宇宙開発利用部会 国際宇宙ステーション・国際宇宙探査小委員会の設置について

平成27年4月9日
科学技術・学術審議会
研究計画・評価分科会
宇宙開発利用部会

1.設置の目的

我が国をはじめとする国際宇宙ステーション(ISS)参加国は、ISSを2020年まで運用継続することに合意しており、2016年以降の運用の在り方については、現在、国際的な調整が進められているところである。
一方、独自に宇宙ステーションを設置し世界3番目の月面無人着陸に成功した中国のほか、インド等が積極的な宇宙開発を進めている。
このような状況の中、平成26年1月、各国から関係閣僚や宇宙機関長等が出席し国際宇宙探査フォーラム(ISEF)が開催され、ポストISSとしての国際宇宙探査の意義、重要性等に関する意見交換が行われた。この中で、米国政府は少なくとも2024年までのISSの運用延長を表明したほか、日本政府代表として出席した下村文部科学大臣は、将来の国際宇宙探査に対して主体的に貢献すること及び次回会合を日本が主催(2016年又は2017年)することを表明した。
これらを踏まえ、我が国のISSへの参加の在り方及びポストISSとしての国際宇宙探査の進め方について、文部科学省としての考え方を明確にするべく、宇宙開発利用部会運営規則第2条第1項に基づき、宇宙開発利用部会の下に国際宇宙ステーション・国際宇宙探査小委員会(以下「小委員会」という。)を設置し、様々な観点から調査検討を行う。

2.調査検討事項

(1) 我が国の2016年(平成28年)以降のISSへの参加の在り方について(2021年(平成33年)以降の運用継続への対応含む)
(2) 我が国におけるポストISSとしての国際宇宙探査の進め方について

3.設置期間

小委員会の設置が決定した日から平成29年2月14日までとする。

4.その他

小委員会の運営に関し必要な事項は、科学技術・学術審議会令、科学技術・学術審議会運営規則、研究計画・評価分科会運営規則及び宇宙開発利用部会運営規則によるものとする。

お問合せ先

研究開発局宇宙開発利用課

電話番号:03-6734-4148
ファクシミリ番号:03-6734-4155