資料3-1 統合型材料開発プロジェクトの今後の進め方について

平成28年8月23日
研究振興局参事官付
(ナノテクノロジー・物質・材料担当)

 平成28年1月に閣議決定された第5期科学技術基本計画において「社会実装に向けた開発と基礎研究とが互いに刺激し合いスパイラル的に研究開発を実施する」ことが掲げられており、ナノテクノロジー・材料分野においても、材料研究と全体俯瞰を行うシステム解析との連携を推進し、説得力のある具体例を作っていくことが重要である。
 そこで、「統合型材料研究開発プロジェクト」として全体を俯瞰した技術統合と理論・計測・材料創製との連携に取り組むべく、平成28年度中に既存のナノ材料科学環境研究拠点(GREEN拠点)の拠点長の直属の組織として新たに「技術統合化ユニット」を設置する。このような事業運営をするために、今後の技術統合化ユニットの活動についてGREEN拠点の業務に新たに追加するとともに、技術統合化ユニットの設置に関連する費用としてGREEN拠点へ約4,550万円(間接経費含む)を配分する。

<参考>第5期科学技術基本計画(抜粋)【平成28年1月22日閣議決定】

第2章 未来の産業創造と社会変革に向けた新たな価値創出の取組

(3)「超スマート社会」における競争力向上と基盤技術の強化

2.基盤技術の戦略的強化

3)基盤技術の強化の在り方

 基礎研究から社会実装に向けた開発まで、研究開発をリニアモデルで進めるのではなく、社会実装に向けた開発と基礎研究とが相互に刺激し合いスパイラル的に研究開発することにより、新たな科学の創出、革新的技術の実現、実用化及び事業化を同時並行的に進めることのできる環境を整備することが重要である。

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研究振興局参事官(ナノテクノロジー・物質・材料担当)付

(研究振興局参事官(ナノテクノロジー・物質・材料担当)付)