分野の学会等への数学者の参加、学会間交流
  ・産業界向けの情報提供のための会合
 ◆ニーズや課題発掘後のフォローアップ、研究への道筋作り

○個別の大学等や個人による取組を結び付け広げていくためには、何が必要か。
 ◆個別の取組で得られた知見やノウハウ・人脈等をうまく共有・活用できる仕組み、ネットワーク構築
 ◆外部からの認知度の向上
  ・専門家(将来の潜在的な連携相手)向けの情報発信・宣伝
  ・一般社会向けの情報発信・宣伝

○人材の育成のために、どのような方策が有効か。
 ◆諸科学・産業との連携による(研究集会・ワークショップや共同研究への参加)による育成
 ◆応用につながる教育科目(コンピュータ言語、数理モデル・シミュレーション・確率論・統計数理・応用のための計算幾何など)の拡充
 ◆新たなキャリアパス構築
  ・企業への長期インターンシップ
  ・融合領域における基礎教育

○その他
 ◆知的財産権に関わる問題(守秘義務、成果発表の制約等)

3.全国規模での展開には何が必要か
○2.のような機能を全国の複数機関に持たせることが必要か。複数機関の機能はどのように分担させることが適切か。
 ◆連携相手による分担(産業、諸科学など)
 ◆立地による分担(東日本、西日本など)

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