第2期地球観測推進部会(第3回) 議事要旨
1.日時
平成19年5月25日(金曜日) 14時~16時30分
2.場所
三田共用会議所 第4特別会議室
3.議題
- 利用ニーズ主導の統合された地球観測システムの構築(その2)
- 国際的な地球観測システムの統合化における我が国の独自性の確保とリーダーシップの発揮(その2)
- アジア・オセアニア地域との連携の強化による地球観測体制の確立
- その他
4.出席者
委員
石原委員、今脇委員、岸田委員、木下委員、久家委員、小池(俊)委員、澤岡委員、沢田委員、杉本委員、瀧澤委員、佃委員、鳥谷委員、西岡委員、福島委員、藤谷委員、堀川委員、和気委員
文部科学省
板谷大臣官房審議官(研究開発局担当)、坂本地球・環境科学技術推進室長、竹林地球・環境科学技術推進室室長補佐 他
オブザーバー
青木内閣府参事官(環境・エネルギー担当)
5.議事要旨
(1)利用ニーズ主導の統合された地球観測システムの構築(その2)
小池(俊)委員より「データ統合・解析システム」と「アジア水循環イニシアティブ(AWCI)」について説明があった。これに対する委員の主な意見は以下のとおり。
- 衛星観測データのような大容量データと現場観測のような多種多様のデータと、両方を効果的・効率的に収集できるシステムが必要。
(2)国際的な地球観測システムの統合化における我が国の独自性の確保とリーダーシップの発揮(その2)
関係府省・機関(宇宙航空研究開発機構(JAXA(ジャクサ))、国土地理院、気象庁、アジア太平洋地球変動研究ネットワーク(APN))から国際的な地球観測システムの統合化における我が国の独自性の確保とリーダーシップの発揮についての報告があった。これについて特段の議論は行われなかった
(3)アジア・オセアニア地域との連携の強化による地球観測体制の確立
関係府省・機関(文部科学省(宇宙利用推進室)、海洋研究開発機構(JAMSTEC)、森林総合研究所)からアジア・オセアニア地域における地球観測体制の確立についての報告があった。これに対する委員からの主な意見は以下のとおり。
- 森林生態系モニタリングの継続性、熟度はどうか。
→(森林総研)アジアの森林生態系モニタリングについては、予算が途切れて空白になっている機関もあるが、森林総研で20年、大学の研究では40年以上の積み上げがあり、かなり骨の太いものになっている。森林研究に関わる幅広い行政・研究機関等のネットワーク作りが重要。
- 海大陸レーダーネットワーク構築(HARIMAU)は、インドネシア政府機関との協力の下で実施しているものであるが、アジアモンスーン地域に戦略的に広げていくことが重要。そのような戦略はないか。
→(JAMSTEC)インドネシアを含むアセアン諸国は、情報交換・人材交流が進んでいるため、今後協力地域の幅が広がっていく可能性はある。
(4)その他
次回、第4回地球観測推進部会は6月11日開催。