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プロジェクトの基本的性格
本プロジェクトが目指しているテーラーメイド医療の実現化に必要な技術及び情報は、次代の経済産業基盤の構築に不可欠であり、早急な取り組みが適当。 |
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研究開発成果の持つ経済活性化効果等(実用化された場合の社会・経済へのインパクトを含む)
米国のデータ(JAMA 1998)によれば、副作用により派生した医療費は9.1兆円に成ると言われている。我が国では、医療費の算定が異なることから単純な比較は難しいものの、我が国においても相当規模の医療費が副作用により発生していると考えられるが、テーラーメイド医療を実現することによりこれらの医療費を抑制することが可能となることが期待される。 |
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研究開発成果の目標とスケジュール
3年間で30万人規模の血液サンプルを適切な手続きを経て収集することは、多くの機関の連携と協力が必要であり、十分な準備等を進め対応していくことが重要である。SNPsの解析等プロジェクト全体としてのスケジュールは妥当である。 |
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大学等と産業界の役割
全国規模でのネットワークを有する医療機関等との協力が本プロジェクトの成否の鍵であり、十分な連携を常に留意する必要がある。情報解析、医療支援システムの構築については、産業界の貢献が予定されており適切である。 |
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政府部内における既存制度における研究開発課題及び他経済活性化プロジェクトとの関係
既存施策において、ハプロタイプ地図の作成、疾患遺伝子探索等が進められており、これらの成果が適切に本プロジェクトに活用されるとともに、資金の効率的利用が重要である。 |