平成25(2013)年11月26日
宇宙航空研究開発機構
宇宙輸送ミッション本部 鹿児島宇宙センター 所長
長尾 隆治
イプシロンロケット試験機を、内之浦宇宙空間観測所M射点から平成25年9月14日(土曜日)14時00分(日本標準時)に打上げ、惑星分光観測衛星「ひさき」(SPRINT-A)を所定の軌道へ投入した。
本打上げは、JAXAが打上げ執行及び打上安全監理の全業務を実施した。
JAXAは、飛行安全計画、地上安全計画及びその他要領等に基づき、打上げに係る安全確保業務(射場整備作業の安全、射場周辺の住民への周知、打上げ当日の住民退避、警戒、ロケットの飛行安全)及び関係機関に対する打上げ情報の通報(ロケット打上げの実施の有無に係る連絡、船舶の航行安全のための事前通報及び打上げ情報の周知、航空機の航行安全のための事前通報及び打上げ情報の周知)を行った。投棄物(衛星フェアリング、第1段、第2段)については、すべて事前に設定した落下予想区域内に落下したと推定している。
なお、打上げ予定時刻に海上警戒区域内を船舶が航行する可能性があったため、打上げ時刻を15分間延期した。
また、打上げ後に実施した打上げ後審査により、今号機の評価及び次号機に向けての反映事項を抽出した。
以上
画像:宇宙航空研究開発機構
研究開発局宇宙開発利用課
-- 登録:平成25年11月 --