資料30-4-3 国際宇宙ステーション(ISS)に提供するISS構成要素及び搭載物の安全性確認について(HTV搭載小型回収カプセル(HSRC)調査審議結果)(案)

平成30年○月○日
科学技術・学術審議会
研究計画・評価分科会
宇宙開発利用部会


目 次

1.概要

2.調査審議の方法

3.調査審議の結果

参考1 科学技術・学術審議会 研究計画・評価分科会 宇宙開発利用部会 委員名簿

参考2 科学技術・学術審議会 研究計画・評価分科会 宇宙開発利用部会 調査・安全小委員会 委員名簿

参考3 平成29年度 国際宇宙ステーション(ISS)に日本が提供するISS構成要素及び搭載物に係る安全性について

付録1 国際宇宙ステーション(ISS)に提供する実験装置(HTV搭載小型回収カプセル(HSRC))に関する安全審査結果について

1.概要

 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下「JAXA」という。)では、日本が国際宇宙ステーション(以下「ISS」という。)に提供する全てのISS構成要素及び搭載物(以下「要素・搭載物」という。)について、個別に安全審査を実施している。
 科学技術・学術審議会研究計画・評価分科会宇宙開発利用部会(以下「宇宙開発利用部会」という。)では、JAXAが実施している安全審査が適切であることを確認するため、調査審議を行った。本資料は、その調査審議の結果を取りまとめたものである。

2.調査審議の方法

 宇宙開発利用部会及び宇宙開発利用部会が設置した調査・安全小委員会は、以下の日程で調査審議を行った。

  ・平成30年3月15日 調査・安全小委員会(第30回)
  ・平成30年○月○日 宇宙開発利用部会(第41回)

 調査・安全小委員会は、JAXAから示された資料をもとに、JAXAが実施した具体的な要素・搭載物に係る安全審査の方法や結果等が所定の安全審査のプロセスや考え方に則しているかを、「国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」(JEM)に係る安全対策の評価のための基本指針(平成24年9月6日 科学技術・学術審議会 研究計画・評価分科会 宇宙開発利用部会)」(以下「評価指針」という。)に照らして、調査審議を行った。(※1)
 宇宙開発利用部会は、調査・安全小委員会における調査審議結果についての報告を受けたうえで、調査審議を行った。

(※1)今回の調査審議では、ISS構成要素・搭載物が有するハザード(※2)種の数や特殊性(ユニークハザード数)、新規性等を総合的に検討し、HTV搭載小型回収カプセル(HSRC)に係る安全審査の方法や結果等を調査審議した。
(※2)ハザードとは、「事故をもたらす要因が顕在又は潜在する状態」をいう。

3.調査審議の結果

 JAXAが実施した「HTV搭載小型回収カプセル(HSRC)」に係る安全審査の方法や結果等について、安全審査体制・プロセス、安全解析及びそれへの対処の観点から調査審議した結果、JAXAが実施した「HTV搭載小型回収カプセル(HSRC)」に係る安全審査の方法や結果等は妥当であると評価する。また、このことから、JAXAが実施している安全審査のプロセスや考え方は適切に機能していると判断する。

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研究開発局宇宙開発利用課