参考6-1 宇宙開発の現状報告(平成24年10月25日~11月7日)

宇宙開発に関する国内の動向

・西田篤弘宇宙科学研究所名誉教授の文化功労者の決定について

 11月3日(土曜日)、政府及び文部科学省は、平成24年度の文化勲章受章者と文化功労者を発令した。文化功労者には、西田篤弘宇宙科学研究所名誉教授が選ばれた。西田名誉教授は、宇宙空間物理学が専門で、宇宙空間でのプラズマ物理現象を解明し、標準理論となったプラズマ圏形成理論を提唱した。また日米共同プロジェクトのジオテイル衛星を主導し、衛星の観測により次々と新しい成果を生み出した。1996年から2000年まで宇宙科学研究所長を務めた。

宇宙開発に関する海外の動向

・中国、長征3Cロケットによる航行測位衛星「北斗2号」シリーズ16機目の打上げに成功 【中】

 10月25日(木曜日)15時33分(世界標準時、以下同じ)、中国は西昌衛星発射センターから、長征3Cロケットによる航行測位衛星「北斗2号」シリーズの16機目(Beidou-G6)の打上げに成功した。

・ロシア、プログレス補給船M-17M(49P)の打上げに成功 【露】

 10月31日(水曜時)7時41分、ロシアはバイコヌール宇宙基地から、ソユーズUロケットによるプログレス(Progress)補給船M-17M(49P)の打上げに成功した。プログレスM-17Mは打上げから約5時間52分後の同日13時33分に、ISS(国際宇宙ステーション)のズベズダ(Zvezda)モジュールの後方ポートにドッキングした。

・ロシア、プロトンロケットによるデータ中継衛星「Luch-5B」と通信衛星「ヤマル300K」の同時打上げに成功 【露】

 11月2日(金曜日)21時4分、ロシアはバイコヌール宇宙基地から、プロトンM/ブリーズMロケットを打上げ、ロシア連邦宇宙庁(FSA)のデータ中継衛星「Luch-5B(Loutch-5B)」及び露ガスプロム・スペース・システムズ(Gazprom Space Systems(GSS))社の静止通信衛星「ヤマル300K(Yamal-300K)」の所定の軌道投入に成功した。

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研究開発局宇宙開発利用課

-- 登録:平成24年11月 --