令和8年8月21日(金曜日)13時00分~16時00分
文部科学省3階3F2特別会議室及びWeb会議形式
水本分科会長、五十嵐分科会長代理、岡本委員、川辺委員、久保田委員、田中委員、中北委員、原田委員、宮澤委員、山崎委員、相澤委員、岩井委員、上田委員、上村委員、菅野委員、佐々木委員、土屋委員、富田委員、永井委員、長根委員、本郷委員、山本委員
清浦科学技術・学術政策局長、武田大臣官房審議官(科学技術・学術政策局担当)、俵科学技術・学術総括官、近藤研究開発戦略課長、髙橋科学技術・学術戦略官、加藤研究開発戦略課専門官、簗田国際研究開発政策課補佐、服部参事官(ナノテクノロジー・物質・材料担当)、池田参事官(情報担当)付参事官補佐、鈴木環境エネルギー課長補佐、伊原環境エネルギー課長補佐、ほか関係官
【水本分科会長】 それでは、ただいまから第101回科学技術・学術審議会研究計画・評価分科会を開催いたします。
議事に入る前に、事務局から説明をお願いします。
【加藤専門官】 まず、本日の研究計画・評価分科会は、科学技術学術審議会令第8条第1項に定める定足数である過半数を満たしておりますこと、御報告をさせていただきます。
続きまして、事務局に人事異動がございましたので、御紹介させていただきます。
まず、8月6日付で科学技術・学術政策局長に清浦が着任しております。また、同日、大臣官房審議官科学技術・学術政策局担当としまして武田が着任しております。
4月1日付で俵が科学技術・学術総括官に、近藤が研究開発戦略課長に、髙橋が科学技術・学術戦略官に着任しております。
では、ここで事務局を代表いたしまして清浦局長より御挨拶をいただければと思います。
【清浦科学技術・学術政策局長】 皆さん、こんにちは。8月6日付で科学技術・学術政策局長に着任いたしました清浦でございます。科学技術・学術審議会研究計画・評価分科会の開催に当たりまして一言御挨拶申し上げます。
委員の皆様におかれましては、大変お忙しい中、御出席いただきまして、誠にありがとうございます。本日の第101回分科会におきましては、主に分野別研究開発プランの変更及び本プランを構成する研究開発課題の事前評価について御審議いただきます。特に研究開発課題の事前評価につきましては、本年3月に閣議決定されました第7期科学技術・イノベーション基本計画を踏まえた最初の概算要求に計上することを検討している事業が対象ということになってございます。
また、これらの事業は、本年7月に閣議決定されました日本成長戦略に掲げられております17の戦略分野に対する国内投資の強化につながる重要な研究開発政策、これにもなっているところでございます。
委員の皆様方におかれましては、おのおのの研究開発課題における研究開発の質の向上が図られますよう、本分科会における評価を通じまして、お力添えをよろしくお願いいたします。
【加藤専門官】 続きまして、ウェブ会議の開催に当たりまして、委員の皆様にお願いがございます。まず、会議中ですけれども、常時ビデオをオンにしていただければと思います。また、御発言の際は、参加者リストの御自身のお名前の横にある挙手ボタンを押してくださいますようお願いいたします。発言後は、再度、同じボタンを押していただいて、挙手を取り消していただければと思います。また、御発言時以外は、音声はミュートにしていただきまして、御発言のときのみミュートを解除して御発言いただければと思います。
なお、オンラインでの開催となっておりますので、発言される際は、先生のお名前が明確になるよう、お名前をおっしゃってから御発言いただければと思います。また、資料を参照する際には、資料番号、ページ番号、またページ内の該当箇所などをお伝えいただければと考えております。
では、次に本日の議題3について、御説明させていただきます。本議題につきましては、概算要求に関係する内容も含まれていることから、研究計画・評価分科会の運営規則第6条第1項第3号に基づきまして、非公開とさせていただければと考えております。
なお、公開部分は議事録として、非公開部分については議事の要旨として、後日、文部科学省ウェブサイトにて掲載をさせていただきますので、御承知おきいただきますようお願いいたします。
以上です。
【水本分科会長】 それでは、議題1「研究開発課題の中間評価」、それから議題2「研究開発課題の事後評価」について早速始めたいと思います。議題1については、情報委員会から1件の中間評価案が提出されております。議題2については、ライフサイエンス委員会、ナノテクノロジー・材料科学技術委員会から、それぞれ1件ずつの事後評価案が提出されております。
まず、この中間評価、それから事後評価を行う計3件の利害関係に関して確認を行いたいと思います。事務局、お願いいたします。
【加藤専門官】 事務局より説明させていただきます。参考資料の4ページを御覧ください。
ここに利害関係者の範囲として記載がございまして、1つ目としましては、評価対象課題に参画をしている、2つ目は、被評価者、これは課題の代表者でございますけども、と親族関係にある方、3番目、その他利害関係を有すると自ら判断される者と記載しております。
事前に、この分科会に先立って評価を行っていただいております各委員会の事務局に確認しましたところ、ナノテクノロジー・材料科学技術委員会の事後評価課題について、菅野委員が利害関係を有しているとの報告を受けております。その他、利害関係に該当する方はいないとの報告を受けておりますけれども、先ほど申しました3つの利害関係の考え方につきまして該当される方がもしいらっしゃいましたら、今、申し出ていただければと思います。よろしいでしょうか。ありがとうございます。
それでは、追加で利害関係者はいらっしゃらないということで確認をさせていただきました。つきましては、菅野委員におかれましては、該当する課題の審議において、御発言はお控えいただきますようお願いいたします。
以上でございます。
【水本分科会長】 ありがとうございました。
次に、本分科会における研究開発課題の中間評価、それと事後評価に関する評価票のポイント等について事務局から御説明をお願いいたします。
【加藤専門官】 研究計画・評価分科会における研究開発課題の実施方法につきましては、参考資料2を御用意ください。
1ページの中ほど、2ポツ、評価の区分以降に、3つの評価、事前評価、中間評価、事後評価の3つについて記載をしております。今回、3つの評価を順次行っていただくのですが、事前評価につきましては、政策評価法に基づく政策評価の事前評価としての一環として実施しているものです。2ページ以降に中間評価、事後評価とそれぞれ記載がございますが、本会議の議事の前半としまして、中間評価、事後評価について実施をしていただきます。
評価の流れにつきましては、3つの評価ともに共通で、分野別委員会においてプラン及び研究開発課題について、御審議をいただきまして、その結果を分科会にて報告を受け、最終的な決定を行うものとなっております。
分野別研究開発プランなど、大まかな文部科学省における研究開発評価のイメージにつきましては、参考資料4を御覧ください。左上にございますとおり、科学技術・イノベーション基本計画などの政府の大きな戦略があり、それに沿って文部科学省の政策、施策というのが策定されております。その文部科学省の政策体系に沿いまして、各研究開発分野において重点的、戦略的に推進すべき研究開発の取組や推進方策を分野別研究開発プランと定めております。
なお、分野別研究開発プランは、一部改定について御審議いただくものでございますが、資料9として御用意しております。
次に、分野別研究開発プログラムでございますが、先ほど申し上げた分野別研究開発プランにおける研究開発の取組や施策について、政策評価の体系における達成目標を踏まえて、一定のまとまりという形で整理をしたものでございます。さらに、その中に研究開発課題がございますが、これは国が定めた政策や分野別研究開発プログラムの目的や目標を達成するために実施される個々の課題、事業のことを指します。
続きまして、中間評価、事後評価について、もう少し掘り下げて説明させていただきます。参考資料3、研究開発課題についての留意点を御用意ください。
この資料の一番上のところにございますように、共通事項といたしまして、評価は、当該研究課題の「必要性」、「有効性」、「効率性」等の観点から行っていただきます。
次に2ポツ、評価票の様式についてですが、評価票の様式については、参考資料2の「第13期研究計画・評価分科会における研究開発課題の評価について」の後ろのほうに様式を定めておりますが、今回の事前評価、中間評価、事後評価についても、この様式に基づいて作成されているものでございます。
資料3に戻りまして、中間評価票の評価方法については、中ほど、(2)として記載しております。特に丸1としまして、評価結果の(1)課題の進捗状況、これは後ほど様式で個々に説明があるところだと存じますが、ここは課題の所期の目標に向けての進捗、進捗度の判定とその根拠を明確にしております。
次に、その下、丸2でございますが、評価結果の(2)各観点の再評価において、研究開発を取り巻く状況に応じ、当初設定された「必要性」、「有効性」、「効率性」の各観点における評価項目及びその評価基準の妥当性を改めて確認していただくとともに、必要に応じて、その項目、基準に変更が必要な際は、それを御提案いただきまして、新たに設定した項目と基準に基づいて、改めて「必要性」、「有効性」、「効率性」の各項目について、その評価基準を満たしているか、評価をしているものでございます。
続きまして、事後評価でございますが、同じ資料の2ポツの中間評価の下、(3)に記載しております。この評価結果のほうですが、(1)課題の達成状況については、これから説明します3つの点に御留意いただきたいと考えております。
まず1つは、所期の達成度の判定とその判断根拠をまず明確にしていただきます。2つ目は、「必要性」、「有効性」、「効率性」の各観点における評価項目及びその評価基準の妥当性を改めて評価を行い、必要に応じて項目基準の変更を提案します。3つ目は、変更があった際は、新たに設定された項目基準に基づきまして、「必要性」、「有効性」、「効率性」の各評価項目について、その評価基準の要件を満たしているか、評価をいたします。
次に丸2としまして、評価結果の総合評価についてです。ここにつきましては、どのような成果を得たか、所期の目標との関係、波及効果、倫理的・法的・社会的課題への対応状況等を記載することとなっております。
各委員会からの報告がこの後ございますので、それを踏まえつつ、中間評価票及び事後評価票を御確認いただいた上で、それぞれが前述のとおり、適切に評価が行われているかということを御審議いただければと考えております。
続きまして、本日の審議の進め方でございますが、研究開発課題の評価の審議に当たりましては、本日、多数の研究課題の評価が控えておりますので、説明時間はあらかじめお知らせしておりますが、その中で御説明をいただけますようお願いいたします。
なお、各委員会から御提出いただきました評価票と併せて、評価結果が決定した後、今回審議を行った委員が分かるよう、研究計画・評価分科会の委員名簿を添付し、文部科学省ウェブサイトにて公開することを予定しております。
説明については以上となります。よろしくお願いいたします。
【水本分科会長】 事務局、説明ありがとうございました。
それでは、早速ですけど、議題1の「研究開発課題の中間評価」を実施したいと思います。まず、関係する各委員会から評価票の説明をしていただいて、その後、質疑を行いたいと思います。評価票の説明の際には、分野別研究開発プログラムにおける当該課題の位置づけが明確となる該当するページを用いて、上位施策や大目標、あるいは中間目標の達成に向けた今回の評価課題の位置づけ、意義、課題間の相互関係などを簡潔に御説明いただきたいと思います。その後で、評価票の評価の観点における評価項目、それから評価基準に触れながら、必要な部分のみをこれも簡潔に御説明いただきたいと思います。
それでは、情報委員会の中間評価1件を始めたいと思います。HPCI、革新的ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラの運営の中間評価について、情報委員会主査の相澤委員から5分程度で御説明をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。
【相澤委員】 HPCIの運営の中間評価について御説明をいたします。
まず資料1、通し番号3ページを御覧ください。本事業は、スーパーコンピューター「富岳」を中核としたHPCI(革新的ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラ)の利用体制を整備し、国内の大学・研究機関等が保有するスーパーコンピューターやストレージネットワークを一体的に活用して、多様なユーザーニーズに応える共用計算基盤を確立することを目的としています。
本事業は、令和4年度から令和8年度までを事業期間としており、今回は、研究開発プランのスケジュールに従い、令和8年2月時点までの取組状況を踏まえまして、中間評価を行うものであります。
中間評価の票の御説明に入ります。通し番号5ページを御覧ください。5ページ、先ほどの説明と重複するために課題概要は割愛いたします。進捗状況の評価に当たりましては、1、安定的かつ利便性の高い運営体制、2、産業界を含めた利用者・利用分野の拡大、3、加速部対応を念頭に置いた利用者支援、4、成果創出・成果の利活用の観点で確認を実施しております。
順番に御説明いたします。通し番号6ページ、1、安定的かつ利便性の高い運営体制につきましては、高度情報科学技術研究機構を代表機関とし、国立大学等の複数の関係機関が連携して運営されております。データ利活用基盤の高度化、計算資源の継続的拡充についても対応がなされております。
2つ目、産業界を含めた利用者・利用分野の拡大につきましては、評価票に記載のとおり、大きく増加しております。
3つ目、加速部対応を念頭に置いた利用者支援にも関係することですが、HPC経験者のみならず、初心者向け試行課題や成果専有を希望するユーザー向けの産業有償課題などの枠組みの設定や、近年のAI for Scienceの進展に伴い増加する需要に合わせて、講習会や実習の開催を実施しております。さらに、利用環境の向上も引き続き取り組んでおります。
4つ目、成果創出・成果の利活用につきまして、基礎研究から産業応用まで幅広い分野で多くの優れた成果が創出されております。
以上の内容を踏まえ、「必要性」、「有効性」、「効率性」の項目に基づき中間評価を実施いたしました。
通し番号9ページに「必要性」の報告案がございます。AI及びAIとシミュレーションの融合、データ駆動型研究、研究DX等の進展を踏まえて、我が国唯一の重要な研究インフラとして、本事業の必要性はさらに高まっていると評価をしています。
続きまして次のページ、評価項目の2つ目「有効性」についてです。HPCIを通して創出された、多くの優れた成果及び各種機関との連携によって行われる計算式のマッチングの仕組みが有効に機能していることから、本事業の有効性は高いと評価をしています。
最後に当ページの一番下、評価項目の3点目、「効率性」についてです。効率的、効果的な利用者支援及び利用環境や運営体制の改善に取り組んでいることから、本事業の効率性は高いと評価しています。
以上の内容を踏まえ、今後の研究開発の方向性につきまして、本事業を継続することは妥当であると評価をしています。今後、AI for Scienceの推進が本格化する中、HPCI共用計算資源を利便性高く、効率的、効果的、安定的に提供するとともに、人材育成も含めて、分野連携、また産業利用の拡大も含めて引き続き取り組むことについても言及しております。
以上となります。
【水本分科会長】 ありがとうございました。それでは、ただいまの御説明に関しまして、御意見あるいは御質問がありましたら、挙手ボタンにてお知らせください。宮澤委員、お願いいたします。
【宮澤委員】 宮澤です。御説明を踏まえて本課題の継続については賛成しますけれども、気になる表現があります。資料の右下で8ページ目、この真ん中あたりに、ものづくり分野というものがありますけれども、ここに2024年能登半島地震の断層破壊のシミュレーションというものが入っています。甚大な被害をもたらした地震に関する研究成果というものを、ものづくりという枠組みに入れるのはいかがなものかなと思っております。この名称も恐らく機械的に割り振っただけなのかもしれませんけれども、変更を考えてはいかがでしょうか。例えば防災とか災害といった名称にするかどうかについては、その次に気象分野というのがあるので、区分が必要かと考えております。
以上です。
【相澤委員】 御指摘どうもありがとうございます。こちらにつきましては検討をさせていただければと思います。
【水本分科会長】 ありがとうございました。続きまして久保田委員、お願いいたします。
【久保田委員】 久保田でございます。御説明ありがとうございました。中間評価ということで、すばらしい成果を上げつつあると理解しました。中間評価に当たって見えてきた課題というのは何かありますでしょうか。
【相澤委員】 見えてきた課題について、最後に言及した、「今後、AI for Scienceの推進が本格化する中」というところに、さらなるニーズが生じていて、引き続き取り組むということにも表れていると思います。詳細については、事務局からも補足をお願いできればと思います。
【池田参事官(情報担当)付補佐】 事務局の情報参事官付の池田と申します。補足させていただきます。今、主査のほうから御説明ありましたとおり、通し番号11ページのところで継続とさせていただいておりますけれども、AI for Scienceをはじめ、既存のシミュレーションのユーザーが多かったところで、昨今ではAIユーザーが相当程度増えてきておるという中において、既存のソフトウエア、アプリケーションのCPUからGPUへの移行ですとか、あるいは迅速な利用、あるいは有償的な利用といったものに対して柔軟に対応していく必要があると思っております。
まだまだ改革するべきところはたくさんあると思っておりますが、例えば今年の6月からは、研究費から有償で使っていく、ただし、それの審査が1週間以内で行われるような、かなり迅速、かつ、軽量でもすぐに使えるような枠組み等もつくってきておりますので、引き続きAIユーザーにも勘案したHPCIのユースケースについて検討していきたいと考えております。
以上です。
【久保田委員】 ありがとうございます。急速な発展がありますので、ぜひ進めていただければと思います。ありがとうございました。
【水本分科会長】 山本委員、お願いいたします。
【山本委員】 御説明ありがとうございました。非常によい成果が得られていると思いまして、継続という評価に賛同いたします。
それで、これはHPCIというと、どうしても計算機のハードウエアのほうに注目が集まりがちですけれども、実際こういう大型の計算機を使うためには、優れた汎用的なソフトウエアも重要でありまして、その点について今日はあまり御説明がなかったのですけれども、その点について、もしも何か補足がありましたらお願いいたします。
【相澤委員】 ありがとうございます。初心者のユーザー向けのプログラム等の充実を通して、様々な利用者の支援が行われているという評価も出ているところであります。講習会や実習の開催等を通して、パッケージとして利用可能なソフトウエアのプロモーション、あるいはユーザーへのチュートリアルというのは、取組としてこの枠組みの中でも特徴的になっていることと理解しております。事務局からも補足をお願いします。
【池田参事官(情報担当)付補佐】 今御説明いただいたところと、通し番号11ページ目の上部の加速部の対応を含めたといったところにも記載がございますけれども、その2つ目のところです。計算資源のアプリケーションのプレインストールについても、多数のユーザーからの需要を聞き取った上で、事前に入れておくアプリケーション等々について検討しながら進めております。利用度が高いアプリケーションのGPU対応も含めて、実際の実需要に照らしたアセットを組んでいるといったところで評価されるべきものかなと考えております。
以上です。
【山本委員】 御説明ありがとうございました。先ほどもありましたようにAI for Scienceとかの進展で私も実感しているのですけれども、必要なソフトウエアの種類とか質がだんだん変わってきつつあるように思いますので、今後もぜひ目配りをお願いできればと思います。
私から以上です。
【相澤委員】 コメントありがとうございます。
【水本分科会長】 中北委員、お願いいたします。
【中北委員】 ありがとうございます。気象分野のほうでも大いに活用されていて、成果を書いていただいているところはすばらしいと思いますが、現業との橋渡しみたいなのは、何かつながりみたいなのを意識はされているのでしょうか。例えば気象庁さんとか、そういうようなところですけれども、いかがでしょうか。
【相澤委員】 これについて、事務局からもし分かるところがありましたらお願いできますでしょうか。
【池田参事官(情報担当)付補佐】 ありがとうございます。現業とおっしゃったのは、産業利用とかではなくて省庁もということですか。
【中北委員】 もともと気象予報とかそういう現業、より産業のほうでも利用していただくことになる部分の中でのことです。
【池田参事官(情報担当)付補佐】 なるほど。ありがとうございます。当然ながら、これまでシミュレーションをベースに、製造業ですとか、あるいは例えば都市計画等々においては、神戸中心に使っていただいておりました。例えば神戸の避難シミュレーションの予測なんかにもこういったものが使われてきたというわけでございます。
HPCI、今ではかなりGPUに寄ってきていますが、富岳も含めてCPUの需要もかなり強くございます。気象庁では富岳の互換機を入れていただいているというところもございますので、HPCだとスケールが若干変わってくるところもございますが、既存のよさも含めて、そうした実際にマシンごと入れていただくとか、アプリごといただくというような取組についても、うまく橋渡しできるような取組ということで、いろいろやらせていただいているということで考えております。
【中北委員】 ありがとうございます。ぜひどうぞよろしくお願いいたします。どうもありがとうございます。
【水本分科会長】 続きまして永井委員、お願いいたします。
【永井委員】 ありがとうございます。大変重要な取組だと認識しております。私からは、人材育成に関して、先ほど他の委員からもありましたとおり、非常にスピード感のある発展を遂げている分野ですので、そうした世界的にも優位な先進性を持つ人材を集中的に育成するような取組がありましたら、ぜひそこを説明していただきたいのですけれども、いかがでしょうか。
【相澤委員】 人材育成については、AI for Scienceの速い動きの中で、いろいろなプログラムと連携しながら進めていく側面も強いと思っております。少し詳細な御計画等がありましたら、事務局から御紹介いただけますでしょうか。
【池田参事官(情報担当)付補佐】 ありがとうございます。まず、ユーザーの拡大という関係では、AI for Science、今まさに説明があったとおり、SPReAD 1000という事業で今普及を図っているわけですが、他方で、こういったハードウエア、AIを使っていくために必要となる計算資源ですとか、データ基盤も含めてですけれども、こういうインフラを整備する人材というのは、なかなか確保が難しいといった背景もございますし、当然ながら、その管理、メンテナンスをしつつ、自分たちで例えばCPU、GPUを使ってシミュレーションやAI研究をしていくということになります。
そうした意味で言いますと、通し番号12ページ目のところにその他ということで書かせていただいております。現在、HPCIのコンソーシアム等と議論をしながら、「次世代HPC・AI開発支援拠点形成事業」という、これは本事業とはまた別で補助金を立て、このHPCIの加盟されているシステムや運営されているRISTと今一緒にやっていっている事業でございます。
ここでは、HAIRDESCという、次世代HPC・AI研究開発支援センターというセンターを建てて、既存のシミュレーションのGPU移行を支援しつつ、GPUに精通した人材の育成をやっていくということで今は支援をさせていただいております。スパコンを使いこなせるような人材のためのカリキュラムとか、そうした教育、教材の開発ということを目指しておりまして、最終的には5年後にGPUに精通した人材を数百人程度育てるといったところをKPIとして掲げますので、こうした周辺の事業もうまく使いながら、一体的に人材育成をやっていきたいと考えております。
【永井委員】 ありがとうございました。規模感が伝わりました。ありがとうございます。
【水本分科会長】 今のところ挙手がもうないようですので、時間も大分たちました。どうも活発な御質問ありがとうございました。この件に関しましては、冒頭一つコメントがございました「ものづくり分野」という文言、これについては、委員会の事務局、それから主査と御相談の上、今日紹介のありました中間評価案の修正等につきましては、私と主査等との相談の上、確定させたいと思いますが、よろしいでしょうか。特に異議がないようですので、そのようにさせていただきます。どうもありがとうございました。
【相澤委員】 御審議ありがとうございました。
【水本分科会長】 ありがとうございます。
続きまして、議題2「研究評価課題の事後評価」について進みたいと思います。まずライフサイエンス委員会の事後評価1件について、主査の岩井委員、5分間程度で御説明をお願いいたします。
【岩井委員】 主査の岩井でございます。では説明させていただきます。通し番号の15ページになります。まずは、ゲノム医療実現バイオバンク利活用プログラムの事後評価結果について説明させていただきます。
本事業は、健康医療戦略に基づき、令和3年度から7年度までの5年間の事業として、東北メディカル・メガバンクやバイオバンク・ジャパンをはじめとした、我が国のバイオバンクを維持・発展・連携させるとともに、スーパーコンピューターを整備し、ゲノムデータ等を用いた研究開発のための研究環境を提供するなど、我が国の次世代の医療実現のための研究基盤としてその役割を果たしてきたものでございます。
次に、本事業について「必要性」、「有効性」、「効率性」の評価項目による事後評価の結果を説明させていただきます。次のページで18になりますか。
では、まず「必要性」に関してです。本事業では我が国のゲノム研究の基盤となる大規模バイオバンクを構築・運営し、生体試料や健康・臨床情報を収集するとともに、ゲノム・オミックス解析を進め、これらの情報を活用した先端ゲノム研究開発を推進してきました。
例えば、東北メディカル・メガバンクでは、世界初の三世代コホート調査等、質の高い時系列のコホート調査を実施しており、また、全体で12万人の全ゲノム解析を実施するなど、次世代医療基盤の構築を推進しております。
さらに本事業では、こうした研究基盤を活用した公募型の研究開発も随時進めるとともに、国内9機関14のバイオバンクが管理するバイオバンク・ネットワークを構築し、生体試料や解析情報の一括検索を可能とする横断検索システムの構築・運用を行っており、我が国のゲノム研究開発に貢献しております。
以上のことから本事業の必要性は十分であると評価しております。
次に、「有効性」に参ります。東北メディカル・メガバンクでは、作成したリファレンスパネルが疾患原因遺伝子の絞り込みや、がん遺伝子パネル検査の結果の解釈に利用されるであろうゲノム医療の精度向上に寄与してまいりました。また、バイオバンク・ジャパンでは、ブレインバンクに登録されている試料を活用し、バイオバンクの連携を通じた新たな解析を進めるなど、疾患ゲノム研究基盤の向上に努めております。また、両バンクとも、人材育成の観点からもゲノム医療、個別化医療の実施に貢献しているところでございます。
以上より、本事業の有効性は十分であると評価いたしております。
最後に、「効率性」についてでございます。本事業は、AMEDのマネジメントにより、プログラムディレクター、プログラムスーパーバイザー及びプログラムオフィサーによる進捗管理や指導、助言が行われております。また、各プログラムの進捗課題を共有する連絡会を開催するなど、適切な事業運営が実施されていることから、本事業の効率性は十分であると評価しております。
以上を踏まえ、総合評価として、本事業により、全国の研究者が利用することのできるバイオバンク基盤を整備・構築するとともに、それらの試料、情報等を活用した研究開発を推進し、ゲノム医療、個別化医療の実現に資する研究成果を創出することができたこと等を踏まえ、本事業は優れていると評価いたしました。
今後の展望といたしましては、バイオバンクは我が国の貴重な研究基盤ですから、引き続き、次世代医療・予防の実現に向けた、さらなる発展・貢献が期待されると考えています。具体的には、民間企業等のニーズを踏まえたコホートデザインの検討、全国のコホート・バイオバンクの連携強化、試料・情報を用いたデータ駆動型研究の推進などが期待されます。本事業の成果を踏まえ、令和8年度から後継事業として、「次世代医療実現バイオバンク利活用プログラム」が開始されておりますので、これらの指摘も踏まえながら事業を進められることを期待しております。
以上でございます。
【水本分科会長】 ありがとうございました。それでは、ただいまの御説明につきまして、御意見、御質問等ありましたら、挙手ボタンにてお知らせください。よろしいでしょうか。原田委員、どうぞ。
【原田委員】 ありがとうございます。大変すばらしい事業を実施されてきたことが御説明でよく理解することができました。後継プロジェクトに期待するところですけれども、いろんなデータバンクがある中で、いろんなバンクのネットワークをしっかりと構成していただき、効率よく迅速に必要なデータが引き出せるようなワンストップの仕組みづくりという点もぜひ期待します。
以上です。
【岩井委員】 ありがとうございます。ライフサイエンス委員会でもそのポイントは非常に重要なポイントであると考えておりまして、次の事業に関して、それを留意して進めるようにしておりますので、委員の指摘を踏まえて、より一層それを推進するようにしたいと思います。どうもありがとうございます。
【水本分科会長】 ありがとうございました。ほかよろしいでしょうか。
それでは、次のナノテクノロジー・材料科学技術委員会の事後評価1件についてお願いしたいと思います。これは主査の菅野委員が利害関係ということでしたでしょうか。事務局から御説明をお願いいたします。よろしいですね。ナノテクノロジー・材料科学技術委員会の事務局より御説明をお願いいたします。
【服部参事官】 ありがとうございます。振興局のナノテクノロジー・物質・材料担当の参事官の服部でございます。御説明させていただきます。資料一式の通し番号35ページ目の資料2-2を御覧くださいませ。
まず、1ページ目を御覧いただければと思います。この事業でございますけれども、実施期間は令和元年度から令和7年度までの計7年間実施してきたものでございます。この事業の目的でございますけれども、革新的な機能を有するもののプロセス技術の確立していない材料を社会実装につなげるために、大学等がプロセス上の課題を解決するための学理・サイエンス基盤として構築をするということ、構築されたプロセスサイエンスを活用して、企業が社会実装に向けた技術開発を行うための大学等と企業の連携体制を、我々は相談先と呼んでございますけど、これを構築することを目的とした事業でございました。
引き続き、位置づけと上位施策の関係について、6ページ目を御覧くださいませ。ナノテクノロジー・材料科学技術分野研究開発プランで、プログラム名としてはナノテクノロジー・材料科学技術分野研究開発プログラムのほうで実施されまして、上位施策といたしましては、6期科学技術・イノベーション基本計画マテリアル革新力強化戦略に基づいて行われた事業でございました。
次、課題の達成状況について御説明をいたします。7ページ目を御覧ください。課題の達成状況でございますけれども、非常に長い文章でございますので、要約の部分で、8ページ目を御覧いただけますでしょうか。「本事業では」と上の部分に書いてございますけれども、本事業では、我が国の産業競争力向上に直結する重要なマテリアルでございます「ナノ材料」、「全固体電池」を対象に進めてまいりました。「ナノ材料」については東北大学、「全固体電池」についてはNIMSにおいて実施をしてきたところでございました。
両プロジェクトともに、プロセス設計指針にかかる「プロセス」「構造」「物性」の相関の件数が増加をしておりまして、本事業を通して査読付き論文数が両プロジェクトともに100報を超えていると。またプロセスサイエンスの構築に向けた成果創出も認められております。
また、材料の社会実装に向けたプロセスサイエンスの構築に向けても成果を上げられておりますし、産学官のプロセス上の課題を解決するための相談先の機能といったことも構築をしてきたところでございます。単なる情報提供にとどまらない産学官からの相談件数も順調に増加をしたと。さらに資金導入率も非常にいい成果を上げたといったところでございました。こういったところから成果が上げられたと考えているところでございます。
続きまして、各観点の評価でございます。
まず、「必要性」でございます。11ページを御覧ください。11ページの上のところでございますけれども、一番上のところです。必要性の次、11ページ目をお願いできますでしょうか。ありがとうございます。こちらでございますけれども、上の2行目のところでございますけれども、プロセスサイエンスという概念を取り入れた事業を我が国が先んじて行ったこと、これは非常に重要だったかなという評価をしております。Horizon Europe等の諸外国の情勢を見ても必要な取組であったと認識しております。
産学官の問題解決のための相談先としても機能を始めてきた、単なる情報提供にとどまらない相談件数も順調に伸びてきたといったところでございました。
こういったことから、本事業の進捗成果が評価基準を満たしていると判断をしているところでございます。
次に、「有効性」でございます。12ページ目を御覧ください。本事業では、上の部分でございますけれども、我が国のマテリアル技術基盤の中で「強み」を有しているナノ材料、全固体電池を対象といたしました。材料の作り方にフォーカスを当てたプロセスサイエンスの構築が進みました。
ナノ材料では、構造化するプロセス技術に欠落していた設計基盤をナノ熱力学として構築した点でございますとか、スケールアップや外挿の問題にも対応できる無次元数によって体系化した点、これは非常に重要かなと思ってございます。様々なナノ材料の製造の基盤となるものでございまして、広い分野でプロセスサイエンスの発展に資するため、その有効性は非常に高いと認識しております。
全固体電池では、焼結反応の予測から構造評価、新たなプロセス開発に至る接合プロセスサイエンスフローが提示されまして、他材料への展開なども期待される成果であって、有効性が高いと判断をしております。
次に、「効率性」でございます。13ページを御覧ください。プログラム委員会のメンバーが両プロジェクトの状況をしっかり把握して、効率的にプロジェクトが推進されてきました。プログラム委員会のメンバーのイニシアチブのもと、研究資源が極めて効率的に運用されて、最大限の費用対効果を生み出したと評価がされております。
最後のところに差しかかって総合評価でございます。総合評価が15ページ目でございます。上のところでございますけれども、社会実装の最大のハードルであるプロセスの課題に対して個別企業に依存していたプロセス技術の背景にある学理を、プロセス上の課題を解決するための学理・サイエンスの基盤として、プロセスサイエンスとして扱う概念を先んじて我が国に導入して、成功事例を残してきた功績が大きいと。
また一方、マテリアル産業におけるプロセスサイエンスの構築は、幅広いマテリアル分野のほぼ全域で必要な取組でございます。本事業は非常に多くの応募があったわけでございます。採択率8%でございました。予算規模の制約によって、この「ナノ材料」、「全固体電池」の2分野で実施されました。この結果、個別プロジェクトにおいては本事業の有効性を示す一定の成果が得られました。高く評価できますけれども、事業全体としての対象分野は限定的であったといったところが課題であったかなと考えているところでございます。
最後、今後の展望でございます。16ページ目でございます。1段落目の最後の部分でございますが、今後も本事業で得られた成果と枠組みを基盤としつつ、マテリアル分野全体に通じる普遍的な学理として体系化に向けたさらなる方策・取組を考えるといったことが望まれるということ。また、産学官からの相談先の機能を通して、企業との連携体制の構築、研究課題に即した効率的な運営によって、本事業は、極めて高い費用対効果を実現して評価できます。今後は、本事業の知見を生かして、より一層ナショナル・イノベーション・システムの効率的活動事例が積み重なることを期待したいということでまとめているところでございます。
以上でございます。
【水本分科会長】 御説明ありがとうございました。それでは、ただいまの御説明に関しまして御質問あるいは御意見ありましたら、挙手をお願いいたします。長根委員、お願いいたします。
【長根委員】 ありがとうございます。非常にすばらしい取組で、この評価で私はいいと思います。特に「必要性」のところにあった、通し番号で48ページにあったように、これまで学から産への一方的な情報の提供みたいな、それでとどまっていたところを、この相談というのは、私は双方向のやり取りで考えましたが、要は大学側としても企業側のニーズと困り事を吸収して、それに対して返す仕組みと理解したけれども、こういった機能もうまくいっていたということと。
あとは、それだけではなくて、一方的に国家の予算だけじゃなくて、民間の企業、お金も引き出すマッチングファンド的な仕組みもつくれて、うまく機能したということで、今後につながる非常によい取組だったのかなと思います。
質問は、この事業を通して、相談という形を通してお互いに情報のやり取りをできるような形になったということですけど、この先、ただ相談を承ったりして情報を交換するだけじゃなくて、人材の交流とか、具体的なこの先の産学官の連携の体制ですね。最後の総括のところでも、今後、企業との連携体制の構築みたいなことが展望として挙げられたと思うけれど、具体的にはどういうことを構想して、最終評価に至っているのかということをもうちょっと教えていただければと思います。
【服部参事官】 ありがとうございます。まず、この事業を通して最も大きい成果というのが、それほど予算規模は大きくない事業ではあったが、7年間を通して東北大学が地道に、特に東北大学の成果は顕著かなと思っていますけども、この事業が終わった後は、自らの予算でこういう産学の相談機能、プロセスの関係の相談機能をつくって、それで民間企業から相談料もいただくみたいな仕組みまでつくっていただいたといったところ、これは極めて大きいかなと、ここの事業の残した一つの大きな成果かなと思ってございます。
こういったような、それはこの事業から始まった一つの事例でございますけれども、そこから我々政策側も学ばせていただいて、そういった機能が始まっていると、東北大学で始まっているということも参考にさせていただきながら、今後の政策も生かしていきたいと考えているところでございます。
【長根委員】 ありがとうございました。相談料を取るというのは非常に公平な関係の構築の点で非常にいいことだと思います。
【水本分科会長】 ありがとうございました。久保田委員、お願いいたします。
【久保田委員】 ありがとうございます。久保田でございます。いろいろなリソースの制約から2つの分野に限定したということですけれども、十分な成果が得られていると認識しております。52ページに総合評価で、マテリアル分野全体に通ずる普遍的な学理というのを、構築を目指しているというのは十分理解しますが、今回2つの分野をやって、結果、普遍的な学理というのをそこから導けるのか、あるいは別のアプローチをしたほうがいいのか、その辺の感触を伺えたらと思います。お願いします。
【服部参事官】 ありがとうございます。とりわけ東北大学のほうは、化学工学という基盤的なところから出発していて、比較的汎用性が高い、無次元数での、特に化学工学便覧みたいな、いろいろ技術者のハンドブック的なところにも収録されるような成果が得られたというところで、テーマとして非常にいいテーマだったのかなと思っているところの、この評価で書いておりますとおり、マテリアルは、その材料、物質によってプロセスでの課題が異なってくるかと思います。
そういった中で、ここは産業のニーズ等々も踏まえて、我が国の産業競争力のニーズを踏まえて、今後、アジェンダ設定をするなりして、新しい事業を考えていくだとか、展開をして考えていく必要があるかなと考えているところでございます。
【久保田委員】 マテリアル分野といってもいろんなものがあるので、普遍的なものを出すのもよいが、実用的なことも含めて進めていただければと思います。ありがとうございました。
【水本分科会長】 上村委員、お願いいたします。
【上村委員】 上村でございます。マテリアル分野というと、材料開発に偏重していて、実際現場では作り方で悩んでいるという話もよく聞きますので、プロセスにサイエンスを持ち込んだというのは本当にすばらしいアプローチだったなと私も伺いながら認識しておりました。
一方、プロセスというところに学理を持ち込んで、それの理解を深めるというものの成果として最も重要なのはフィードバックだろうと。その点では、先ほどの相談というところの仕組み化というのは一つの成果とは思いますが、サイエンスを持ち込んだからこそのさらなる最適なプロセスの提案というような、ベターな形でのフィードバックというところの事例、あるいは今後の展開というところがもしあれば教えてください。
【服部参事官】 そこについては、まさに今回の事業を通して、まずは、このプロセスサイエンスというアプローチをまずつくってみることが今回の事業の役割だったかなと思ってございます。この事業の成果を基盤にして、私どもも新しい事業で、今日先生にいただいたコメントを反映していきながら考えていくことは極めて重要でございますし、大きな課題であるということでございまして、今日の御指摘を踏まえて、私どもも研究者と議論しながら考えてまいりたいと思ってございます。ありがとうございます。
【上村委員】 期待しております。よろしくお願いします。
【水本分科会長】 ほかに御発言ありませんでしょうか。それでは、ただいま2件の御説明がありましたけれど、この2件を通して全体に何か御意見あるいは御質問ありましたら、挙手をお願いいたします。よろしいでしょうか。
それでは、ただいまライフサイエンス委員会とナノテクノロジー委員会、それぞれ1件ずつ事後評価の説明がございましたけれど、ただいま御説明いただきました事後評価の案につきまして、この分科会として決定したいと思いますが、よろしいでしょうか。特に意義ありという御発言がありませんので、御了解いただいたと思います。ありがとうございました。
それでは、これで事後評価の案が終了いたしましたけれど、これから議題3「研究開発課題の事前評価」についてですが、これは冒頭、事務局のほうから説明がありましたように非公開となりますので、ここでその手続をお願いいたします。
以下、研究計画・評価分科会運営規則(平成13年2月27日決定)第6条第1項第3号の規定に基づき、非公開。
研究開発課題の事前評価案に関しては、各委員会より評価結果の概要について説明があり、質疑応答が行われた後、事前評価結果が決定された。
科学技術・学術政策局研究開発戦略課