宇宙開発利用部会　国際宇宙ステーション・国際宇宙探査小委員会の設置について

平成29年5月9日
科学技術・学術審議会
研究計画・評価分科会
宇宙開発利用部会

1．設置の目的

我が国をはじめとする国際宇宙ステーション（以下、「ISS」という。）参加国は、ISSを2024年まで運用継続することに合意したところであり、その着実な運用を図るとともに成果の最大化に向けた取組の実施が求められている。
また、近年各国において月、小惑星、火星等の宇宙探査計画が構想されている中、我が国は、各国の関係閣僚や宇宙機関長等の出席を見込む、第二回国際宇宙探査フォーラムを平成29年3月3日に主催することを表明した。議長国として国際的な議論をリードするためにも、同フォーラムの開催までに、我が国としての国際宇宙探査の検討に向けた原則とすべき基本的な考え方をとりまとめる必要がある。
加えて、長期的な視点に立ち、将来の低軌道利用の在り方や、我が国としての国際宇宙探査の具体的な推進方策等についても議論を深める必要がある。
これらの状況を踏まえ、ISSの着実な運用及び成果の最大化に向けた取組や、将来の低軌道利用や国際宇宙探査等について、文部科学省としての考え方を明確にするべく、宇宙開発利用部会運営規則第2条第1項に基づき、宇宙開発利用部会の下に国際宇宙ステーション・国際宇宙探査小委員会（以下、「小委員会」という。）を設置し、様々な観点から調査検討を行う。

2．調査検討事項

（1） ISSの着実な運用及び成果の最大化に向けた取組方策について
（2） 我が国としての国際宇宙探査の検討に向けた原則とすべき基本的な考え方について
（3） 将来の低軌道利用の在り方や、我が国としての国際宇宙探査の具体的な推進方策等について

3．設置期間

小委員会の設置が決定した日から平成31年2月14日までとする。

4．その他

小委員会の運営に関し必要な事項は、科学技術・学術審議会令、科学技術・学術審議会運営規則、研究計画・評価分科会運営規則及び宇宙開発利用部会運営規則によるものとする。