資料3-2「研究開発プラットフォーム」による取組効果を検証するための指標(案)に関する意見(第8回 研究開発プラットフォーム委員会)

1. 利用満足度に関する指標について

(1) 研究者の利用満足度が最重要指標。(利用件数も重要な指標だが、施設間での比較をするのには適さない。)
(2) 利用者が満足しているという事実が浮かび上がってくるような指標を考える必要がある。
(3) 研究者の利用満足度のうち産業界の利用満足度が重要。社会的認知度はそれほど重要ではない。

2. アウトプット・アウトカムに関する指標について

(1) 商業的なインパクトの創出に主眼を置きながら、両輪としていろいろな指標を加えていくべき。
(2) 商業的インパクトまでは踏み込まないが、社会への説明義務に応えられるよう指標を検討すべき。
(3) 商業的な指標ではなく、この分野独自のシャープな指標を立てるべき。
(4) 施設を利用したことによる成果指標(施設利用による学位取得件数や外部資金の獲得状況等)が必要。
(5) 「優れた研究成果の創出」、「利用者や利用分野の多様化、新たな研究領域の開拓」といった指標は、何年かに一度で構わないので、フォローアップの際の評価指標として入れておいた方がよい。

3. その他

(1) 施設稼働率や外部利用・産業利用時間は各施設が重要性を主張するために準備すべきデータ。国の委員会はこれらの数値を元に各施設の運営状況を客観的に評価することが必要。
(2) 研究基盤は研究のためのツールがシステムとして準備され、広く使われることが重要。

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