科学技術の一層の振興に当たっては、施策の重点化とともに、効果的・効率的に成果を創出するための科学技術システム改革を行うだけでなく、施策の必要性等を見極め、必要な整理・合理化・削減を図る。
その際、新規要求を検討している施策だけでなく、従来からの施策についても、以下に掲げる観点からの評価を行い、優先順位を検討しながら、重点化及び整理・合理化・削減を行う。
特に、経済活性化のための研究開発プロジェクトの検討に当たっては、既存プロジェクトについて徹底した見直しを行い、重複するもの等については、整理・合理化・削減を行った上で重点化を図る。
○必要性:国にとって必要であり、現時点で国が関与しなければ実施ができないものか。
○計画性:目的を実現するための手段・体制が計画として適切か。
○有効性:期待される成果を、期間中に得られる見込みがあるのか。
○効率性:期待される成果は、投資に見合うものか。
重点化及び整理・合理化・削減の具体的な進め方は、本方針及び分野別推進戦略を踏まえ、まず各府省が、概算要求作業の過程で評価を行い、検討する。
重点事項に該当する新規施策に関しては、総合科学技術会議が、概算要求前に各府省の検討状況を把握し、府省の枠を超えた効果的な取組となるよう調整を図る。
さらに、予算編成過程において、総合科学技術会議は、各府省がまとめた概算要求事項を検討する。その際、総合科学技術会議は、本方針を十分に反映した予算編成が行われるよう、必要に応じて、予算編成過程で財政当局との連携を含め適切な対応を行う。
科学技術・学術政策局政策課
-- 登録:平成21年以前 --