2.各法人等の概算要求のポイント

(5)機関名:物質・材料研究機構

事項(主なプロジェクト等) 予算額(百万円) 事業の概要
18年度予算額 19年度要求額 増減額
[支出]        
1.人件費 5,992 5,993 1  
2.業務経費 10,087 12,988 2,901  
(主なプロジェクト研究開発)        
1.ナノテクノロジーを活用する新物質・新材料の創成のための研究        世界を先導する技術革新を目指し、新たなブレークスルーの可能性を秘めたナノテクノロジー基盤技術の技術革新を目指し、基礎研究・基盤研究開発を実施する。
うち、ナノテクノロジー共通基盤技術の開発        ナノテクノロジー高度基盤技術を開発することにより、我が国のナノテクノロジー研究に世界を先導する転機をもたらすことを目的とし、「加工造形基盤技術」、「計測分析基盤技術」、「理論計算基盤技術」、「ナノ構造創製制御技術」を開発整備する。
うち、ナノスケール新物質創製・組織制御        ナノレベルにおける構造や組織を制御することで、組織的・系統的にナノスケール物質・材料の開発を進め、次世代を担う革新的シーズを創製する研究を実施する。
うち、ナノテク活用情報通信新材料の開発        半導体、オプト、磁性の各種物質・材料をナノオーダーで観察、制御し、ユビキタス社会を実現する種々のデバイス創製を目的とし、物質構造とそれによって発現する電気的、光学的、磁性的特性の相関を明確化し、材料科学に立脚した開発指針を確立する。
うち、ナノテク活用バイオ材料の開発        細胞膜と調和するナノ構造、および細胞機能を活性化するミクロ・マクロ構造を制御し、新規医療デバイス・システム、次世代再生医療・セルセラピー・低侵襲性治療技術につなげ、さらに、細胞機能化・集積化技術、ナノ・マイクロ加工技術、ナノ界面制御技術を用いて生体分子及び細胞間相互作用をナノ領域で制御し、生体分子及び細胞機能情報の高感度計測技術を開発する。
2.社会的ニーズにこたえる材料の高度化のための研究開発        CO2(二酸化炭素)の削減やエネルギー効率化など経済的・社会的価値のある材料創製と、限りある資源・エネルギーの最大限の活用を目指した材料の基礎研究・基盤的研究開発を実施する。
うち、環境・エネルギー材料の高度化の研究        資源・エネルギーの最大限活用、新エネルギー開発、環境負荷物質の低減、環境浄化などに資する材料と、その関連技術を対象とする先端的研究を実施する。
うち、高信頼性・高安全性を確保する材料の研究        安全・安心社会の実現を目指すため、生活空間における近未来の事故を未然に防ぐ高信頼性・高安全性を確保する高度材料技術の開発をめざし、近未来に必要とされる構造材料及び材料利用技術への基盤技術を構築するとともに、安全・安心社会に寄与する構造材料技術を確立する。
3.施設費
301 320 19  研究スペースを有効利用するとともに、必要に応じ施設・設備の更新・整備を重点的・計画的に実施し、十分な研究スペースを確保する。
うち、千現地区熱源気機械室ボイラー更新等 301 320 19  千現地区及び並木地区において、老朽化が進んでいる機器・設備を更新し、研究環境等業務の改善に努める。
合計 16,380 19,301 2,921  
[収入]        
1.運営費交付金 15,968 18,864 2,896  
2.施設整備費補助金 301 320 19  
3.自己収入 111 116 5  
合計 16,380 19,301 2,921  

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科学技術・学術政策局政策課

(科学技術・学術政策局政策課)

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