資料12 第4期科学技術基本計画に基づく施策の推進に係る検討体制について(案)

平成23年9月 日
科学技術・学術審議会
基本計画推進委員会

0.はじめに

 平成23年8月19日、第4期科学技術基本計画(以下「基本計画」という。)が閣議決定された。今後、文部科学省においては、第4期基本計画に基づき科学技術政策が推進される必要がある。
 基本計画推進委員会は、科学技術・学術審議会に設置されている分科会、部会、委員会等(以下、「分科会等」という。)と連携・協力し、第4期基本計画に基づく施策の推進に資するため、文部科学省として取り組むべき重要事項に関する調査検討を行う。また、総合科学技術会議に「科学技術イノベーション政策推進専門調査会」が設置され、第4期基本計画を推進する上で専門的検討が必要とされる事項等の検討が行われることとなっていることから、同専門調査会の検討状況も踏まえつつ、検討を行う。
 また、基本計画推進委員会は、関係する分科会等に対し、本委員会における議論、審議結果等を踏まえた第4期基本計画に基づく施策の推進に向けた検討、フォローアップの実施を依頼する。

1.各分科会等への依頼事項について

  1. 重要課題及びその推進方策等の検討に関わる分科会等
     
    • 分科会等の所掌事務等に含まれる内容のうち、基本計画に基づき文部科学省において取り組むべき重要課題(以下、「課題」という。)の抽出
    • 課題の達成に向けた推進方策または研究開発方策(仮称)の検討
    • 推進方策等の進捗状況のフォローアップ
    • 検討結果に関する報告

 基本計画推進委員会は、分科会等から報告された課題を集約し、整理するとともに、関連する分科会等に推進方策等の検討を依頼することとする。
 また、分科会等に対し、課題の達成に向けた推進方策等の検討結果についての報告を依頼する。その際、分科会等の検討結果全体を俯瞰し、必要に応じて分科会等に対して推進方策に関する追加の検討を依頼したり、助言をしたりすることがある。
 さらに、推進方策策定後は、年1回を目途に、推進方策の実現状況について、分科会等に報告を依頼するとともに、必要に応じて助言を行うこととする。

  1. その他の分科会等

 分科会等が第4期基本計画の推進に関わるとりまとめ等を実施する場合は、基本計画推進委員会は、適宜検討状況の報告を依頼する。基本計画推進委員会は、分科会等を俯瞰する視点から、必要に応じて助言等を行う。

2.検討に当たっての留意事項

  1. 基本計画推進委員会は、課題の集約・整理の結果として、課題に遺漏があった場合には課題を追加し、関連する分科会等に検討を依頼することがある。
     
  2. 分科会等において推進方策を検討する際には、複数の分科会等で同一課題の検討を行う、課題に関連する複数の分科会等の合同開催を行う、分科会等の代表による合同ワーキンググループの開催を行うなど、既存の分科会等の枠組みにとらわれず、必要な検討を行うことができるよう、検討体制を工夫すること。基本計画推進委員会は、分科会等を横断する議論が円滑に進められるよう、必要に応じ助言等を行う。

3.推進方策等の実施に当たっての留意事項

  1. 分科会等は、課題達成に向け、工程表を作成するなど工程管理が適切に行われていることなど、推進方策の進捗状況をフォローアップし、適切な助言を行うこと。

お問合せ先

科学技術・学術政策局計画官付

(科学技術・学術政策局計画官付)