防災分野の研究開発に関する委員会(第48回) 議事録

1.日時

平成21年1月27日(火曜日) 13時30分~15時30分

2.場所

文部科学省 3F 2特別会議室

3.議題

  1. 「高度即時的地震情報伝達網実用化プロジェクト」の事後評価結果について
  2. 平成21年度概算要求に向けた重点課題の事前評価方針について
  3. 平成21年度概算要求に向けた重点課題の事前評価について
  4. その他

4.出席者

委員

土岐主査、天野委員、荒卷委員、岡田委員、片山委員、壁谷澤委員、吉川委員、国崎委員、重川委員、寶委員、田中委員、中尾委員、林委員

文部科学省

田中審議官、増子地震・防災研究課長、渡邉防災科学技術推進室長 他

5.議事録

(宮川防災科学技術推進室長補佐)

 それでは定刻となりましたので、防災分野の研究開発に関する委員会の第47回を開催させていただきます。7月11日付けで着任しました大臣官房審議官の田中より一言御挨拶を申し上げます。

 

(田中審議官)

 -審議官挨拶-

 

(宮川防災科学技術推進室長補佐)

 引き続きましてお手元の資料の方を確認させていただきます。

 -配布資料確認-

 よろしいでしょうか。よろしいようでしたら次に進めさせていただきますが。

 以後の議事の進行につきましては土岐先生の方にお願いいたします。

 

【 議題1 高度即時的地震情報伝達網実用化プロジェクトの事後評価結果について 】

 -議題1について審議を行った。(非公開)-

 

【 議題2 平成21年度概算要求に向けた重点課題の事前評価方針について 】

(土岐主査)

 それでは議題の2に移ります。本日は概算要求に向けた重点課題の事前評価方針について事務局から説明をお願いします。

 

(宮川防災科学技術推進室長補佐)

 それで資料47-4にもとづきご説明申し上げます。

 -資料47-4に基づき説明-

 

(土岐主査)

 ありがとうございました。配付資料の4にありますように、施策は1番から10番までありますが、一つについてどのくらいの時間があるんでしょうか。

 

(宮川防災科学技術推進室長補佐)

 説明5分、質疑応答10分で合計15分です。

 

(土岐主査)

 そうすれば10課題で150分、2時間半ですね。ひとつの課題で15分以上かかると予定の時間までに終わりません。決してご発言を抑えるものではありませんが、手短にご発言いただいて、評価の方のご記入をお願いいたします。ご協力頂ければ幸いです。

 

(片山委員)

 4つとはどれでしょうか。

 

(宮川防災科学技術推進室長補佐)

 議事次第の方をご覧頂きたいのですが、5-3の東海・東南海・南海地震の連動性評価研究、5―4の地震・津波観測監視システム、5-5の活断層調査の総合的推進と5-9の災害リスク情報プラットフォームの4つについて、シートの方にご記入頂きご提出頂ければと存じます。

 

(片山委員)

 他の部分はどうなんですか。

 

(渡邉防災科学技術推進室長)

 29日に報告する分については、先に評価票を集約した上で土岐主査と相談の上まとめたいと考えております。他の分に関しては総合開発会議の評価等に使う訳でありますけれども、29日に使うものに比べて若干時間がありますので、少し遅れても問題ないと考えております。29日に報告する4つについては早めに評価票を頂戴したいという主旨でございます。

 

(片山委員)

 概算要求は8月中に決まるわけですよね。そうすればこの4つに絞られるということですか。

 

(渡邉防災科学技術推進室長)

 そうではございません。上部の委員会には主要なものを報告する予定でございますが、特に新規性や拡充の内容からこの4課題を上部の委員会に報告したいと考えております。他のものが不要と言うことではなく、そういう視点から選んだものでございます。

 

(岡田委員)

 地震本部の予算小委員会で予算の調整をやっていますが、それとの関係はないのでしょうか。

 

(増子地震・防災研究課長)

 地震の方は地震調査研究推進本部で全省庁にヒアリングした上でとりまとめ、今月29日の本部会議で固めた上で財務省に提出します。ここでは地震以外のものを防災としてとりまとめています。地震本部では、各省庁に重複がないか、地震本部の方針に添っているかを確認しますが、ここでは文科省のプロジェクトの妥当性についてのみ見て頂くということになります。

 

【 議題3 平成21年度概算要求に向けた重点課題の事前評価について 】

 -議題3について審議を行った。(非公開)-

 

【 議題4 その他 】

(土岐主査)

 次は議題の4その他でございます。参考資料47-1の説明でよろしいですね。これはどなたが説明されますか。

 

(岡田委員)

 それでは私の方から説明させていただきます。

 -参考資料47-1「Eディフェンスの10年利活用計画(素案)」を説明-

 

(土岐主査)

 ありがとうございました。今後10年どう運用していこうかという計画でした。ご意見あればどうぞお願いします。

 

(林委員)

 10年は文科省が面倒を見てくれますが、その次の20年、30年は4番を行うのがよいのではないかと思います。国崎委員は実証の場として使えばよいのではないかと言われましたが、認定の場として使ってもよいのではないでしょうか。例えば、地震防災、耐震技術におけるISOのようなものがあるのではないでしょうか。

 日本の耐震技術が世界で一番高いのであるならば、このタイプの揺れではこのパフォーマンスをしないと一級品とは認めないなど、そういうものをEディフェンスでISO化してしまうことをイメージしています。それを実証実験する場は、そうある訳ではないので、そういう使い方をしていくこともできます。安全安心がブランド化して、防災科研マークがついているからといって人々は喜びませんが、イギリスがすごいのはISOをもって、認証をする機関となって、認証することで沢山のお金を稼いでいます。そういう生き方を進んでいる国ではやっています。この10年、文科省にサポートしてもらっている間に、サイエンスとして残った数値震動台はいいけれども、モノとしてのこった震動台をどう使うのか。日本の耐震技術を世界の中で重要な位置づけを与えようとしたときに、ヨーロッパがのってこないと駄目なのかもしれないけれども、世界の標準というものを定め、認証し検証してもよいのではないかなと思います。

 世界のプアーな国もプレートの境界には沢山あって、災害で人がなくなっています。そこで、耐震基準の規格化、認証化というのはあってもよいのではないかと思います。

 

(土岐主査)

 今の話は私に引き取らせて下さい。今のアイデアは優れたものだと思いますが、それはそういう仕組みが出来たときにEディフェンスをひとつの道具として使うというものです。そういう仕組みを作るには学会なり、他の分野との連携、諸外国との協力などがあってはじめて可能になります。Eディフェンスがそれを発しなさいというのは難しい。Eディフェンスに関わる人たちがそういう方向でものを考えるのは重要だと思います。傾聴に値する話だとは思いますが、今日の会では議論しにくいと思われます。

 

(渡邉防災科学技術推進室長)

 まだ、この10年計画は作成段階でありますので、何かご意見等がありましたら、事務局や防災科研の方にご連絡いただければと思います。よろしくお願いします。

 

(土岐主査)

 よろしいでしょうか。では、これからはそちらでお願いします。

 

(宮川防災科学技術推進室長補佐)

 皆様長い間ありがとうございました。繰り返しにはなりますが、本日ご審議いただきました内容については、8月29日の研究計画・評価分科会にて報告させていただきます。また、事後評価につきましてもお気付きの点があれば明日のお昼頃までにご連絡いただければと思います。事前評価につきましては、先程来お願いしております4つの課題について先に評価票をお送りいただきますようお願いいたします。事後評価同様に追加のご意見等も併せて明日のお昼頃までにご意見を頂ければと思います。短時間でまことに恐縮でございますが、ご協力いただきますようお願い申し上げます。また、それ以外の課題につきましても来週の水曜日までにご提出いただきますようお願いいたします。

 

(渡邉防災科学技術推進室長)

 急ぎのものは明日中、そうでないものは来週の水曜日中にご提出いただきますようお願いいたします。また、今日ご提出いただけるようでしたら是非ともお願いいたします。

 

(宮川防災科学技術推進室長補佐)

 それでは、以上で終了させていただきます。ありがとうございました。

 

お問合せ先

研究開発局地震・防災研究課防災科学技術推進室

(研究開発局地震・防災研究課)