資料4‐1 研究開発プラットフォーム委員会における調査検討状況について

<委員会設置の経緯>
第4期科学技術基本計画(平成23年8月閣議決定)の策定等を踏まえ、科学技術イノベーション政策を通じた重要課題の達成に向けて、科学技術を支える先端的な研究基盤施設・設備等の整備・高度化・利用のための取組や、研究基盤施設・設備を支える共通基盤技術の開発普及に関する取組の調査検討を一体的に行うことの重要性が高まってきていた。
このため、平成23年2月より、科学技術・学術審議会に新たに設置された先端研究基盤部会の下、上記取組を重点的に検討する研究開発プラットフォーム委員会を設置し、「研究開発プラットフォーム」、すなわち、「科学技術イノベーションを支える多様な研究基盤を俯瞰的、包括的に捉えた上で必要な取組を行うことにより、全体としての効果、効率を上げるとともに、新たな価値を生み出すシステム」の構築に向けた戦略及び具体的取組の調査検討を実施した。

<本部会の開催実績>
・第1回(平成23年6月29日)
議題:我が国の研究基盤を巡る課題の抽出 ほか
・第2回(平成23年7月15日)
議題:「研究開発プラットフォーム」が目指す姿の検討 ほか
・第3回(平成23年10月14日)
議題:「研究開発プラットフォーム」を効果的に推進するためのPDCAサイクルの検討 ほか
・第4回(平成23年12月16日)
議題:我が国の研究基盤を巡る課題と今後必要となる取組の整理 ほか
・第5回(平成24年4月10日)
議題:「研究開発プラットフォーム」構築に必要となる具体的取組の検討 ほか
・第6回(平成24年7月11日)
議題:「先端研究施設共用促進事業」実施機関からのヒアリング ほか
・第7回(平成24年7月27日)
議題:「科学技術イノベーションを牽引する研究基盤について~研究開発プラットフォームによる研究開発力強化策~」の検討 ほか
・第8回(平成24年12月7日)
議題:「科学技術イノベーションを牽引する研究基盤について~研究開発プラットフォームによる研究開発力強化策~」の推進方策の検討 ほか

<視察実績>
・大強度陽子加速器施設(J-PARC)
・大型放射光施設(SPring-8)、X線自由電子レーザー施設(SACLA)

<小委員会の開催実績>
 委員会の下に先端計測分析技術・機器開発小委員会を設置し、独立行政法人科学技術振興機構が実施する「研究成果展開事業 先端計測分析技術・機器開発プログラム」の実施方針に関する調査検討を実施(計7回開催)。

<報告書>
 本委員会での調査検討内容を踏まえ、平成24年8月7日の先端研究基盤部会で「科学技術イノベーションを牽引する研究基盤戦略について~研究開発プラットフォームによる研究開発力強化策~」を決定。

お問合せ先

研究振興局基盤研究課