資料46-2-2 国際宇宙ステーション(ISS)に提供するISS構成要素及び搭載物の安全性確認に係る調査審議のポイント

2019年1月30日
科学技術・学術審議会
研究計画・評価分科会
宇宙開発利用部会
調査・安全小委員会

1.全般

○ 調査審議の結果、部会で定めた評価指針に適合しており、JAXAが実施した「軌道上実証光通信装置(SOLISS)」に係る安全審査の方法や結果等は妥当であると評価する。また、このことから、JAXAが実施している安全審査のプロセスや考え方は適切に機能していると判断する。

2.調査審議の観点

(1)安全確保の考え方
○ SOLLISのミッションから要求される機能・運用・宇宙環境を踏まえて、安全対策が検討されていることを確認。

(2)安全審査プロセス
○ JAXAの安全管理体制としては、NASAの支援も適宜受けつつ、関連メーカの協力を得たうえで安全審査を行っていることを確認。

(3)ハザード及びハザード原因の抽出手法
○ 複数の手法(ハザードのトップ事象から求める手法及び標準ハザードレポートによる識別等)を用いてハザードを抽出することで、ハザード予測の網羅性を高めていることを確認。

(4)抽出されたハザード及びハザード原因への対処
○ ハザード原因別にSOLISSの設計・製造・検証・運用の各段階にて必要な安全対策が講じられていることを確認。

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研究開発局宇宙開発利用課