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マルチスケール・マルチフィジックスなシミュレーションの実現 |
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マルチスケール・マルチフィジックスなシミュレーションを実現するためには、実効性能で1ペタフロップス超の超高速計算機システムの開発が必要である。
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将来の超高速計算機システムの必要性 |
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将来の超高速計算機システムの開発は、日本の科学技術及び産業分野における国際競争力の向上のみならず、気象・災害予測や災害の影響予測といった、安全・安心な社会の構築にも貢献するものであり、その必要性はますます高まる。
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将来の超高速計算機システム開発における問題点 |
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既存技術の延長では、例えば半導体微細加工技術が進むなか、リーク電流による消費電力の増大がCPUの高速化を阻害することや、既存の電気伝送技術ではCPU―メモリ間伝送速度の高速化に限界があるなど、物理的な「高速化の壁」が存在することが明らかとなった。
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将来の超高速計算機システム開発における課題 |
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「高速化の壁」を突破するための喫緊の課題として、CPUの高速化、CPU−メモリ間伝送速度の高速化、ノード間伝送速度の高速化、低消費電力化・冷却技術の向上等のハードウェア要素技術について、ブレークスルーを実現するための研究開発が必要である。
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1: |
国内でHPC製品を開発しているベンダー3社(日立製作所、富士通、日本電気)および、海外でHPC製品を開発しているベンダー1社(Intel)。 |
2: |
マルチスケール
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ミクロからマクロまで異なるスケール |
マルチフィジックス |
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異なる物理現象・状態
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