審議会情報へ

中央教育審議会

 1953/8 答申等 
社会科教育の改善に関する答申 (第2回答申(昭和28年8月8日)) 

  
2  社会科教育の改善に関する答申

(答  申)
  昭和28年8月8日
文部大臣  大  達  茂  雄  殿
中央教育審議会会長
亀  山  直  人

社会科教育の改善に関する答申
  
  本審議会は,教育課程審議会が文部大臣に答申した「社会科の改善に関する答申」について慎重に審議した結果,その趣旨を認め,これに賛意を表する。ただし,当局は次の付記事項に留意して,すみやかに具体策を講ぜられるよう要望する。

付    記
  
1.答申の一般的事項4.中に「基本的人権の尊重を中心とする民主的道徳」とある意味は,民主的道徳の中心は人格の尊重,ひいては社会公共への奉仕にあるとの意味に理解すべきであるから,これが実施に当たっては,その趣旨に沿い遺漏のないよう努めること。
  
2.社会科教育の効果をあげるためには,これが担当教師の学力その他の能力に負うところがきわめて大きいので,教員養成ならびに現職教育の面においても十分な検討を加える必要がある。
  
3.教科・科目の組織の改善については,社会科と同様に理科についても検討する必要がある。


(大臣官房政策課)

ページの先頭へ