10.農業資源

「地球観測の推進戦略」 分野別事業一覧

推進戦略における15分野等 今後10年間を目処に取り組むべき課題 今後10年間を目処に取り組むべき事項 府省名 実施主体 事業番号 観測等の事業の現状 再掲 予算(空欄は確認作業中) 平成19年度取り組む観測等の事項 国際協力 「あり方」の指摘への対応 新規・拡充 備考
10.農業資源 1農地の実態把握 農業資源のデータベース化による、世界の農地面積とその変化を把握する体制の整備 文部科学省 JAXA(ジャクサ) 10-1-1 17年度より陸域観測技術衛星「だいち」による陸域観測(農地面積等)を実施 [再掲] 運営費交付金の内数 陸域観測技術衛星「だいち」による詳細陸域観測を実施し、高分解能データを取得農林水産省との協力により、全国の水稲作付け面積の統計データに活用を研究中。   1(1)1(2)5(1)
農林水産省 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構中央研 10-1-2 気象情報、土壌情報、水利・水文情報、植生情報、栽培情報、生育情報、生産量情報などの数値、テキスト、画像情報を、分散したまま統合利用するための基盤を既存の気象データ仲介技術をオントロジー技術と統合発展させながら開発中   運営費交付金等 継続        
独立行政法人農業環境技術研究所 10-1-3 衛星センサーMODISやAMSR-E等を用いて東アジア地域の農地分布や栽培期間を観測する体制を整備中。また、同地域の作物の栽培歴を収集中   運営費交付金の内数 継続        
独立行政法人国際農林水産業研究センター 10-1-4 広域観測衛星の複合的利用によるインドシナ半島の農業的土地利用図の高度化   5百万 継続    
10-1-5 平成18年度から、半乾燥アジア大陸部、東南アジア半島部、及び熱帯モンスーン島嶼部に対象地域を設定して、現地情報を収集。各地域に適当な農業的土地利用分類項目を特定し、光学、マイクロ波センサデータを組み合わせた分類及び生産変動評価を行う技術を開発中   運営費交付金の内数 継続    
農業資源のデータベース化による、農業用水確保の実態を把握する体制の整備 農林水産省 独立行政法人農業環境技術研究所 10-1-6 平成14年から、タイ東北部水田において、水文データ、気象データ、現地観測、衛星センサーMODISにより水田分布面積を把握し、水収支を推定。    5百万 継続     2(2)
2農業生産量の把握 衛星データの周期的・広域的観測を活用した作付け地、作況等の常時監視体制の整備 経済産業省   10-2-1 ハイパースペクトルセンサによる解析技術の研究開発のための、ハイパースペクトルデータからの情報抽出にかかる実施計画策定やユーザ要求の取りまとめを実施 [再掲] 350百万 ハイパースペクトルセンサより取得した地球観測データから有用な情報を抽出する技術の本格的な研究開発、スペクトルデータベースの構築を開始する。     拡充  
  10-2-2   [再掲] 350百万 ハイパースペクトルセンサ等の研究開発     新規  
文部科学省 JAXA(ジャクサ) 10-2-3 17年度より陸域観測技術衛星「だいち」による陸域観測(農地面積等)を実施 [再掲] 運営費交付金の内数 陸域観測技術衛星「だいち」による詳細陸域観測を実施し、高分解能データを取得   1(1)1(2)5(1)
農林水産省 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構中央研 10-2-4 平成13年から、センサネットワーク(フィールドサーバ)を開発し、生態系植物個体群等の画像、フェロモントラップによる害虫個体数の自動カウント、顕微画像による病斑や胞子数のカウント、気温、湿度、日射量、土壌水分、葉面の濡れ、CO2濃度、UV等を国内外で観測 [再掲] 運営費交付金等 自動観測センサノード及び観測サイト数を増やすとともに、同時に観測できる項目を充実させる。画像の画素数も増やし、生態系の詳細な変化も記録        
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構農工研 10-2-5 平成18年度から、MODISデータを用いることにより、利根川流域を対象として水需要強度の高い水入れ時期の把握を行っている。   運営費交付金の内数 継続        
独立行政法人農業環境技術研究所 10-2-6 「温暖化の危険な水準及び温室効果ガス安定化レベル検討のための温暖化影響の総合的評価に関する研究」が17年度から開始し、そのサブテーマ「アジア地域のコメ生産に対する温暖化影響の確率的リスク評価」の下で、ベトナムメコン・紅河流域の水害・干ばつの実態調査を行う。   3百万 ベトナムメコンデルタ沿岸部において、塩水遡上による水稲被害の実態調査ならびに被害量推定モデル構築のための試験を行う予定      
独立行政法人国際農林水産業研究センター 10-2-7 メコン流域国を対象に、衛星データから農業生産力を推定するための手法を開発中   運営費交付金の内数 継続    
10-2-8 中国黒龍江省を対象としたMODISデータ等を利用した水稲作付状況の把握   運営費交付金の内数 水稲作付状況のマッピングに加え、冷害等の発生等による生産変動を評価する技術の構築    
衛星観測と地上観測を含む各種・各地域のデータを統合する計測システムの研究開発と実用化 農林水産省 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構中央研 10-2-9 各地に分散する作物データを統合化したうえで、対応する気象データを極めて簡便に統合化できるサービスを試験運用中。   運営費交付金の内数 作物データ・気象データ統合サービスに改良を加えると共に、それを応用する各種のクライアントプログラムを開発する。また、クライアントプログラムの出力を衛星画像上に重ね合わせるツール群を開発する。        
3農作物被害の把握 農作物被害の早期発見のための衛星及び航空機による生育状況計測の実用化 文部科学省 JAXA(ジャクサ) 10-3-1 17年度より陸域観測技術衛星「だいち」による陸域観測(農地状況等)を実施 [再掲] 運営費交付金の内数 陸域観測技術衛星「だいち」による詳細陸域観測を実施し、高分解能データを取得   1(1)1(2)5(1)
農林水産省 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構中央研 10-3-2 農作物の適正管理を目的に、イネを加害する害虫であるイネウンカ類のアジアにおける発生地域の推定とその日本への飛来予測を行うモデルを、地上観測データと衛星データの統合しながら確立する。   運営費交付金等 継続        
4農地劣化の把握 地上観測と衛星観測による、気象、水資源、植生、土壌、土地利用等の実態把握と砂漠化等農地劣化の評価 文部科学省 JAXA(ジャクサ) 10-4-1 17年度より陸域観測技術衛星「だいち」による陸域観測(農地状況等)を実施 [再掲] 運営費交付金の内数 陸域観測技術衛星「だいち」による詳細陸域観測を実施し、高分解能データを取得   1(1)1(2)5(1)
10-4-2 全球の植生観測を目的とした多波長放射計(みどりⅡ後継機搭載)の研究を実施 [再掲] (調整中) GCOMの衛星システムに関する検討を継続するとともに、GLI後継センサの試作試験用モデル(BBM)の設計・製作を開始する。   拡充  
10-4-3 全球の土壌水分の観測を行うマイクロ波放射計(みどりⅡ後継機搭載)の研究を実施 [再掲] (調整中) 水循環変動観測衛星(GCOM-W)搭載マイクロ波放射計の試作試験用モデルの製作・試験を継続するととともに、衛星バス・センサの予備設計を開始する。   拡充  
農林水産省 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構中央研 10-4-4 平成13年から、センサネットワーク(フィールドサーバ)を開発し、生態系植物個体群等の画像、フェロモントラップによる害虫個体数の自動カウント、顕微画像による病斑や胞子数のカウント、気温、湿度、日射量、土壌水分、葉面の濡れ、CO2濃度、UV等を国内外で観測 [再掲] 運営費交付金等 自動観測センサノード及び観測サイト数を増やすとともに、同時に観測できる項目を充実させる。画像の画素数も増やし、生態系の詳細な変化も記録        
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構農工研 10-4-5 地すべりによる農地の変状を、GPS、地上、地中観測によってモニタリング、解析するシステムを構築し、国内4地区で観測を実施中   運営費交付金の内数 継続        
独立行政法人農業環境技術研究所 10-4-6 焼畑生態系を対象に衛星データとバイオマス・土壌呼吸等現地観測データを収集し、土地利用・土地被覆・生態系炭素ストックの変動と持続的資源管理法を解明 [再掲] 12百万 ラオス焼畑生態系を対象に衛星データと現地観測データを収集し、土地利用・土地被覆・生態系炭素ストックの変動を評価    
独立行政法人国際農林水産業研究センター 10-4-7 平成18年度から、砂漠化、草地資源劣化が進行している中国内蒙古自治区及びモンゴル国において対象地域を設定し、現地植生情報と関連する社会科学系データを収集中である。これらと密接な関係のある指標を光学センサを利用して開発、算出することで、砂漠化など農牧地劣化の評価を行っている。   運営費交付金の内数 継続    
気象庁 気象庁 10-4-8 温度計、雨量計等の現地観測装置を備えたアメダス(全国1,300箇所)等により、気温、降水量、風向・風速、日照時間、気圧、湿度等を観測 [再掲] 気象庁経費の内数 継続        
10-4-9 気象レーダー(全国20箇所)により、日本域の面的な降水量の分布を観測 [再掲] 継続        
10-4-10 運輸多目的衛星「ひまわり6号」により、西太平洋域の可視画像、赤外画像、水蒸気画像、輝度温度、エーロゾル全量等を観測するとともに、ひまわり6号等を通じてアジア・西太平洋域地域諸国をはじめ各国の気象機関に配信 [再掲] 継続     2(1)4(2)

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