研究開発評価部会(第41回) 議事要旨

1.日時

平成24年1月20日(金曜日)10時~11時50分

2.場所

文部科学省3F1特別会議室

3.議題

  1. 科学技術戦略推進費及び科学技術振興調整費による実施プロジェクトの評価結果のとりまとめ
  2. 安全・安心な社会のための犯罪・テロ対策技術等を実用化するプログラムの再審査継続プロジェクトの決定
  3. 平成24年度の科学技術戦略推進費の予算案について
  4. その他

4.出席者

委員

平野部会長、室伏部会長代理、北澤委員、佐藤委員、有信委員、有本委員、伊地知委員、大島委員、岡村委員、小林委員、諏訪委員、冨山委員、奈良委員、西尾委員、西島委員、福士委員
(各評価作業部会主査等)
阿部プログラムディレクター、井口主査、佐藤主査、青木主査代理、熊谷プログラムオフィサー、宮田主査、鳥養主査、村川プログラムオフィサー、板生主査

文部科学省

土屋科学技術・学術政策局長、渡辺科学技術・学術政策局次長、行松科学技術・学術戦略官(調査・評価担当)、大山科学技術・学術戦略官(調整・システム改革担当)、匂坂国際交流官、村上科学技術・学術戦略官付補佐、織田島基盤政策課補佐

5.議事要旨

 部会長より、議題1~3について、運営規則第4条第3号及び同規則第5条第2項に基づき、会議を非公開とし議事録を非公表とすることが諮られ、部会において了承された。
 また、審議に先立ち、事務局の人事異動として、土屋科学技術・学術政策局長の紹介が行われた。

○議題1 科学技術戦略推進費及び科学技術振興調整費による実施プロジェクトの評価結果のとりまとめ

 事務局より資料1-1、1-2に基づき説明を行い、続いて、阿部プログラムディレクターから、安全・安心プログラムの再審査結果までを含めた全体の総括があり、その後、各作業部会主査等より中間・事後評価結果を、資料1-3に基づき追跡評価結果の概要説明をそれぞれ行った後、審議が行われた。

 委員からの主な意見は以下のとおり。

  • 「若手研究者の自立的研究環境整備促進プログラム」について、総合科学技術会議による プログラムの中間評価結果を踏まえて公募要領の充実が図られ、その後の中間評価結果の改善に結びついたとの報告があったが、各プログラムにおいて、国がどのような観点で各プロジェクトをシステム改革へとつなげようとしているのか、募集要項で明確に記載していくことの重要性を強く感じた。
  • 個別のプロジェクトの評価事例がかなり蓄積されているのだから、既存の制度や事前審査の方法、評価の観点の見直しなど、これらの蓄積された事例をメタフェーズで分析し、政策提言や制度改革に結びつけるような仕組みが必要である。この点については、総合科学技術会議レベルでも議論いただきたい。
  • 「産学官共同研究の効果的な推進」プログラムの追跡評価に関して、特許出願については、出願のタイミングや、技術領域に応じた出願の方法など、戦略的に行うことが重要であり、公募要領に照らした評価の視点のほか、こういった背景も踏まえて追跡評価結果をまとめる必要があるのではないか。
  • 追跡評価において実施したアンケートの質問項目が事業化の成果によるもの中心となっている。人材育成などの視点による成果の質問項目も個別に立てるべきではないか。

 審議の結果、各評価結果については、追跡評価結果の知的財産部分の記載を一部修正することとし、修正内容については部会長に一任することで、本部会として了承された。

○議題2 安全・安心な社会のための犯罪・テロ対策技術等を実用化するプログラムの再審査継続プロジェクトの決定

 事務局より資料2に基づき説明を行い、続いて、作業部会主査より説明を行った後、審議が行われた。

 審議の結果、作業部会の再審査の結果について、本部会における再審査の結果として了承された。

○議題3 平成24年度の科学技術戦略推進費の予算案について

 事務局より資料3-1、3-2に基づき説明を行い、続いて質疑応答が行われた。

 委員からの主な意見は以下のとおり。

  • 平成24年度に新規公募を行う「科学技術国際戦略推進プログラム 科学技術外交の展開に資する国際政策対話の促進」について、国際活動は継続実施することで人脈の形成などの効果があるので、継続性の観点を考慮して、公募の設計、審査方法を検討した方が良いのではないか。

 次回の部会は、3月下旬もしくは4月上旬ごろの開催を予定しており、日程については後日改めて調整をさせていただく旨、事務局より説明があった。

 ―― 了 ――

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科学技術・学術政策局科学技術・学術戦略官付(調査・評価担当)

(科学技術・学術政策局科学技術・学術戦略官付(調査・評価担当))