科学技術・学術審議会第1期国際化推進委員会(主査:大崎仁国立学校財務センター所長(当時))が第2期科学技術基本計画を指針とした報告「科学技術・学術活動の国際化推進方策について」を取りまとめてから約1年半が経過した。その間、文部科学省においては提言を着実に実施するなど取組みを進めてきたが、他方で、人材や技術といった「知」をめぐる国際競争が激化するなど、国際情勢は変化し続けている。
第2期国際化推進委員会では、こうした情勢変化も踏まえつつ、第1期国際化推進委員会報告で示された基本的考え方をさらに掘り下げ、次期科学技術基本計画に向けて国際展開の方向性を示すべく議論を行った。本提言が「国際化」からさらに踏み込んだ「国際展開の戦略的推進」の指針となることを希望するものである。
科学技術・学術政策局国際交流官付
-- 登録:平成21年以前 --