資料4-2 研究活動の不正行為についての検討

1 背景

○ 研究活動における不正行為は、科学の発展を妨げ、研究に対する社会の信頼を損なう行為であり、あってはならないもの。
○ 基本的には、研究者一人一人のモラルの問題であるが、研究と社会との関わりがますます深まる状況の中で、研究者にはより高い意識をもって自己を規律することが求められる。
○ 一方、一定の趣旨・目的のもと、特定の研究課題に対して配分されている競争的資金の性格にかんがみれば、これらを活用した研究において、不正行為が指摘された場合の対応に関し検討が必要である。

2 調査検討の考え方

○ 対応を検討する不正行為は、競争的資金を活用した研究活動における捏造、改ざん、盗用とする。
○ 不正行為に関する告発の受付及び調査に係る体制、不正行為が確認された場合の措置等に関するガイドラインなど、不正行為への対応の制度化について検討する。
○ その他、関連事項について調査検討を行う。

3 主な調査検討事項例

(1)調査・事実確認の方法等

  • 告発の受付方法・体制
    ⇒ 受付窓口の設置、告発の取扱い 等
  • 調査・事実確認の方法・体制等
    ⇒ 調査・事実確認の主体、調査組織・構成員、調査方法、調査の妥当性の確認方法・体制、調査結果の取扱い 等

(2)調査結果に基づく措置

  • 措置内容及び決定方法等
    ⇒ 措置の内容、決定の基準、決定の方法・体制、措置内容の取扱い 等
  • 措置の対象となる研究者の範囲
    ⇒ 不正行為と認識していなかった研究者、研究支援者等の取扱い 等

(3)告発者・被告発者の保護
 ⇒ 調査段階における情報管理 等

(4)その他関連事項

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