第2期地球観測推進部会(第7回) 議事要旨

1.日時

平成19年8月27日(月曜日) 14時~15時30分

2.場所

三田共用会議所 第4特別会議室

3.議題

  1. 「平成19年度の我が国における地球観測の実施方針」に基づく地球観測等事業の進捗状況のフォローアップについて
  2. 「平成20年度の我が国における地球観測の実施方針」(案)について
  3. 地球観測に係る国家基幹技術検討作業部会の設置について
  4. その他

4.出席者

委員

 澤岡部会長、青木委員、石原委員、今脇委員、岸田委員、木下委員、久家委員、小池(勲)委員、小池(俊)委員、沢田委員、杉本委員、瀧澤委員、佃委員、鳥谷委員、福島委員、藤谷委員、堀川委員、本蔵委員

文部科学省

 青山大臣官房審議官(研究開発局担当)、山田海洋地球課課長補佐、西山地球・環境科学技術推進室室長補佐、竹林地球・環境科学技術推進室室長補佐、湯本地球・環境科学技術推進室地球観測推進専門官 他

オブザーバー

 青木内閣府参事官(環境・エネルギー担当)

5.議事要旨

(1)「平成19年度の我が国における地球観測の実施方針」に基づく地球観測等事業の進捗状況のフォローアップについて

 内閣府青木参事官より、「平成19年度の我が国における地球観測の実施方針」に基づく地球観測等事業の進捗状況のフォローアップについて説明があった。これに対する委員の主な意見は以下のとおり。

  • フォローアップは、地球観測等事業の予算に反映されていくことが重要。次回のフォローアップ結果が、平成21年度の地球観測の実施方針に適切に反映されることを期待。
  • 次回のフォローアップは、平成21年度の地球観測の実施方針に適切に反映する観点からも、より速やかに実施する必要がある。

(2)「平成20年度の我が国における地球観測の実施方針」(案)について

 事務局より、「平成20年度の我が国における地球観測の実施方針」(案)について説明があった。これに対する委員の主な意見は以下のとおり。

  • 「平成19年度の我が国における地球観測の実施方針」に基づく地球観測等事業の進捗状況のフォローアップでは、連携に関する評価が中心であったが、「平成20年度の我が国における地球観測の実施方針」に基づく地球観測等事業の進捗状況のフォローアップでは、アジア・オセアニア地域との連携強化といった国際的な取組が評価の中心になるのではないか。
  • 平成21年度の地球観測の実施方針では、観測の実施機関が明示されているが、このような整理の仕方を工夫する必要があるのではないか。
  • 昨年度の実施方針に添付していた別表については、分かりにくいが、重視度合いを見るうえでは参考になった。また、今回の実施方針第2部のデータの利用状況の把握は非常に有益であり、今度、大学の研究者の利用ニーズが何らかの形で把握できればさらに有益ではないか。
  • 昨年度の在り方と実施方針では、両者に解離があったが、今回は、それがうまく解消されている。今後、研究者レベルの生の声をいかに反映させていくかということと、長期継続的な観測をどう確保していくかが課題。
    → 8月31日までに、「平成20年度の我が国における地球観測の実施方針」を策定する必要があること等から、文言などの軽微な修正については委員の意見を反映するという条件で、「平成20年度の我が国における地球観測の実施方針」が決定された。また、「平成20年度の我が国における地球観測の在り方」、「平成20年度の我が国における地球観測の実施方針」をセットにした冊子を事務局の方で作成し、後日、委員に郵送することとなった。

(3)地球観測に係る国家基幹技術検討作業部会の設置について

 事務局より、地球観測に係る国家基幹技術検討作業部会の設置について説明があった。これに対する委員の主な意見は以下のとおり。

  • 作業部会の所掌として、有効性・効率性等の評価が記載されているが、今年度の位置付けはフォローアップではないか。

(4)その他

  • 小池(俊)委員より、平成20年度の国際科学会議(ICSU)総会では、ICSU傘下の世界データセンタ(WDC)、科学技術データ委員会(CODATA)、天文地球物理恒久事業連盟(FAGS)の在り方を審議するため、情報とデータに関する戦略委員会(SCID)を設置するとともに、平成20年2月末を目処に提言を取りまとめることとしていることが紹介された。この提言の方向性について、本部会の意見をいただきたい旨発言があった。

お問合せ先

研究開発局海洋地球課地球・環境科学技術推進室

(研究開発局海洋地球課地球・環境科学技術推進室)