資料7 地球観測の推進戦略の見直しについて

平成25年5月7日
文部科学省研究開発局
環境エネルギー課

1.地球観測の推進戦略について

「地球観測の推進戦略」(以下、「推進戦略」という。)は、地球観測サミットにおける国際協力による地球観測システム構築の提唱を踏まえ、我が国の地球観測に関する研究開発や全球地球観測システム(GEOSS)などの国際協力計画等の推進に資するため、10年程度を目処とした戦略を策定したものであり、平成16年12月に総合科学技術会議本会議において関係大臣に対する意見具申として決定された。

2.総合科学技術会議における推進戦略の見直しの検討について

推進戦略の策定から8年が経過し、国内外の社会情勢や科学技術の進歩等の状況変化が生じていることから、「科学技術政策担当大臣等と総合科学技術会議有識者議員との会合」(2012年12月開催)において推進戦略の見直しが取り上げられ、地球観測推進部会からの過去の取組全体に対する報告を受けて、総合科学技術会議において推進戦略の見直しを検討することとされた。(参考資料4参照) 

3.地球観測推進部会の対応について (案)

上記の経緯を踏まえ、地球観測推進部会においては、推進戦略に基づく我が国のこれまでの取り組み全体について総合的なレビューを行う。レビューにあたっては、技術革新や国内外の状況変化(注1)等も踏まえつつ、これまでの成果について評価するとともに、今後、見直すべき点、強化するべき点等について審議する。審議結果は、推進戦略見直しへ向けた「論点整理」として総合科学技術会議に夏頃までに報告する。

<スケジュール(案)>
5月~7月末 : 地球観測推進部会における検討 (計4回程度)
8月以降 : 地球観測推進部会より総合科学技術会議へ報告
(2014年1月「地球観測に関する政府間会合(GEO)」閣僚級会合開催(於:ジュネーブ))

(注1)「種々の状況変化」の例示(参考資料4参照)
・ 「ビッグデータ」に代表される技術革新
・ 2015 年以降のGEOSS 継続へ向けた社会からのニーズを踏まえた地球観測活動の在り方に関する国際的議論
・ ICSU(International Council for Science: 国際科学会議)によるFuture Earth(地球規模課題へ取り組むための総合的なプログラム)の立ち上げ
・ ゲリラ豪雨等の地球環境問題と大規模災害への対応

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