【資料3-1】SPring-8に対する問題提起~ユーザー・パワーユーザーの両視点を踏まえて~

東京工業大学 地球生命研究所長 廣瀬 敬

1.ユーザー視点からの問題点

◆ビームライン担当者の補助者として、ポスドクにユーザー支援をさせて良いのか?
→JASRI支援員の適切な配置。現状の人員構成の見直し、もしくは、増員の要望

2.パワーユーザー視点からの問題点

◆ビームラインの維持管理・高度化に大きく貢献しているパワーユーザーをこれからも評価して欲しい
→今年度からパワーユーザー経費が10万円に圧縮。加えて、担当BLの装置の殆どはパワーユーザー自身が整備したものであり、それを広く一般ユーザーに共用しているが、修理費用はパワーユーザー持ち

◆新規ユーザーに限定した、お試しビームタイムがあると良い
→潜在的ユーザーの発掘

3.SPRUCの問題点

◆予算の確保をどのように行っていくのか?
→調査費や旅費等事業に必要な経費の財源を確保

◆大型整備への対応はどうするのか?
→BL10XUの高度化はユーザーが獲得した外部資金頼み(必ずしもコミュニティーの要望通りとはならない)。
コミュニティー=SPRUCの要望を施設整備計画として検討・反映させる仕組みが必要
SPring-8内で行われている高度化検討委員会等の情報をSPRUCへ開示すべき

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