「地球観測の推進戦略」 分野別事業一覧
推進戦略における15分野等 | 今後10年間を目処に取り組むべき課題 | 今後10年間を目処に取り組むべき事項 | 府省名 | 実施主体 | 事業番号 | 観測等の事業の現状 | 再掲 | 予算(空欄は確認作業中) | 平成19年度取り組む観測等の事項 | 国際協力 | 「あり方」の指摘への対応 | 新規・拡充 | 備考 |
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4.生態系 | 1アジア・オセアニア地域における複合的な観測拠点の整備 | 多様な環境下における生態系の機能・構造及び生物多様性に関する包括的な観測を実施する拠点の整備 | 経済産業省 | AIST | 4-1-1 | 陸域炭素循環もしくは森林生態の観測拠点における植物季節観測およびその衛星データによる解析研究のための地上検証・同化・校正のための地表面分光および大気観測。TERRA搭載のASTERによる陸域炭素循環観測拠点の繰り返し観測。 | [再掲] | 運営費交付金の内数 | 継続 | 1(2) | |||
文部科学省 | JAXA(ジャクサ) | 4-1-2 | 17年度より陸域観測技術衛星による陸域観測(植生)を実施 | [再掲] | 運営交付金の内数 | 継続 | ○ | ○ | |||||
4-1-3 | 基礎生産量、植生指数の全球観測を行う多波長放射計(みどりⅡ後継機搭載)の研究を実施 | [再掲] | (調整中) | GCOMの衛星システムに関する検討を継続するとともに、GLI後継センサの試作試験用モデル(BBM)の設計・製作を継続する。 | ○ | 拡充 | |||||||
JAMSTEC | 4-1-4 | 化学合成生物群集等における共生関係を対象に、海洋環境への生物の適応機能を例証して、共生が生物進化に与えた影響に関する知見を蓄積するため、共生生物のゲノムの解析等を行う。 | 運営費交付金の内数 | 継続 | |||||||||
4-1-5 | 海洋生態系において深海生態系が果たす役割の理解をめざし、中・深層以深の深海生態系における生物生産、食物連鎖、物質循環に関する知見を蓄積するため、試料採取・解析等を行う。特に熱水噴出孔や冷湧水域等の環境が生物群集構造に及ぼす影響を評価するため、生物群集中の生物種・生物量等を調査・解析する。 | 運営費交付金の内数 | 継続 | ○ | |||||||||
4-1-6 | 地殻内の微生物の生息環境・種類・量についての知見を蓄積するため、深海底熱水域、プレート沈み込み帯等の活動的地殻内環境で微生物の探索・調査を行う。微生物の多様性と過去の地球環境の関係を把握するため、堆積層から遺伝子をとりだし、その構造を解析して古環境の微生物相を研究する。 | 運営費交付金の内数 | 継続 | ○ | |||||||||
農林水産省 | 独立行政法人水産総合研究センター | 4-1-7 | 平成13年度から、日本周辺海域の海洋環境及び低次生態系モニタリングを実施、プランクトン、藻場、魚類生産に及ぼす影響評価技術を開発 | [再掲] | 運営費交付金の内数 | 継続 | 1(2) | ||||||
独立行政法人森林総合研究所 | 4-1-8 | 平成17年度から、衛星画像、航空写真、地上調査、聞き取り調査などにより、インドネシア東カリマンタンのバリクパパン周辺地域において、植生、被覆率、林齢、樹高、胸高直径、昆虫類、鳥類、獣類を観測(独立行政法人森林総合研究所(神戸大学、インドネシア科学院生物研究所、ムラワルマン大学分担))(環境省・地球環境保全等試験研究費「CDM植林が生物多様性に与える影響評価と予測技術の開発」) | 19百万 | 継続 | ○ | 1(2) | |||||||
4-1-9 | 国際森林研究センター(CIFOR)と共同で、東カリマンタン・マリナウCIFOR試験林およびその周辺の森林情報、人文社会学的情報を衛星データ、地上データで観測・収集するとともに、その変動を空間プロセス分析手法で解明するアルゴリズムの高度化研究を行う | 運営費交付金の内数 | 継続 | ○ | 1(2) | ||||||||
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構畜草研 | 4-1-10 | 畜産草地研究所草地研究センター内の藤荷田山地区において、草地生態系の構造及び生物多様性に関する観測を行う。 | 運営費交付金の内数 | 継続 | |||||||||
環境省 | NIES | 4-1-11 | メコン川流域生態系の長期モニタリングのための国際共同体制の構築にむけてのパイロットプロジェクトを実施(NIES運営交付金及び科学技術振興調整費)(東北大学、山梨大学、中国科学院水生生物研究所、雲南大学、タイ国カセタート大学と科学技術研究所、ラオス国立大学、プノンペン王立大学、ベトナムのアンザン大学、メコン河委員会、UNEP PRC APとの共同) | 運営費交付金の内数 | 継続 (18年度は、モニタリング手法の標準化を目的として試験モニタリングやワークショップを開催) | ||||||||
4-1-12 | 東南アジア地域の熱帯林4地域で、スミソニアン研究所と共同して、胸高直径10センチメートル以上の樹木の分布、大きさ等のセンサスを実施している。(NIES) | 運営費交付金の内数 | 継続 | ||||||||||
4-1-13 | APEIS-IEMプロジェクトにおいて、中国の5つの代表的な植物生態系において地上モニタリングステーション(山東省:禹城(畑地)、新疆ウイグル自治区:阜康(砂漠)、湖南省:桃源(水田)、青海省:海北(草原)、江西省:千煙州(森林))を設置し、生物量、葉面積指数、生育期間など植物生態系機能に関する多くのパラメータをモニタリングしている。 | 運営費交付金の内数 | 継続 | ||||||||||
該当地域との連携の下での運用体制の構築 | 環境省 | NIES | 4-1-14 | 中国生態観測ネットワークと連携をとった | 運営費交付金の内数 | 継続 | |||||||
2観測拠点のネットワーク化 | 観測拠点のネットワーク化 | 文部科学省 | JAMSTEC | 4-2-1 | 衛星データ、地上観測データを解析して海洋・陸域の生態系の機能と構造の広域分布についての知見を蓄積し、その成果をパラメータとしてモデルに取り組むための予備的研究を行う | 運営費交付金の内数 | 継続 | 1(2) | |||||
農林水産省 | 独立行政法人森林総合研究所、独立行政法人農業環境技術研究所 | 4-2-2 | 観測実績を持つ国内のタワーフラックス観測サイトの観測・点検・解析システムの標準化、アジア地域の基幹的サイトについて、比較観測のための情報収集等を実施 | [再掲] | 地球環境研究総合推進費 | ○ | ○ | 新規 | 1(2) | ||||
環境省 | NIES | 4-2-3 | 上述の衛星観測システムと地上観測システムを同期させ、全体としてアジア統合観測ネットワークを構築した。 | 運営費交付金の内数 | 継続 | ||||||||
包括的なデータベースの構築 | 文部科学省 | JAMSTEC | 4-2-4 | 衛星データ、地上観測データを解析して海洋・陸域の生態系の機能と構造の広域分布についての知見を蓄積し、その成果をパラメータとしてモデルに取り組むための予備的研究を行う。 | [再掲] | 運営費交付金の内数 | 継続 | 1(2) | |||||
東京大学、JAMSTEC、JAXA(ジャクサ) | 4-2-5 | データ統合により科学的、社会的に有用な情報へと変換し公共ニーズに対応して提供する、「データ統合・解析システム」の構築に着手した。 | [再掲] | 1,000百万 | 観測データを科学的・社会的に有用な情報に変換し共有するためのデータ統合・解析システムの構築に向けた、データ統合・情報融合システム及び相互流通支援システムの開発、データ蓄積、データの有用な情報への変換の実施 | 拡充 | |||||||
環境省 | NIES | 4-2-6 | 陸域生態系の炭素収支をはじめとする生理生態的機能、微気象、土壌環境、生態系構造などに係わる調査観測データを統一プロトコルに基づいて収集整備し、陸域生態系の統合データベースを構築運用する。 | 運営費交付金の内数 | 継続 | 1(2) | |||||||
3観測標準手法の確立 | 各国・地域の観測データの比較が一貫性を持って実施できる観測標準手法の確立と普及 | 農林水産省 | 独立行政法人森林総合研究所 | 温帯地域における持続的森林管理のための世界的な標準指標であるモントリオールプロセスにおける基準・指標を衛星観測データ等を利用して得るための解析アルゴリズムの開発研究を実施 | 運営費交付金の内数 | 継続 | ○ | 1(2) | |||||
4アジア・オセアニア地域の観測技術者の養成 | 現地観測技術者の養成 |
科学技術・学術政策局政策課
-- 登録:平成21年以前 --