資料5　全球地球観測システム作業部会の設置について（案）

平成25年5月7日
科学技術・学術審議会
研究計画・評価分科会
地球観測推進部会

1．設置の趣旨

　平成20年7月のG8北海道洞爺湖サミットにおいて、地球観測データに対する需要の増大に応えるため、全球地球観測システム（GEOSS）に関する取組の加速が言及され、平成21年7月のG8ライクラサミットにおいてもGEOSS開発のための継続中の作業を支援する旨表明され、更に平成24年6月のリオ+20(国連持続可能な開発会議)においては、持続可能な政策決定のためのGEOSSを通じた環境観測の重要性が言及されるなど、持続可能な開発の基盤としての地球観測の重要性に対する国際的な認識が高まっているところである。
　このような動きを受け、GEOSS10年実施計画の推進を担う国際的な枠組みである地球観測に関する政府間会合（GEO）では、GEOSSにおけるデータの共有の促進、10年実施計画の下での、参加国・機関におけるタスク進捗管理及び達成度合いの評価、国際機関のニーズに対応する取組の推進、さらには10年実施計画以降のGEOSSの継続等の重要事項について議論を行っており、引き続き我が国が地球観測において国際的なプレゼンスを示していくためには、GEOSS10年実施計画の推進にかかる有識者及び関係府省庁・機関間の連携をより強化し、我が国一丸となった対応を行う必要がある。
　このため、GEOSSへの我が国の対応策を検討する場として、地球観測推進部会の下に「全球地球観測システム作業部会」を設置する。 

2．調査事項　

（1）GEOSS10年実施計画の推進、及び10年実施計画以降のGEOSSの継続に係る我が国全体の取組方策
（2）我が国関連のタスクの進捗把握
（3）GEO各会合への対応方針

3．設置期間

　作業部会の設置が決定された日から平成27年2月14日までとする。

4．その他

　本作業部会の庶務は研究開発局環境エネルギー課が処理する。