資料4 先端計測分析技術・システム開発小委員会における調査検討事項(案)

【主な政策背景】  

  • 平成24年度以降、独立行政法人科学技術振興機構(JST)に「先端計測分析技術・機器開発プログラム」の具体的推進方策を検討する「推進委員会」及び「領域別分科会」が設置された。(資料3)
  • 科学技術・学術審議会における重要な検討事項の一つに、研究開発に用いる機器等の一層の開発及び普及促進、適切な調達のための仕組み等の検討が示されている。(参考資料5)
  •  「科学技術イノベーションを牽引する研究基盤戦略について」を踏まえ以下の取組を強化することが求められている。(参考資料6)
  • ユーザー視点に立った革新的な技術・機器の開発
  • 我が国の研究開発で国産機器が積極的に利用されるためのシステム構築
  • プラットフォーム形成を通じた「新たな価値の創造」(研究開発プロジェクト、研究施設・設備、共通基盤技術開発の連携の促進)
  • 健康・医療に関する成長戦略に係る取組を関係府省が連携して推進するための「健康・医療戦略推進会議」が本年3月に設置され、医療機器の開発・普及は重要テーマの一つとなっている。

【調査検討事項(案)】

1)JST「先端計測分析技術・機器開発プログラム」の毎年度の開発・普及方針の検討

(想定スケジュール:毎年度)

  • ~7月  重点化すべき開発領域等の検討(ターゲット指向型の重点開発領域の新規設定、現在の重点開発領域の更なる強化、プログラムの新たな仕組みの検討等。6~7月にはJSTから自己検証報告)
  • 8月末  次年度概算要求に向けて、開発ターゲット等の基本的枠組みの素案を提示
  • 1月末  次年度公募に向けて、開発ターゲット等の基本的枠組みを「プログラムの基本方針」として提示

※ 以下は、前述の政策背景を踏まえ、今期より新たに追加する調査検討事項  

2)計測分析に関する国産技術・機器の普及促進策の検討(各研究費制度における機器調達の在り方等、国産機器の普及促進に資する基本的なルールに関する検討)

(実施中の取組)

  • 平成24年度補正予算以降の文部科学省所管事業の公募要領等において、研究設備等の整備の際に、国産技術・機器の積極的導入を図るための工夫を実施している。また、「先端計測分析技術・機器開発プログラム」で開発された機器の導入を促すための案内を掲載している。
  • プログラムで開発された機器のデータベースをJSTで作成し、本年1月より公開している。

(想定スケジュール)

  • ~7月  研究機器の調達に関連する、過去の政府方針や関連制度の整理、研究現場の実態調査結果等を踏まえた調査検討を実施
  • 8月末  基本的考え方を提示
  • 9月以降 研究現場における具体的な実行方策を検討

3)計測分析技術・機器に関するプラットフォーム形成に向けた検討(ネットワーク構築、システム化、人材養成方策等に関する検討)

 

(実施中の取組)

  • 「先端研究基盤共用・プラットフォーム形成事業」において、「NMR技術」及び「光ビーム技術」をプラットフォーム認定。
  • 今後、当該技術に強みを有する研究機関がネットワークを構築し、当該技術開発を担うメーカーや関連学会が参画する体制の下、共用取組、人材育成取組、技術開発取組等を一体的に実施し、当該技術の利用と発展を先導していく予定。

(想定スケジュール)
 今後の小委員会で調査検討を進め、実行可能な取組から実現していく

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研究振興局基盤研究課