2.各法人等の概算要求のポイント

(7)機関名:独立行政法人放射線医学総合研究所

事項(主なプロジェクト等) 予算額(百万円) 事業の概要
18年度予算額 19年度概算要求・要望額 増減額
[支出]
1.人件費 3,934 4,079 145 役職員の給与・退職手当、公務災害補償費、共済組合負担金等
2.業務経費 11,143 12,556 1,413
(1)放射線に関するライフサイエンス領域

うち重粒子線がん治療研究
(重粒子線がん治療研究)
生活の質(QOL)の維持が可能で治療効果が高く、その成果が国際的に注目されている重粒子線がん治療法の普及や治療成績のさらなる向上に向けて、治療の高度化、治療対象疾患の拡大、新たな照射法の開発、治療技術の高度化・標準化に関する以下の研究を実施する。あわせて年間治療人数の拡大を図る。
1 重粒子線がん治療の高度化に関する臨床研究
2 次世代重粒子線照射システムの開発研究
3 放射線がん診断・治療の高度化・標準化に関する研究
うち放射線診断・治療に資する放射線生体影響研究 (放射線診断・治療に資する放射線生体影響研究)
重粒子線を中心とした放射線がん治療法の有効性をさらに高め、安全性の検証を理論的に行うとともに、革新的な放射線治療法の開発を目指し、ゲノム解析技術等を活用した以下のライフサイエンス研究を行う。
1 放射線治療に資するがん制御遺伝子解析研究
2 放射線治療効果の向上に資する生物学的研究等
うち分子イメージング研究 (分子イメージング研究)
腫瘍の性質の評価を含めた早期診断、精神・神経疾患の発症前診断・薬効評価等を可能とする分子イメージング研究に関し、世界最高水準のPET(陽電子放射断層撮像装置)基盤技術を基に疾患の病態研究や治療評価法等の研究開発を行う。
(2)放射線安全・緊急被ばく医療研究領域

うち放射線安全研究
(放射線安全研究)
近年、社会的関心が高くなってきているこどもの健康リスクを明らかにするニーズに対応するため、放射線影響を受けやすいと考えられている胎児・こどもの放射線感受性に関し、成果目標に係るイメージを明確にしつつ研究資源を集中的に投入して組織的かつ計画的・効果的に以下の研究開発を推進する。
1 放射線安全と放射線防護に関する規制科学研究
2 低線量放射線影響年齢依存性研究
3 放射線規制の根拠となる低線量放射線の生体影響機構研究
4 放射線安全・規制ニーズに対応する環境放射線影響研究
うち緊急被ばく医療研究 (緊急被ばく医療研究)
原子力防災対策の実効性向上を目的として、緊急時における対応及び治療方針等の判断を的確に行うための、線量評価、障害低減化(体内除染等)、及び治療技術に関する研究等の緊急被ばく医療に関する以下の研究を行う。
1 高線量被ばくの診断及び治療に関する研究
2 放射線計測による線量評価に関する研究及びその応用
3.施設整備費 債1,300 債4,844 治療人数の拡大や次世代重粒子線照射システムの開発のための重粒子線施設の増築及び内部被ばく実験棟の有効利用のための改装を行う
380 1,044 664
合計 債4,844
15,457 17,679 2,222
[収入]
1.政府支出金 13,520 15,711 2,191
(1)運営費交付金 13,140 14,667 1,527
(2)施設整備費補助金 380 1,044 664
2.自己収入 1,937 1,969 32
合計 15,457 17,680 2,223

四捨五入の関係で合計の数字が一致しないことがある。

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科学技術・学術政策局政策課

(科学技術・学術政策局政策課)

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